本を読もう!!VIVA読書!

【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『反日の構造 -中国・韓国・北朝鮮を煽っているのは誰か』 西村幸祐

2007年03月08日 | 外国関連


造.jpg


小泉政権から安倍政権になって、アメリカよりも先に中国・韓国を訪問してまで首脳会談を実現させ、日中・日韓の友好の時代に入ることを期待していましたが、またアメリカ議会の下院で慰安婦問題に関しての非難決議が出されるというではないですか。

慰安婦問題は一時期、日本の歴史教科書に載っていたのですが、結局、政府が国内外を徹底的に調べても、軍が関与したことを示す記録が何も出て来ないということで、今ではすべての教科書から削除され、ある意味、歴史論争としては決着済みだと思っておりましたし、もちろん日韓基本条約で、日本の韓国の方々に対する個人賠償も済んだ話だと…。


韓国人である、金完燮(キムワンソプ)氏の書いた『親日派のための弁明1・2』にも、本来、全く問題にならない話なのに、謝る方がおかしいと、この問題に関して非常に詳しく述べられています。


それでも安倍首相は就任当初から、軍の関与を認めた河野談話を継承すると言っていて、おそらく譲歩したつもりでしょうが、それが逆に、マイク・ホンダ議員が強制連行があったことの根拠にされてしまっています。実に不名誉なことです。


また、朝日新聞は、“いわゆる「従軍」慰安婦” という言葉を使っていますが、そもそも、“従軍看護婦” という言葉はあっても、“従軍慰安婦” というこの言葉すら、実際に戦時中使われていなかったことが明らかになっはずだと思うのですが…。なぜあえて使うのでしょう。


教科書から消えた今、学校の先生はこれをどう教えているんだろうといつも思っておりましたが、『いわゆるA級戦犯』(小林よしのり)の記事でご紹介しましたが、うちの子供も知らないうちに、反日!?君が代を歌わないはともかく、日本嫌いの子どもにする教育はやめて欲しいですね。


本書は “反日” がどうして無くならないのかということを事例を紹介しながら分析します。主に朝日新聞や筑紫哲也氏のNEWS23をはじめとするマスコミ報道を取り上げて、思想の偏りぶりを指摘します。

筆者はF1やサッカーのライターとしても活躍された方で、本書でもワールドカップの報道や、北京で行なわれたアジアカップの報道がふんだんに取り上げられています。

日頃、政治のことは考えないサッカーファンでもあの中国での試合の雰囲気は異常だと分かったはずですが、そういう高校生が読んでも分かりやすく書かれていると思います。

サッカーの報道など、まったく政治の入る余地などないと思っておりましたが、やはり専門家から見ると、かなりおかしな報道が入り込んでいるとわかって驚きました。


本書を読んであらためて感じるのは、教科書問題にしても、今回の問題にしても外交より前に、国内問題の様相だということです。


中国からも、もう詫びる必要がないという本が出るほど、公式には20回以上謝罪していますし、⇒ 『日本はもう中国に謝罪しなくて良い』(馬立誠)

胡錦濤国家主席は日本との関係改善を望んでいるようですし、⇒ 『中国が「反日」を捨てる日』(清水美和)

韓国の盧武鉉大統領はダメですが、韓国の若者は日本を好きな国のナンバー1に挙げるほどですから。⇒ 『そして日本が勝つ』(日下公人)


いったいどうしてそれを活かしていくのではなく、対立を煽る方向の報道が続くのか、正直、理解に苦しみます。


「反日」の構造―中国、韓国、北朝鮮を煽っているのは誰か

PHP研究所

詳  細

genio
先生も、これを取り上げていますので、よろしければご覧下さい。

     ⇒ 
【入試に出る!!時事ネタ日記】





  ■■■ ランキング ■■■

記事がいくらかでも参考になったと思われましたら

恐縮ですが、応援クリックよろしくお願いしますm(__)m
 

↓  

人気blogランキングへ 

 にほんブログ村 本ブログ  

ブログランキング  

       


http://tokkun.net/jump.htm 【当教室HPへ】