東京市場は朝方から買い優勢の展開が予想される。欧米株高に加え、海外ではCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)やシカゴ・オプション取引所のVIX指数(恐怖指数)などが大幅続落となった。米金融株が買われた流れを受けて、メガバンク中心に証券や建設、不動産株などが相場をけん引か。一方、為替は円安方向に少し戻してはいるものの、25日線を割り込んでいる大手自動車株やハイテク株などの外需・輸出関連株は比較的戻りが鈍くなると想定したい。
全体的には海外株高を織り込んだあとの上値追いには、取引時間中の円安やアジア株高などの支援材料が必要であろう。大型投信の設定や月末ドレッシング買い期待、MSCIのリバランスによる買い需要など注目材料は多い。
日経平均の予想レンジは11300円-11445円。昨日は陰線安値引けとなったが、短期の上昇チャネル内を概ね維持しておりトレンドに大きな変化ではない。もみ合い基調がもうしばらく続く可能性もあるが、25日線(11192円)や基準線(11051円)の上昇基調を背景に上放れにつながるかが短期的な焦点だ。まずはきょうの転換線上昇で反発できるかが注目される。
27日のダウ平均は175.24ドル高の14075.37ドルと5年ぶりの高値で終了。一時は204ドル高まで上昇する場面があった。FRB議長による下院証言で、2016年までに失業率が6%台まで回復しない可能性を指摘し、現在の金融緩和政策で経済を支援すると示したことが好感された。また、政局混乱が警戒されるイタリア国債入札で需要が堅調だったほか、ボルカールールが完了するのが2013年下半期以降にずれこむとの報道を受け、GSやモルガンスタンレー、JPモルガンなどの金融セクターに買いが入った。
NASDAQは32.61ポイント高、S&P500は19.05ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ185円高の11445円、ドル建ては200円高の11460円で終えた。
トレーダーズウエブより
全体的には海外株高を織り込んだあとの上値追いには、取引時間中の円安やアジア株高などの支援材料が必要であろう。大型投信の設定や月末ドレッシング買い期待、MSCIのリバランスによる買い需要など注目材料は多い。
日経平均の予想レンジは11300円-11445円。昨日は陰線安値引けとなったが、短期の上昇チャネル内を概ね維持しておりトレンドに大きな変化ではない。もみ合い基調がもうしばらく続く可能性もあるが、25日線(11192円)や基準線(11051円)の上昇基調を背景に上放れにつながるかが短期的な焦点だ。まずはきょうの転換線上昇で反発できるかが注目される。
27日のダウ平均は175.24ドル高の14075.37ドルと5年ぶりの高値で終了。一時は204ドル高まで上昇する場面があった。FRB議長による下院証言で、2016年までに失業率が6%台まで回復しない可能性を指摘し、現在の金融緩和政策で経済を支援すると示したことが好感された。また、政局混乱が警戒されるイタリア国債入札で需要が堅調だったほか、ボルカールールが完了するのが2013年下半期以降にずれこむとの報道を受け、GSやモルガンスタンレー、JPモルガンなどの金融セクターに買いが入った。
NASDAQは32.61ポイント高、S&P500は19.05ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ185円高の11445円、ドル建ては200円高の11460円で終えた。
トレーダーズウエブより