銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



勧誘や営利目的ではありません
あくまで個人の趣向の範囲とご理解下さい

5月31日

2013-05-31 | 経済動向
東京市場は反発が予想される。海外株高を好感し買い戻しが先行するかたちとなりそうだ。需給面の悪化が続くなか、信用買い残の少ない銘柄や好業績銘柄の下値を拾う動きが見られそう。月末のドレッシング買いなどに対する期待感もあり、前場は堅調に推移しそうだ。寄り前発表の4月鉱工業生産の結果などにも注目したい。

日経平均の予想レンジは13700円-13940円。

5日線(14196円)に向けて自律反発が予想される。一目均衡表上では遅行線が当時の株価と接する水準まで下落したことで、いったん反発基調に転じるタイミングとみられる。一方、中期のトレンドをみる新値10本足が陰転した。25日線が下げに転じるタイミングにも近く、戻りが鈍ければ6月に向けて12600円処まで調整が深まるリスクは残っている。

30日のNY株式市場は反発。ダウ平均は前日比21.73ドル高の15324.53ドルで終了した。1-3月期GDP(改定値)と新規失業保険申請件数の結果が市場予想より軟調だったことを受け、米当局による量的緩和縮小懸念が後退した。
 
NASDAQは23.78ポイント高、S&P500は6.05ポイント高で終了。CME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ200円高の13810円、ドル建ては220円高の13830円で終えた。

5月30日

2013-05-30 | 経済動向
東京市場は反落へ。海外株安を受けて売り先行となりそうだ。欧米主要指数は高値圏でもみ合いは維持しているものの、投資家心理の悪化が続いており、序盤から敏感にネガティブに反応する公算が高い。一方、円安基調は続いており、売り一巡後は新興市場への押し目買いが予想されることや、後場からは主力株の下値を拾う動きもありそうだ。

日経平均の14000円割れは昨晩の夜間取引(安値13840円)で織り込んでおり、序盤から14000円前後を維持できれば、買い戻し機運が次第に強まる展開を想定。予想レンジは13980円-14280円。下げ幅を広げる場面もあろうが、5日線(13341円)の急激な下落が抑えられることや、基準線(14564円)がいったん上昇に転じるタイミングでもあり、極端に下げる展開にはなりづらい。短期的な下値メドは14000円処、13500円処、12650円処(月足均衡表で遅行スパンが抵抗帯上限と一致する水準)などが注目される。変化日候補は6/3、17である。

29日のNY株式相場は反落。ダウ平均は前日比106.59ドル安の15302.80ドルで終了した。OECDが世界のGDP伸び率の見通しを3.1%とし、昨年11月見通しの3.4%から引き下げたことから、世界的な景気減速懸念が重荷となった。また、足元の米住宅指標が堅調なことから、米当局による出口戦略も意識された。好配当銘柄の一角にも利益確定売りが入り、ダウは一時179.86ドル安の15229.53ドルまで下落した。
 
NASDAQは21.37ポイント安、S&P500は11.70ポイント安で終了。CME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ215円安の13985円、ドル建ては185円安の14015円で終えた。

5月29日

2013-05-29 | 経済動向
東京市場は続伸か。連休明けの米国株上昇を中心に海外株高が押し目買い意欲を後押しするだろう。一方、買い一巡後はドル円の戻り一服感や金利の不安定な動きを背景に伸び悩む公算が高い。調整期間が比較的長い新興市場の方が反発力は強そうだ。
 
日経平均の予想レンジは14330円-14564円。

下げる5日線(14635円、5/28)と上げる25日線(14376円、5/28)を意識して、14400円~14500円の価格帯中心に比較的値幅が出にくい相場展開が予想される。あすの5日線下げ止まりないしは上昇の可能性、基準線(14564円)の上昇を前にして、この2日間の高値(14381円~14399円)付近をサポートに推移できるかが重要なポイントである。

28日のNY株式市場は上昇。ダウ平均は前日比106.29ドル高の15409.39ドルで終了した。連休中に日本や欧州などの主要先進国の株式市場が堅調に推移したことにつれ、一時218.39ドル高の15521.49ドルまで上昇した。上値では利益確定売りに押されたものの、5月消費者信頼感指数が予想を上回ったこともあり、終日買い優勢となる動きをみせた。NASDAQは29.74ポイント高、S&P500は10.46ポイント高で終了。CME225先物は昨晩の大証日中終値と比べ50円高の14410円、ドル建ては70円高の14430円で終えた。

5月28日

2013-05-28 | 経済動向
東京市場は反発が予想される。日経平均先物は昨晩の夜間取引で一時13600円台まで売り込まれる場面があったが、引けは13900円台まで戻した。前場序盤の売り圧力を和らげる可能性があり、欧州株の上昇に加え、ドル円の底堅さが確認できれば、自律反発も兆しが出てくるだろう。また、米株先物の動き次第では、連休明け米国市場の動向を見越した動きが出てくる公算が高い。
 一方、材料難のなか外部環境に左右されやすい。前場軟調な推移をたどるケースなどは、午後の立会外取引などに関連した後場からの売り、信用取引による追い証発生や裁定解消売りを誘発するような売り仕掛けなどが出やすい点には留意したい。

日経平均の予想レンジは14000円-14330円。

25日線(14333円)を下回りネガティブなムードが漂っているが、一目均衡表上では基準線(14564円)の上昇基調が続いている点や、遅行スパンに売りサインは出ていない。よって、押し目処を探りながら、自律反発を狙う局面であろう。変化日候補は6/3、17。終値で13843.46円を下回ると新値10本足が陰転する。ただ、目先反発のケースでも、もち合いに移行できるか、アヤ戻しのあと二段下げにつながるかは、その後数日の動きをみるしかない。早々に強い反発で切り返せないと、25日線が下げに転じるのが早くなり、12600円処まで調整が深まる可能性が高まるだろう。

27日の欧州株式市場は反発。独DAXは0.93%上昇、仏CAC40は0.96%高で取引を終えた。中国首相が中国政府によるEU支援の方向を示したことで、欧州の景気減速に対する過度な警戒感が和らいだ。ただ、米国市場がメモリアルデーで休場だったため、全体的には上値は限定的だった。

トレーダーズウエブより


5月24日

2013-05-24 | 経済動向
東京市場は買い戻しが先行しそうだ。米国株式の下げが小幅にとどまったことや、昨晩は株安を助長させるような悪材料がでなかった点に注目したい。先物を中心に債券や為替市場をにらみながら神経質な値動きが予想される。前引け、後場寄りなどの時間的節目に近い動きには注意したい局面である。新興市場の戻りは相対的に鈍くなる公算が高い。
 一方、前日の大幅安で手控え感がある程度は予想されることや、物色も週末要因でリバウンド狙いの短期売買が中心となろう。主力株ではキヤノン(7751)に注目か。

日経平均の予想レンジは14700円-15150円。

上昇続く一目均衡表の基準線(14473円)処から反発する展開が予想される。転換線(15213円)が目先の上値メド。基準線を一時的に下回る可能性もあるが、同線の上昇基調が続いている点や、遅行スパンもまだ株価の上方に位置し逆転サインは出ていない。今後、もち合いに移行できるか、アヤ戻しのあと二段下げにつながるかは、ここ数日の動きをみるしかないだろう。

23日のダウ平均は前日比12.67ドル安の15294.50ドルで終了した。世界同時株安の影響から一時126.94ドル安まで下落する場面があったが、4月新築住宅販売件数の結果が予想を上回ったほか、HPの堅調な決算が下支え材料となり下値では買いが入った。
 
NASDAQは3.88ポイント安、S&P500は4.84ポイント安で終了。CME225先物は昨日の大証日中終値と比べ210円高の14800円、ドル建ては230円高の14820円で終えた。