銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



勧誘や営利目的ではありません
あくまで個人の趣向の範囲とご理解下さい

7月30日

2014-07-30 | 経済動向
東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15500円-15700円。米株安が重しになるとみられるも、為替市場は1ドル=102円台へと円安が進んでおり、先物価格の下落も限定的となっている。また、ADRでは好業績となったコマツやホンダなどが買われており、海外株安を吸収する動きに期待がかかる。寄り付き前に発表される6月鉱工業生産も注目を集めよう。市場予想は1.1%減と2カ月ぶりの減少となっている。後場にかけては、米FOMCの結果公表を前に手仕舞い売りで主力株が弱含む可能性もありそうだ。

29日のNY株式相場は下落。欧米が対ロシア制裁の強化を発表したことを受けて地政学リスクへの警戒から売りが優勢となった。ダウ平均は前営業日比70.48ドル安の16912.11ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比2.21ポイント安の4442.70ポイント、S&P500は前営業日比8.96ポイント安の1969.95ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ40円安の15600円、ドル建ては20円安の15620円で終えた。

7月24日

2014-07-24 | 経済動向
東京市場は小動きとなりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15250円-15400円。海外株式市場や為替市場に目立った動きがなく、前日同様に全体相場は明確な方向感のない展開が想定される。手掛かり材料としては、材料株物色と企業決算に限られる。中でも企業決算では、日本電産の評価に注目が集まるだろう。増収増益で通期見通しと年間配当を上方修正。市場予想は下回ったものの、ADRでは上昇しており、東京市場でも堅調な動きをみせれば他の主力株にも好影響を与えそうだ。経済指標では、寄り付き前に6月貿易収支、10時45分に中国7月HSBC製造業PMIが発表される。企業決算では、ファナック、信越化、中外薬、アドバンテスト、キヤノンなどが予定されている。

23日のNY株式相場はまちまち。総じて市場予想を上回る企業決算が発表されたことが好感されるも、ダウ平均は前営業日比26.91ドル安の17086.63ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比17.68ポイント高の4468.16ポイント、S&P500は前営業日比3.48ポイント高の1987.01ポイントで終了した。S&P500は7月3日以来、3週間ぶりに終値ベースの過去最高値を更新。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ25円高の15355円、ドル建ては40円高の15370円で終えた。

7月23日

2014-07-23 | 経済動向
東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1460/値下がり270と大幅に値上がり優勢。主力株は、信用規制が強化される中で鉄建が商いを伴って上昇。東京製鉄の好決算で業績期待高まった鉄鋼株では新日鉄住金が3%近い上昇率を記録した。また、円安基調やモルガンの格上げを手掛かりに任天堂にも買いが入った。新興市場銘柄では、新作アプリに期待がかかるコロプラが急騰。ソディックは新金属3Dプリンターの開発が引き続き材料視された。東証1部の売買代金は1兆7970億円と9営業日連続で2兆円を下回った。個別で買いが入ったところでは、ゴールドマンが投資判断を「売り」から「買い」へ2段階引き上げた日清食品、1年前倒しで新中計を策定した清水建設などが人気化。一方、野菜ジュースの需要が低下傾向で業績下方修正したカゴメは6営業日ぶりに反落した。

今日の取引から時価総額の大きい「TOPIX100」の銘柄で株価の刻み幅が変更された。刻み幅を小さくすることで、買い注文と売り注文の価格差を縮めて取引の機会を増やし、売買の活発化を図る狙いで、株価が1000円以下の銘柄では10銭単位の株価が導入。みずほFGは前日比で約4.4倍超の出来高をこなすなど、一部低位の銘柄は活況だったものの、全体相場の商い増加にはつながらず。売買システムに混乱がなかったことだけがポジティブ材料との声も聞かれた。今晩の米国市場では、アップルやマイクロソフトといった主力ハイテク企業の決算が控えており、内容に加えてアップルでは「iPhone6」に関する材料も期待される。アップル関連銘柄からハイテク株全体に物色の矛先が向かう可能性がある。東京市場では日本電産の決算に注目したい。

東京市場は小動きとなりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15250円-15450円。米株市場は主力ハイテク企業の好決算で堅調に推移しており、S&P500は過去最高値を更新。ウクライナ問題もわずかながら好転しつつあり、為替市場でドル円が1ドル=101円台半ばで膠着していることを除くと、外部環境にリスク要因は少なくなっている。ただ、先物市場では目立った動きがなく、決算内容を確認をするまでは主力企業に積極的な買いを入れにくい状況が続きそうだ。また、米アップルの決算に対する反応も注目される。1Qは増収増益となったものの市場予想には届かず、時間外取引では下落しているため、アップル関連銘柄にネガティブな影響が及ぶ可能性がある。23日付「日経新聞」では「電子部品大手の受注鈍化」との報道もあり、ハイテクセクターには向かい風の相場となることも想定される。

22日のNY株式相場は反発。米消費者物価指数の伸びに加速が見られなかったことを好感したほか、総じて好調な企業決算が続いたことが好感された。ダウ平均は前営業日比61.81ドル高の17113.54ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比31.31ポイント高の4456.02ポイント、S&P500は前営業日比9.90ポイント高の1983.53ポイントで終了した。なお、S&P500は取引時間中に1986.24ポイントを示現し、取引時間中の過去最高値を更新した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ25円高の15355円、ドル建ては55円高の15385円で終えた。

7月22日

2014-07-22 | 経済動向
東京市場は小じっかりの展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15200円-15350円。海外市場は地政学リスクが意識されて弱含みの動きとなっており、連休明けの東京市場は先物価格にサヤ寄せする形で寄り付きは買い先行となるも、朝方の買い一巡後は上値の重い展開が想定される。本日から東証がTOPIX100構成銘柄に小数点株価を導入する。値幅が取りにくくなるとの見方が多く、出来高の多い低位株を中心に短期売買への影響に注目したい。経済指標では特に目立ったものはなく、短期的な材料としては安倍晋三首相が燃料電池車(FCV)に対して200万円を補助していくと表明したことで、燃料電池関連銘柄が人気化しそうだ。

21日のNY株式相場は反落。今週の主要企業決算の発表を控え、手控え感が漂う中、地政学リスクへの懸念が意識され、軟調となった。ダウ平均は前営業日比48.45ドル安の17051.73ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比7.44ポイント安の4424.70ポイント、S&P500は前営業日比4.59ポイント安の1973.63ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ65円高の15275円、ドル建ては80円高の15290円で終えた。

7月17日

2014-07-17 | 経済動向
東京市場は買い優勢の展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15350円-15500円。米ダウ平均が過去最高値を更新し、CME先物も上昇。外部環境の好転を受けて、日経平均は7月4日高値(15490円)を目指す動きが想定される。ADRではソニーの動きが堅調で、米株市場でもハイテク関連株が動意付いていただけに、その流れが東京市場にも波及する可能性がある。イベントでは、日銀が7月の月例経済報告が公表。決算発表では安川電機(6506)に注目。

16日のNY株式相場は上昇。好決算や材料を受けてテクノロジーセクターが堅調となり、全体を主導した。ダウ平均は前営業日比77.52ドル高い17138.20ドルで終了、過去最高値を更新した。 NASDAQは前営業日比9.58ポイント高の4425.97ポイント、S&P500は前営業日比8.29ポイント高の1981.57ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ60円高の15440円、ドル建ては75円高の15455円で終えた。