銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



勧誘や営利目的ではありません
あくまで個人の趣向の範囲とご理解下さい

8月25日

2017-08-25 | 経済動向
円安進行を好感もイベント控えた週末で様子見相場か
 
東京市場は堅調か。欧米株はまちまちで米国株は下落。ジャクソンホール会合前で様子見姿勢が強い。ドル円が米新規失業保険申請件数の良好な結果などを受けてドル高・円安が進んでおり、日本株には為替がポジティブに作用する展開を予想する。CME225先物は大証日中終値と比べて85円高の19405円、ドル建てが95円高の19415円で取引を終えた。

イベント前でもあり、日本株も大きな動きは出づらいと想定される。きのうの下げ分を戻す程度の上昇は期待できるが、19500円には届かずといった展開か。上値が重かった週の週末で、売買増加は期待しづらく、北朝鮮のリスクも依然として残る。ドル円が110円に迫るような動きとなれば、会合への期待買いが盛り上がる可能性もあるが、総じて方向感に乏しい地合いが継続すると予想する。

日経平均の予想レンジは19350円-19480円。

トレーダーズウエブより

8月22日

2017-08-22 | 経済動向
東京市場は軟調か。欧州株は朝鮮情勢を警戒して下落。米国株はジャクソンホール会合を前に様子見姿勢が強く、ダウ平均とS&P500が小幅に上昇した一方、ナスダック総合は下落した。ドル円は地政学リスクや米政局の不透明感を嫌気して一時108円台半ばまでドル安・円高が進む場面があった。足元では109円00銭近辺で推移している。CME225先物は大証日中終値と比べて40円安の19320円、ドル建てが30円安の19330円で取引を終えた。

円高進行を嫌気して売り優勢の展開が想定される。きょうは国内外ともに材料に乏しく、また24日からのジャクソンホール会合までは動きづらい地合いでもあることから、商いも盛り上がりづらく、閑散相場の様相が強まると考える。108円台をつけた後に戻しているドル円が、109円台より上での推移が続くようであれば、徐々に押し目買いも入り出すであろう。しかし、腰の入った買いは期待しづらく、上値の重い展開が続くと予想する。日経平均の予想レンジは19280円-19390円。

トレーダーズウエブより

8月18日

2017-08-18 | 経済動向
米国株が大幅安、ネガティブ材料続出で売り優勢か
 
東京市場は大幅安か。欧米株はそろって軟調。欧州ではFOMC議事要旨公表を受けて金融株が売られた。米国ではトランプ大統領が助言組織を解散したことが嫌気される中、コーン米国家経済会議委員長の辞職の噂も流れて売りが優勢。バルセロナでテロ事件が発生したこともリスク回避の流れに拍車をかけ、ダウ平均は274ドル安と大幅に下落した。ドル円はリスク・オフの円高が進み、足元では109円40銭近辺で推移している。CME225先物は大証日中終値と比べて200円安の19480円、ドル建てが195円安の19485円で取引を終えた。

北朝鮮リスクが依然くすぶる中でネガティブ材料が続出しており、全面安の展開が想定される。CME225先物水準からは19500円近辺からのスタートとなりそうだが、今週、週初に19500円を割ったところで下げが止まって反転しており、いったんは19500円どころで落ち着きどころを探ると考える。ただし、今週はここまで上値の重い動きが続いており、押し目買いは期待しづらい。19500円より下での推移が続いた場合には、見切り売りが加速する可能性もある。日経平均の予想レンジは19350円-19600円。

8月8日

2017-08-08 | 経済動向
東京市場は堅調か。欧州株はまちまちで米国株は上昇。米国では4-6月期決算や先週の雇用統計を好感する流れが継続してダウ平均は10連騰。9日連続で史上最高値を更新し、S&P500も高値を更新した。ドル円は足元で110円70銭近辺で推移しており、円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて10円高の20050円、ドル建てが15円高の20055円で取引を終えた。

米国株の強い動きを受けて、良好な地合いが継続すると予想する。ドル円に関してはブラード米セントルイス連銀総裁のハト派的発言もあり上値が抑えられてはいるものの、きのうの取引時間の水準とほぼ変わらず。1Q大幅営業増益も純利益が大幅減であったソフトバンクGはADRでは上昇しており、好決算銘柄など材料のあるものを中心に、個別物色が旺盛になると考える。指数は場中は小動きとなる日が多く、きょうも大きな動きは出づらいとみるが、TOPIXに関しては連日の高値更新も期待でき、総じて売りが出づらい展開になると予想する。日経平均の予想レンジは20000円-20150円。

8月3日

2017-08-03 | 経済動向
東京市場はもみ合いか。欧州株は下落し米国株はまちまち。アップルの上昇がけん引してダウ平均は22000ドル台に到達している。ドル円は足元で110円70銭近辺での推移。7月ADP雇用統計は市場予想を下回る内容となったが反応は限定的であった。円建てのCME225先物は大証日中終値と比べて10円安の20060円、ドル建てが5円高の20075円で取引を終えた。

アップルの好決算は東京市場ではきのう織り込んでおり、買い材料とはなりづらい。ADP雇用統計の弱めの結果は週末の米雇用統計への期待値を下げる。一方で米国株の強い動きが継続していることで売りも出づらく、日経平均もきのう2万円台を回復したことから、投資家心理の改善が下値を支えると期待できる。ダウ平均の台替わりに対して初動が弱めになると想定される分、上値の重さが意識される展開になると考えるが、2万円近辺で底堅い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは20000円-20150円。