本を読もう!!VIVA読書!

【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

ブログカウンター■30万突破!■ お礼

2007年03月11日 | Weblog



 おかげさまで、 30万HIT  です 



  ←にあるカウンターが30万を越えました!



昨年の12月14日(あっ、討ち入りの日だ) 20万HITした時に、お正月もあるし、受験もあるし、いったいどうなることかと思いつつ、“やれるだけやってみます” と中途半端な決意表明(笑)をしましたが、そこから3ヶ月ギリギリで、30万HITを達成できました。実にありがたいことです。


書籍のご紹介以外に、スットコや受験情報などの記事をUPしながらでしたが、それらの記事もそれなりにお読みいただけたかなと感じております。

実際、いまだに書籍紹介ではない “持ち物チェックリスト” や “面接質問集” の記事には、他の記事以上にアクセスが続いており、少しは受験生諸君の役に立てたのかなと…。


また、当教室自慢の講師陣、要するに私の仕事仲間が、繁忙期にもかかわらず、参考書紹介でいやな顔一つせず (内心はともかくですね…)、このブログのためというより、読者である生徒・ご父母の参考にして欲しいと協力してくれたのには感激しました。

特に


 伊藤先生  「代々木の個別学習塾講師が想う、あれこれ」

        
  
genio先生 「試験に出る!!時事ネタ日記」

   
  
monta先生 「個人特訓教室・中川適塾日記です



はご自分のブログがあるにもかかわらず寄稿して下さいました。他にも、


aya先生 福原先生 Pochi先生 K先生 KOU先生 

Jonny先生 RYU先生 村井先生 F先生 Mie先生 ら、




多くの仲間が助けてくれました。

内輪の話で恐縮ですが、この場でお礼申し上げます。


そして、もちろん、何よりもそれらの記事を、いつも温かい目でご覧になっていただける方、コメントくださる方、またコメントせずとも拙い文をお読みくださる方、
   

 ありがとうございます



20万から30万まで、ちょうど12月から3月と受験シーズンがすっぽりとそこに入ってしまい、(ついでに愚息の受験まであり) なかなか逆にみなさんのブログにおじゃますることができなかったのですが、こうして見捨てずにご覧いただけましたこと、心よりお礼申し上げます。


さきほど20万HITの時の記事を見ておりましたら、その折、おめでとうのメッセージをくださったのが



 buckyさん ふるさん 風竜胆さん tani先輩 すかいらいたあさん 

きゃんきゃんさん HIRO。さん キムタツ先生 


と、いまだにお付き合いいただいている方ばかりで、うれしくて泣きそうでした(笑)。 

 Special Thanks お礼の申し上げようもございません。




さて、塾講師ですから、この時期からは、春期講習、そして新年度の授業スタートへとつながります。たくさんの生徒が入塾してくれることを祈りつつ、何とかまだ書籍紹介のブログという形で続けられそうです。


多くの生徒やご父母のみなさんに、“良い本だった、参考になった” と言っていただけるよう精進してまいります。

そこで…


目標1 5月末日までに40万HIT

目標2 4つのランキングでTOPへ




としてみました。偉そうですが…

明確な目標がないとなかなか続けられませんので…


どうぞこれからもお付き合いいただけますよう、



よろしくお願い申し上げます。



 
■■■
   ランキング  ■■■

と…早速で恐縮です(笑)。

わずらわしいとは存じますが、一生懸命がんばりますので

できましたら、スタートだけでも、お付き合い下さい。m(__)m



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『カミの震撼する日 -2005年の日中米大衝突』 ピータータスカ(著) 田村義進(訳) 

2007年03月11日 | 小説


カミの震撼する日.jpg


米国における 慰安婦決議案の騒動を見て、ぜひ取り上げてみたいと思った一冊です。

小泉政権が、“自民党をぶっ壊す” と絶叫し、熱狂的な支持で誕生したのが2001年4月、同年の9月11日にアメリカで同時多発テロが起こります。間髪いれず、アメリカはアフガニスタン侵攻を決行。日本もテロ対策特別措置法を作り、自衛隊がそれを後方支援しました。

大混乱の中、翌2002年の1月に田中真紀子外相を更迭し、内閣支持率が一時的に急落します。鈴木宗男氏が脚光を浴びるのもこの頃ですが、秘書給与問題などのスキャンダルが続発し、田中真紀子氏や鈴木宗男を追求していた辻元清美、さらに加藤紘一氏らまで失速。

そして、あの電撃的な北朝鮮訪問が同年の9月17日ですね。


本書はその直前、2002年7月に出版されました。2005年の世界を予言した近未来小説という形ですが、今ならそれを検証できますね。


筆者のピータータスカ氏は、ビジネス書などを数冊書いていますが、本職は作家ではなく、日本分析をする英国人アナリスト。なんと5年連続日経新聞のベストマーケットアナリストに選ばれているほどの日本経済通です。

同じイギリス人、同じ年代、同じ日本通のビルエモット氏が書いた、『日はまた昇る』 は日本経済の復活を予言しました(ただし2006年ですが)。今のところは確かに、GDPは成長を続け、株価も徐々にもどっていますね。

(そういえばタスカ氏とエモット氏の共著『日本の選択』が今月発売されています)


さて、本書です。副題が「2005年日中米大衝突」。物語自体はとてもおもしろく読むことができました。小泉改革が失敗し、大手銀行5つが合併して作った銀行も破綻、日本の経済、社会は大混乱。そこに元シンガーの右翼政治家 “ノザワ” が登場し、日本中の期待を一身に背負うのですが、影でノザワを利用しているのは…。

そして、その頃中国は日米分断を狙う、アメリカのたくらみは…というストーリーです。当時、石原慎太郎首相待望論が強かったことや、小泉首相が誕生した時の熱狂を考えれば、小泉改革で銀行をつぶしていたら、このストーリーも荒唐無稽とはいえないと感じたものです。


幸いなことに、現実には経済に関する限り筆者のストーリーははずれでした。確かに外資の手にわたった銀行もありますが、少なくともメガバンクは完全に立ち直りました。竹中平蔵氏の不良債権処理や、りそなへの公的資金投入がきっかけと評価されていますね。

政治の方はどうでしょう。本書では中国の策略にはまり、日本はアメリカとの同盟を打ち切り、ナショナリスティックになり軍事大国の道を歩み、世界から孤立するというストーリーです。

そう言えば防衛省に格上げされ、核武装が論議されています。久間防衛庁長官の発言が波紋を広げました。また外からは良好に見える日米関係ですが、手島龍一氏はずっと前から、テレビでさかんに、日米関係を修復せよ、外務省は機能していないと主張していました。

先日、『反日の構造(西村幸裕)』を取り上げましたが、今回の慰安婦の問題が日米でこじれるとやっかいですね。中国や韓国の国会や裁判所で問題にするのではなく、アメリカの議員を動かすあたりが不気味です。首相の発言も徐々に強気になっています。


筆者から見れば、日本は常に何もしないことを選択しているという分析が根底にあり、それを続けた場合、日本の近未来は本書に描かれている社会に近付いていくかもしれないというわけです。

氏によれば、明治維新と第二次大戦後で、日本はこれまで二度どんぞこから再生したけれども、その担い手はどちらも官僚たち。彼らは傲慢で無責任だが、それでも国民は彼らのおかげで強い経済と高い生活水準がある。そのためにがまんもできたのだが、今度ばかりは官僚がまったく機能していないという見立てです。

400ページ近い長編ですが、まだまだこの先の話を読みたくなるような展開でした。エモット氏との共著も出ておりますので、お薦めというより、ご紹介でした。

カミの震撼する日―2005年の日中米大衝突

講談社インターナショナル

詳   細
日本の選択

講談社インターナショナル

詳   細




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『カミの震撼する日 -2005年の日中米大衝突』 ピータータスカ(著) 田村義進(訳)講談社インターナショナル:384P:1890円




P.S. カウンターの30万ヒットが近付いています。もし今日中にHITすればもうひとつ、お礼の記事をUPします。微妙かな?