東証1部の騰落銘柄数は、値上がり863/値下がり746と値上がり優勢。主力銘柄では、燃料電池車を2014年度中に日本で市販すると発表したトヨタがしっかり。アイフルやケネディクスといったリフレ関連株に短期資金が流入。三菱UFJが目標株価を引き上げた富士通は年初来高値を更新した。配当権利落ちのキヤノンやブリヂストンなどは軟調。新興市場銘柄では日本通信やミクシィなど下げが目立つ中、上場3日目のフリークアウトは堅調に推移した。売買代金は1兆7340億円と4営業日連続で2兆円を下回った。個別で買いが入ったところでは、水素ステーション関連として三菱化工機や中国工業などが人気化。自社株買いを発表した戸田建設が年初来高値を更新した。一方、株主優待の権利落ちでPGMは大幅安。前日まで2日連続ストップ高となっていた日本MDMは利益確定売りに押された。
米株高を除くと材料に乏しく、朝高後は円高基調やテクニカル的な過熱感、明日発表される5月失業率・有効求人倍率や5月全国消費者物価指数を見極めたい市場参加者に手控えムードが広がった。相場の膠着感が強まったことで主力大型株よりも中小型の材料株物色への意識が高まっているところに、トヨタが2014年度中に燃料電池車を日本で市販するとのニュースがうまくはまった感がある。岩谷産業を筆頭に燃料電池・水素ステーション関連株が軒並み上昇。新興市場銘柄に下落が目立つだけに、短期資金が一気にシフトしてきたようだ。日経平均ボラティリティー指数は16.31と、2011年2月10日につけた16.16以来約3年4カ月ぶりの低水準を記録。週末を前に明日も小幅な値動きが想定され、燃料電池関連株の人気が継続するか注目したい。
東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15200円-15350円。米株市場の下落や為替市場でやや円高が進んでいることが重しとみられる。寄り付き前に発表される5月失業率・有効求人倍率や5月全国消費者物価指数が市場予想を下回る内容となれば、週末を控えていることも重なって手仕舞い売りが加速する可能性がある。外部環境などから本日も主力大型株に買いを入れにくい状況で中小型株優勢の相場が想定され、前日人気化した水素ステーション関連株のほか、1Q決算が出始める小売株などが注目を集めそうだ。
26日のNY株式相場は反落。米セントルイス連銀総裁の発言を受けて、早期利上げへの警戒感が浮上したことが嫌気された。ダウ平均は前営業日比21.38ドル安の16846.13ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比0.71ポイント安の4379.05ポイント、S&P500は前営業日比2.31ポイント安の1957.22ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ10円安の15310円、ドル建ては15円高の15335円で終えた。
米株高を除くと材料に乏しく、朝高後は円高基調やテクニカル的な過熱感、明日発表される5月失業率・有効求人倍率や5月全国消費者物価指数を見極めたい市場参加者に手控えムードが広がった。相場の膠着感が強まったことで主力大型株よりも中小型の材料株物色への意識が高まっているところに、トヨタが2014年度中に燃料電池車を日本で市販するとのニュースがうまくはまった感がある。岩谷産業を筆頭に燃料電池・水素ステーション関連株が軒並み上昇。新興市場銘柄に下落が目立つだけに、短期資金が一気にシフトしてきたようだ。日経平均ボラティリティー指数は16.31と、2011年2月10日につけた16.16以来約3年4カ月ぶりの低水準を記録。週末を前に明日も小幅な値動きが想定され、燃料電池関連株の人気が継続するか注目したい。
東京市場は小安い展開となりそうだ。日経平均株価の予想レンジは15200円-15350円。米株市場の下落や為替市場でやや円高が進んでいることが重しとみられる。寄り付き前に発表される5月失業率・有効求人倍率や5月全国消費者物価指数が市場予想を下回る内容となれば、週末を控えていることも重なって手仕舞い売りが加速する可能性がある。外部環境などから本日も主力大型株に買いを入れにくい状況で中小型株優勢の相場が想定され、前日人気化した水素ステーション関連株のほか、1Q決算が出始める小売株などが注目を集めそうだ。
26日のNY株式相場は反落。米セントルイス連銀総裁の発言を受けて、早期利上げへの警戒感が浮上したことが嫌気された。ダウ平均は前営業日比21.38ドル安の16846.13ドルで終了した。 NASDAQは前営業日比0.71ポイント安の4379.05ポイント、S&P500は前営業日比2.31ポイント安の1957.22ポイントで終了した。 円建てのCME225先物は日中終値と比べ10円安の15310円、ドル建ては15円高の15335円で終えた。