銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



勧誘や営利目的ではありません
あくまで個人の趣向の範囲とご理解下さい

7月9日

2013-07-09 | 経済動向
東京市場は反発を意識した買いが入る公算が高い。一方、買い一巡後はアジア市場の動向や10時30分発表予定の中国6月の消費者物価指数などを前に、手控えムードが強まる展開となろう。円安基調が強まれば自動車株などに買いが入る公算もあるが、主力株中心に戻り売り圧力も強い。今週は日銀金融政策決定会合があることや、週末の7月限オプションSQなども手控え要因となる。
 公共事業の拡大観測を背景に建設セクターで出遅れ銘柄を探す動きや、猛暑を背景にエアコン販売好調の思惑からケーズHD(8282)やビックカメラ(3048)などの家電量販店株、部品関連などを小まめに物色する流れが続きそう。また、主力株が手掛けづらいなか、新興市場を中心とした中小型株に資金シフトを想定。ウェストHD(1407)やニューフレアテクノロジー(6256)などに注目したい。

日経平均の予想レンジは14160円-14310円。

5日線(14118円)上で前日陰線にはらみ足を形成するイメージだが、アジア株の動向次第では上ヒゲの陰線が続く展開が予想される。基調に変化が生じやすい局面でもあり、7/12-16あたりまでは弱い動きが続く可能性も高い。一方、一目均衡表では上昇が続く転換線(13662円)や基準線(13456円)などがサポート水準となる。また、好転した遅行線が当時(6/3-5)の株価水準と接する13600円前後なども節目として意識されやすい。 短期的な上値メドは、14800円処、15400円処など。主要な下値メドは、転換線13662円、基準線13456円、25日線13332円、12920円処など。変化日は7/5-8、12-16、23-24前後となる。

8日のNY株式市場は上昇。ダウ平均は前日比88.85ドル高の15224.69ドルで終了した。  エジプトやギリシャ情勢に対する不安がやや後退したほか、米6月雇用統計の結果から米景気が堅調に回復していることが引き続き材料視された。取引終了後にアルミ大手アルコアの4-6月期決算発表を控えていたことで、引けにかけては手仕舞い売りに押される展開となった。
 
NASDAQは前日比5.45ポイント高、S&P500は8.57ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ210円高の14310円、ドル建ては330円高の14430円で終えた。