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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

中学受験 東京・神奈川 いっせいにスタート!

2007年01月31日 | 中学受験関連【算数・国語参考書など】

 
 【東京・神奈川、小6受験生のみんなへ】


とうとう来たね! 明日からだね。

自信満々の人もいれば、不安で不安でしょうがない人もいるでしょう。でもね、もうここまできたら、ジタバタしてもしょうがない。何をすれば良いかというと、今の自分の実力がきちんと出せるように気をつける。それだけ。


もし、今、落ち着かなくて、何かしたい人は、参考書や塾のテキストよりも、過去問をもう一度ざっと見直しておこう。中学受験というのは、常に過去問が最高のテキストだから。間違いない!


明日の持ち物(忘れ物)チェックはしたかな?まだだったら、これを見て確認ね。



 → 『受験生 持ち物(忘れ物)チェックリスト


それでもまだ、落ち着かない人は、genio先生が最後の時事問題のまとめをUPしてくれているから、のんびり復習しよう。


 
→ 【入試に出る時事ネタ日記】



さて、関東地方の天気はどうだろう? 今のところ明日は だ。


もちろん、誰だって合格したいし、先生たちやお父さん、お母さんもめちゃくちゃ合格して欲しいと思っているけれど、今、大切なのは結果を心配することより、最後までベストを尽くすこと。


本番の入試は、学校のテストや模擬試験と違って、満点をねらっちゃダメなんだ。自分のできる問題だけをきちんと解く。それで合格できるはずだから。


だいたいどこの学校でも7割取れば合格できるし、学校によってはたった半分正解するだけで合格することだって珍しくない。だから考え方としては、7割ねらいなら、30点分も間違えてOK、6割なら、40点捨てても合格する!


明日、よ~いドン!で入試が始まってさ、一番最初、出だしに難しい問題があった場合は特に注意ね。 “あっ、わかんない” ってあせりまくっちゃうから。


これは中学生や高校生のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちもよくやるミス。できれば、よ~いドンのあと、問題全部を見渡せる余裕が欲しいな。ちょっとぺらぺらっとめくるだけでもね。


“よし!去年と同じ” となるか “あっ変わってる” となるか…、どちらでも良いんだよ、実は。変わってると、きっとあわてるけど、気持ちの持ち方しだいで自分に有利にできる、チャンスかもしれない。きちんと名前を書いてスタートだ!


明日いきなり第一志望なら、何年分も過去問を解いているだろうからすぐに分かると思うけど、ひょっとして傾向が変わっていても、自分ひとり分だけ変わっているはずがない。当たり前でしょ、きっとまわりのみんなも、 “あせり度” は同じ。だから絶対にあわてない。あわてた人が負け。おもしろそうと思ったら勝ちだ。


あわてちゃうのと、急ぐのとは違うからね。


さらに、これも大切。一時間目に失敗するとダメージが大きい。もし最初が苦手科目だったり、得意科目のはずが、“あ~だめだ~” となっても、絶対にあきらめるな。泣きたくなっても、帰りたくなっても、最後の科目の最後の一分まで頑張る。いいね。


もし仮にどうにもなんないくらい、予想以上に難しかったら、まわりの人も同じように失敗しているはずだからまったく心配ない!ガッツポーズ、& ニコニコして、できたふりをしなさい(笑)。まわりはビビるぞ。


大丈夫、これまでやってきたことをきちんと出せれば、必ず合格点に達するんだから。


だって学校の教科書で習うことより、ずっとずっと難しいことを何年もやってきて、それだけですごいこと。すでに志望校に合格できるだけの学力はある。その間に受けた模試結果や、相性や実力をもとに決めた志望校なんでしょ。そのことを信じよう。


勉強もスポーツも、教えてくれた先生やコーチ、そして仲間、最後には自分!を信じられる人が勝つんだからさ。



おっ、あと緊張すると絶対トイレが近くなるから、早めに行っとくようにね(笑)。

最後に、ニコニコで家に帰れるように、ハッピーターンと、“勝ちの種”!さらに、軽くパスするで、“カルパス!”  完璧だ!



ハッピーターン.JPG       勝ちの種.JPG        カルパス.JPG
(クリックで拡大)

 

健闘を祈る!



【ご父母の皆様へ】

一応、受験生向けに上のメッセージを書きましたが、小6でこのブログを読んでいる生徒はまずいません(笑)。もし、明日の入試のことがご家庭で話題になったら、こんなことを伝えてあげるとよろしいかと思います。子どもには目に見えないプレッシャーがかかっていますからね。


でも、中学受験では、本人以上に緊張されているのが、お父さん、あ母さんですね。ひょっとして眠れなくとも、何年間に一回のことです。お子さんの身代わり、犠牲だと思ってがまんして下さい(笑)。


前日の晩ごはんは、縁起を担いで “カツ(勝つ)ドン” くらいで、他はなるべく普段通りで行きましょう。妙に優しくするのは、あやしまれますよ。緊張は敏感にお子さんに伝染しますから、度を越すとマイナスです。


2月1日がいきなり第一志望という方と、2日や3日に第一志望という方がおられます。いずれにしろ中学受験の場合は気分転換の余裕なく、連続で早起きして試験会場に向かわなければなりません。

スタートが良いに越したことはありませんが、万一初日はうまく行かなくとも、当然ですが、引きずらないように気を付けて下さい。


『どうだった』と真っ先に聞きたい気持ちは親として、塾講師としても同じですが、手ごたえが悪かった時は、言いたくないでしょう。子どもによっても違いますね。そして、良かったら、“うるさい!” と言わず聞いてあげましょう(笑)。


やり方はご家庭それぞれだと思いますが、落ち込んでいる場合の対処は考えておいていただきたいと思います。


“12の春を泣かせるな” そんな言葉もありますが、勝負事ですから(笑)、勝ちも負けもあります。そういう試練の場に参加され、これまで心を砕き、見守ってこられたすべての親御さんに敬意を表します。


最後まできっちりサポートしてあげて下さい。


湯島 お守り お札.JPG



心より、合格を祈念いたします。


VIVA


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『ネクストソサエティ 歴史が見たことのない未来がはじまる』 ピーターF ドラッカー

2007年01月31日 | ビジネス書・マスコミ関連
 

サエティー.jpg



一昨年95歳で亡くなった、ドラッカー氏の著作です。本書、執筆当時は93歳でしょうが、鋭い分析は衰えを知りません。本当にすごい。


新聞記者として、ヒトラーなどにインタビューをし、その記事でナチスから迫害を受けることを恐れ、出国。やがてアメリカに移り数々の活躍、日本政府からも勲章をもらっているほどの大経営学者ですね。


本書はこれまでに発表された論文やインタビューを集めたものですから、学問的な大論文を期待されると拍子抜けしてしまうでしょうが、その分非常に読みやすくなっています。

グローバリズムポスト産業化社会とはどんなものか。知識階級が中心となる 『ネクストソサエティー』 とはどういうものか、まだ見ぬ時代を具体的に大胆に予測します。

competition” という英語を、“競争” と訳し、その概念を日本に知らしめようとしたのが、福沢諭吉なら、“民営化” という、今となっては当たり前の政策を世界中に定着させたのがドラッカーです。


未来を予想するには、過去や現在を冷静に分析しなければなりません。例えば、日本の官僚システムこそが欠陥だと、新聞などを通じて知っていても、


「そういう構造になるのは歴史の必然であり、官僚組織が絶大な権力を持つことはフランス、イギリス、ドイツなどは日本以上である。権力を持たないほうが例外的である」


こう指摘されるだけで、視野が広がりませんか?


グローバル社会というもののなかで起こる現象、日本の他、アメリカ、中国、韓国など各国の歴史を踏まえた行動パターンの予測など、本来は経営者向けに書かれているとは思うのですが、学生にとっても知的刺激を得られる内容だと思います。


これからはどんな社会になるんだろう、自分は何をやったら良いのか、単にぼんやり考えても、答えは出ませんね。何学部を受けたらよいのか、迷っている生徒は非常に多いです。もちろん本書にその答えがあるわけではないのですが、きっと考えるきっかけになると思います。


いくつかの章は既に読んだことがあるような気がしますが、いずれも示唆に富む指摘で、高校生以上に勧めたい一冊です。



ネクスト・ソサエティ ―

歴史が見たことのない未来がはじまる

ダイヤモンド社

詳  細



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『ネクストソサエティー歴史が見たことのない未来がはじまる』ピーターFドラッカー
ダイヤモンド社:320P:2310円



新春恒例 【川柳】 (塾生・塾講師の川柳)

2007年01月29日 | スットコ ・ 川柳



いやぁ受験の緊張が続きます。 で、ちょっと息抜き。


当教室一月恒例の新春優秀川柳の発表です



毎週、毎月の予選をくぐりぬけてきた優秀作品。

昨年9月から12月の間に投稿していただいた川柳が対象です。

全作品を全講師、生徒に採点してもらい、合計点で競います。


『塾・勉強部門』 と 『一般部門』 の二部門。


それぞれに金賞 ・ 銀賞 ・ 銅賞 ・ 優秀賞があります。




まずは、優秀賞から、どうぞ!



 ■ 優秀賞 ■

『一般部門』

使うより 売るのが一番 PS3

増えていく 出生率より 自殺者が

柿食えば 腹が鳴るなり 食あたり

世界バレー 放送時間で 結果見え

目薬を 点すとき無防備 開いた口 



『塾・勉強部門』

皆勤賞 休まず遅れず 勉強せず

いじめっ子 名前書いちゃえ デスノート

浪人は ニートじゃないぞ! お父さん!!

久々に 開いた教科書 きれいだな

日本人 どうりで歴史に うといはず



 

ここからは銅賞、銀賞の発表です。




■■■ 銅賞 ■■■


『一般部門』


● フセインを 倒したブッシュ 共倒れ ●


● 食欲の“秋”だけだったら やせている


● ハンカチを 持っても王子に なれぬ僕  ●



『塾・勉強部門』


● 男子校 泣く泣く家庭科 メシ作る


● 「明日やろう」 受験生の 合言葉  ●


● 愛ちゃんは 早稲田大学 受かったサー!





■■■ 銀賞 ■■■


『塾・勉強部門』


■■■ あら不思議 履修したのに 知識ゼロ ■■■



■■■ リスニング 集中しても BGM ■■■ 





『一般部門』


 ■■■ Xマス 過ごす相手は まだX ■■■



■■■ ソフトバンク 0円のせいで ソフトパンク ■■■





そして、最優秀川柳、金賞は、これですっ!



■■■■ 金賞作品 ■■■■ 



『塾・勉強部門』



■■■ 持久走 俺にとっては 死んじゃい走 ■■■




『一般部門』



■■■ 子供減り 子供のような 大人増え ■■■ 

 




その通り!と思われる方
 
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それにしても生徒諸君や講師の方々、よく思い付きます。
入試に川柳があったら、うちの塾生はみんな特待生で入れそう(笑)。



川柳は毎年、お正月、5月、9月の年3回やっております。
入賞者には図書券が渡されますので、どうぞどしどしご応募下さい。

どなたでも参加できます。

当教室HPの川柳コーナーから、メールアドレスのみで投稿できます。





■■■ 川柳は時事、歴史問題でもあります ■■■



絶対にどこかの入試に出る!


中国・韓国史を genio先生がまとめております。


受験生は必ずチェック!→
 入試に出る時事ネタ日記




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『総合英語 Forest』 墺タカユキ 石黒昭博

2007年01月29日 | 大学受験【英語】参考書など


総合英語 Forest.jpg


『総合英語 Forest』 の第5版が一ヶ月ほど前にリリースされました。ものすごい勢いですね。学校で使っているところも多く、この改訂版に私も注目していました。


本書の解説は、中川教室の Mie先生にお願いしました。初登場ですね。


以下がMie先生の書評です。



■■■

こんにちは、中川教室で英語を担当しております。 Mieです。

初心者から上級者、内部進学生から受験生まで幅広く使えます。文法の丸暗記ではなく、理解を深めることに重点が置かれています。イラストを使った説明があるのが特徴です。


英語を日本語に訳すとき、「頭の中で状況を絵にできる」 ということはとても重要です。簡単な文章では必要ないかもしれませんが、複雑である場合、どっちつかずの「何となくの日本語」で訳してしまうこと、誰にでも経験があると思います。


まずは頭でイメージでき、さらに絵に描ければ、理解度は100%と言えるでしょう。

辞書の意味をそのまま暗記し日本語訳に使用すると、日本語として意味が通じないこともあります。これが丸暗記による弊害です。文法だって同じです。その場に応じて臨機応変に対応する必要があります。

理解度が深まれば誤訳は減ります。丸暗記はその場しのぎにすぎません。 高校生にとっては、今更聞けないと言ったような情報が含まれている点は助かるでしょう。さらに、基礎文法の他に高度な情報も多く含まれています。

英文法には例外が多く存在するので、この点もカバーすることができます。また、小テストも数多く用意されているので、分からない箇所を残さないようになっています。


但し、併せて問題集も発行されていますが、書店で購入することができません。問題集は学校関係者のみを対象としているようです。

使用者の立場に立てば、参考書と問題集をセットで売ってほしいものです。参考書のみとは、何とも残念です。


■■■


Mie先生のおっしゃるとおりで、かなり高い評価を与えられる参考書だと思いますが、私も正直、こういう学校優先という販売戦略がどうも気に入りません(笑)。


“業界” の事情はよく知りませんが…

使い方が意見の分かれるところなので、注意してください。具体的に説明するのは長くなりますので控えますが、要するに、607ページというボリュームがありますから、辞書的に使うのか、勉強の中心にして何度も通読するのか。


生徒の学年や学力によっても使い方が違います。


個人的には、生徒に対してというより、これから英語の教師になろうという人が、じっくりすべて理解できるまで読むのに最適かと思っています。(変な感想ですが…)

 

総合英語Forest

桐原書店

詳  細

 

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『総合英語 Forest』 墺タカユキ 石黒昭博
桐原書店:607P:1523円

 

 

 


『慶応大世界史』 『早稲田大世界史』 沼田 英之 矢野文明  坂本新一 神余秀樹

2007年01月28日 | 大学受験【国語・社会】情報・参考書
 


慶応大 世界史.jpg      早稲田大世界史.jpg



早稲田大学・慶応大学の入試はいつも、受験シーズンのクライマックスの時期に当たりますね。本書は大学別で、しかも世界史だけの内容。対象は絞られますが、注目に値する参考書のようです。


genio先生が解説してくれました。



■■■

早慶受験を考えている皆さんにお薦めの問題集がこれ! 早稲田・慶應それぞれの過去問から良問を選んで時代順に配列したものです。

両校とも学部によって形式は異なりますが、早稲田政経及び法学部以外の出題レベルは概ね共通しているので、基本的にどの学部の受験生にもお薦めです。

そして、早稲田を受験する方にとっても慶應の問題はいい練習になりますし、逆もまた言えるでしょう。

扱う時期としては通史の学習を一巡して、志望学部の過去問を解き終えた段階の仕上げの問題集として使うのが良いと思います。

この問題集で特に優れていると思うのが、早慶レベルの受験生にとって特に必要な知識レベルを明確に提示して、しかもそれを一つのテーマ史のように知識整理してくれている点です。

多くの問題集ではレベルの高い知識については単純暗記を求める傾向があり、それと比べると本書では丁寧に歴史的文脈を追って説明してまとめてくれていると言えます。

また、上記の早稲田政経や法学部に稀に出題される奇問の数々は省き、正攻法の知識勝負を仕掛けている姿勢にも共感しました。

個人的に特に気に入っている項目は、


1.ローマ教皇の事跡整理・・・カロリング朝を創始したザカリアスやアビニョン捕囚のクレメンス5世など 

2. ローマ皇帝の事跡整理・・・ブリタニアを征服したクラウディウスや第一次ユダヤ戦争のウェスパシアヌスなど 

3. シチリアの晩鐘の分かりやすい説明 

4. ヨーロッパの地域紛争と国際戦争・・・1949年のイタリア戦争から第3次ポーランド分割まで 

5. 中国の行政区分図・・・案外これがありがたいものです。 

6. トルコ人の変遷・・・丁零→高車→鉄勒→突厥;これは渋い です。


世界史受験の方であれば、あ!一度は見た事あるゾ!という内容がきちんとした文脈で出題されるのが早慶です。上手にまとめてくれている良い問題集ですね!



■■■


直前と言っても、早慶の世界史をまとめたい人にとっては間に合いそうな絶好の一冊らしい。

genio先生はずっと、時事問題の予想をしています。大学受験生(現代社会)に限らず、中学、高校受験生も、入試に社会のある人は絶対に確認しておいてくれ。

 
 genio先生のブログ→ ■ 入試に出る時事ネタ日記 ■




まだまだ、できることはたくさんあるぞ。

きちんと的を絞って最後までベストを尽くせ!



がんばれ!受験生!


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慶応大世界史

河合出版

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早稲田大世界史

河合出版

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『チャート式 新化学Ⅰ・Ⅱ』 野村祐次郎,辰巳敬,本間善夫 (数研出版)

2007年01月28日 | 大学受験【数学・理科】情報・参考書



     



モルがねぇ~、どうもねぇ~という私にとっては、この先生に教わっていたら、化学の “モル恐怖症” と、ついでに物理の“光年拒絶症” は治っていたと思いますよ。本当に(笑)。


今日は初登場の村井先生が、あのチャート式の解説をしてくれました。村井先生は~、またこれが生徒に人気あるんだ。だって、声も体も大きいけど、ニコニコして絶対怒らないんだもん、ずるいよ(笑)。


以下が村井先生の解説です。



■■■

はじめまして、中川教室の村井です。よろしくお願いします。

化学の勉強を自分1人でしていると、途中でつまってしまうところが出てくると思います。問題集を解いているときなど特にそうでしょう。

解答を見てもそんなに詳しくは説明していないし、教科書は見にくいので探しているうちに化学の勉強がイヤになってしまう。そんな方が多いと思います。

こういったケースにも、この参考書があれば、きっと自分の求めていた‘納得いく説明’を見つけることができるでしょう。本屋で見かけたときにはどんな参考書なのか試しに確認してみてください。


この参考書の特徴について簡単に紹介したいと思います。

①内容の充実 …教科書では扱っていない内容でも、知っていると理解が深まることや、入試で出題される可能性のある細かいこともしっかり扱っています。


②見やすい図説の充実 …化学の物質や反応は目に見えないものだが、それを図にして説明しているので、イメージしやすく、そのことについて理解もしやすくなっています。

③ポイントやまとめなどの充実 …教科書のようにただ説明しているだけでは、なかなか頭に入ってきません。それをポイントごとに印をつけ、さらに分野ごとにまとめページもあるのでどこをとくに集中して勉強したらイイのかわかると思います。また覚えやすいように語呂をつけるなどの工夫もしてあります。

④検索機能の充実 …もしわからないことに出くわしても、索引をつかってすぐに調べることが出来ます。また、用語別・化学式別の索引になっているので、どんなときでも見たいページが見つかるでしょう。


必要な知識はこの参考書にすべて詰まっているので、これがあればどんな疑問も解決するでしょう。ただし、これは参考書であり、問題は載っていないので、問題演習は、自分のやりやすそうな問題集を併用して練習してみましょう。

それで化学は充分マスターできるはずです。是非、参考にしてみてください。


■■■


これ私も見ましたが、びっくりするくらいきれいな写真があって、見ているだけおもしろかったですね。中学生の教科書は度を越してしまって、まるでコミック誌みたいなものがありますけどね(笑)。


そういえば、monta先生も、『化学I・IIの新研究―理系大学受験(卜部 吉庸)
』 の紹介の中で、文系の生徒にはチャートが良いと、勧めていましたね。




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気分転換です。

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『チャート式 新化学Ⅰ』 野村祐次郎,辰巳敬,本間善夫
数研出版 312P 1575円  
『チャート式 新化学Ⅱ』 野村祐次郎,辰巳敬,本間善夫
数研出版 288P 1554円

 

 


『ヤバい経済学ー』スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー 望月衛:訳

2007年01月27日 | ビジネス書・マスコミ関連


ヤバい経済学ー悪がき教授が世の裏側を探検する.jpg



本書の第一章は、『学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?』です。


学校の先生と言ってもアメリカの公立校の先生ですが。どこが同じだと思います? 何と筆者の主張は、両者ともズルをする、という点です。


私の愛読するブログ、『米流時』 の ysbee さんが教えていただいたように、ブッシュ政権の政策 “ No children left behind ” (一人も落ちこぼれさせない法) のため、学校にテストが義務付けられ、生徒の成績の良い先生や学校は表彰されますが、悪い学校には、罰が与えられたりします。


テストですから、すべてのデータがそろっています。それをあるアルゴリズムで解析し、確率的にあり得ないパターンを指摘します。明らかに教師が手を加えた解答だとわかってしまうわけです。どこかで見たことがあると思ったら、サイモンシンの 『暗号解読』 で見られたような手法でした。


えっと、本書からではありませんが、“不自然な並び” の単純な例は、例えば…

100問ある4択の選択式のテストで50点という点数はごく自然ですが、答案を見ると、前半50問がすべて正解で、残り50問がすべて誤りだったしたら、不自然というよりほとんどあり得ない結果です。確率を調べればそう判断できます。

テスト結果から、そういうあり得ないパターンが見つかり(もっと複雑な解析ですが)、先生のズルがわかってしまうわけですね。経済学というより、数学、統計学を応用している感じです。数学的解析の仕方としては、『数学ができる人はこう考える(シャーマンスタイン)』の一部に似ていました。



さて、日本人にとっては相撲が大問題。力士が八百長をしたのではないかと週刊誌が報道し、力士たちの事情聴取をしたというニュースは本当にショッキングでした。


相撲も学校のテスト同様に、すべての取り組みの記録が残っていて、学者たちにとってはさまざまなデータ分析をするうえで理想的です。

ここでは7勝7敗の力士が千秋楽に勝つ確率、8勝6敗の場合、また、7勝7敗対8勝6敗の対決、7勝7敗対7勝7敗など、またその同じ力士が別の状況で戦った場合など、さまざまなパターンを紹介し、明らかに八百長が行われているとほのめかします。

残念ながら、説得力のあるデータのように見えます。

他にも、さまざまな興味深い分析、データ解析がならんでいるのですが、いずれも読者を納得させるに充分です。教育分野にも多くのページが割かれていますから、お薦めできます。


データというものが、人によっては単なる数字であっても、筆者にとっては宝の山になっています。学校ごとのテスト結果など、人によっては、ランク順に並べて終わりになってしまいますが、使いかたによっては大変な証拠資料になるわけです。教師のインチキがあると仮定、推測し、データのどこをどう分析するかが勝負です。まさに暗号解読です。相撲も同様のやり方です。


データの読み取り方やアンケート自体に手を加えれば、世論を作り出せるとか、自分の主張に見せかけの客観性をほどこすことができることを見事に暴いたのが、谷岡一郎氏の『社会調査のウソ』 です。こちらもすごい一冊でした。


本書は、それ以前の、疑う余地のない、何の変哲もないデータの中に、信じられないような真実が隠されているということを教えてくれます。谷岡氏の著作に劣らず、刺激的です。データによって、人々の思い込みを正していくわけですね。


また、分野は異なりますが、やはりデータを利用して、人々の心理を分析したものに『なぜ美人ばかりが得をするのか(ナンシーエトコフ)』。また、そういったことをビジネスに活用しようとするものに、『影響力の武器(ロバートチャルディーニ)』 があります。


この二冊とも、特に後者は超お薦めと言っても良いほど、私のお気に入りですが、本書もそれに劣らず、ひきつけられました。書名は “経済学” となっていますが、専門用語は全く使われておらず、“ヤバい” が表わすように訳もくだけた書き方で、高校生でも読めるのではないでしょうか。




P.S. 本書はブログの達人、相互リンクの “ふるさん” が紹介して下さいました。いつも軽いジョークでブログを楽しませてくれます。ありがとうございました。


そうだ、それと “すかいらいたあさん ”もだ! すばらしい書評ご覧下さい。


ヤバい経済学 [増補改訂版]

東洋経済新報社

詳  細



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『ヤバい経済学ー悪がき教授が世の裏側を探検する』 スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー
東洋経済新報社:336P1890円



東京 都立高校推薦入試始まる

2007年01月26日 | 高校受験【情報など】



 いよいよ東京!明日から、都立高校の推薦入試!


さぁさぁ、次は東京、中3生の出番、代々木校のみんな、がんばれ!


(実は、高校入試向けの参考書というのは、全国共通で使えるようなものが少ないので、あまりこのブログで紹介する機会がないのですが
当教室 には東京・神奈川の中学3年生もおおぜい通ってくれているんです)


ただ、はっきり言って、東京は他に比べて推薦入試の倍率も高くて、厳しいんだよね。推薦入試のおかげで、受験回数が増えるとか宣伝してたけど、一般入試より合格するのが難しい入試が一回増えただけなんだもんな~(笑)。


面接や小論文や自己PRカードだから、先生たちが合否予想をするのもめちゃくちゃ難しい。ということは、逆に言うと、内申書がイマイチだからと言って、あきらめることもないし、競争率にビビることもないわけだ。東京だけはやってみなけりゃわからない。


おみくじみたいなもんだと思って、やっておいで。だって、前にも言ったとおり、万が一合格できなくても、一ヶ月後の一般入試で実力勝負をするだけのこと!気軽に行ける。


時事問題や本に関しては、一つで良いから “気になったニュース” “好きな本” が言えるように。

それで、○○って答えると、すかさず、『それについてどう思うか』 と聞かれると思うから、その返事まではちゃんと用意しておいて。


 genio先生のブログでチェック!

 → 
■ 入試に出る時事ネタ日記 ■



■■■ 昔、面接練習でこんなことがあった ■■■


試験官 『最近読んだ本で何かおもしろかったものがありますか?』

生徒 『はい!“赤毛のアン”です』 (ここまでは、ちゃんと用意している)

試験官 『どんなところがおもしろかったですか?』

生徒 『えっ~と、えっと、え~~~ (用意してない、とっさに)


       アンの毛が赤かったところです!


これでは落ちるよ(笑)。こんなこと言ったら、自己PRどころか、事故PR !? になっちゃう。

最低でも.…、いいかい最低でも

 『すみません、緊張してうまく言えませんが、アンの成長する姿に感動しました』

ぐらいは言ってくれ。頼むよ(笑)。




(このあとの注意は神奈川県の時と同じ)

面接、緊張すると思うけど、自分だけじゃなく、まわり、み~んな緊張しているから気にするな。友だちがいれば、軽くおしゃべりして声を出す練習。つまり慣らしておこう。突然しゃべって声がひっくり返ったらかっこ悪いだろ。



ただし、面接を待っている態度が悪いと、チェックされる  かもしれないから、ほどほどに。



まちがっても大声でゲラゲラ笑う とか、携帯電話でゲーム !なんかするなよ。そんなヤツが入学してきたら大変だって教えているようなもんだからね。カッコつけて本を読んでいるふりでもするか(笑)。


面接の練習はしたかな。もしまだ答え方に自信がない人は、志望動機、高校に入ってやりたいこと、将来の進路(大学進学など)だけでももう一度、はっきり言えるようにしておいた方が良い。


この前のリスト見たかな?→ 【 面接試験対策 】 


今からとても全部なんてできないし、やる必要がない。志望動機などをはっきりさせて、あとはなるべく、詰まらないようにしゃべる。ごまかすのは良くないから、もしどうしたらよいかわからない場合は、正直かつなるべく前向きに、




 「あまり考えたことがなかったので、入試が終わってからじっくり考えます。」 とか


 「両親や先生とよく相談してから決めたいと思います。


 「これからがんばってやってみよう(見つけよう・調べてみよう)と思います。



なんてね。


困った時に、「う~ん」 ってうなったままだとか、ニコニコしているだけではまずい。きちんとその後に、

すみません。わかりません(決めておりません)」 などと言えるようにね。



まぁ、あんまり気を遣うと硬くなる一方だから、この前も言ったけど、


Take it easy.


気軽にやっといで、何とかなるさ!(^_^)v


はいお守り



湯島 お守り お札.JPG




ほい!ついでに入れるもん!

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『土屋の古文100 入試によく出る重要出典研究』 土屋博映

2007年01月26日 | 大学受験【国語・社会】情報・参考書




これも有名な参考書です。解説してくれるのは、“センター試験、国語の講評” をしてくれた、RYU先生です。

私は受験生じゃありませんが、この解説を読んで、ちょっと買いたくなりました(笑)。


RYU先生の授業は、聴いていてもおもしろいし、やっぱ、うまいわ~。


以下がその解説です。



■■■

古文を得意にするために必要なことは、当然「質」の高い勉強をすることです。試験で聞かれない単語、文法をどんなに一生懸命勉強しても、決して点には結びつきません。

出題可能性の高い単語、文法を確実に押さえるという、「質」の高い勉強が、古文を得意にすること、ひいては入試突破という目的達成 (文学部に行く人以外、大学入試終了後古文に触れることはほとんどないはずなので、ここに目的意識をもっても問題ないですよね?) のためにもっとも必要なのです。


ただし、「質」の達成のためには、一定の「量」をこなすことも残念ながら必要になります。その「量」をこなすために、とてもよい参考書がこの「土屋の古文100」です。


使い方は単純明快、一通り単語と文法を勉強したら、ひたすらこの本にある文章と訳を読んでいくのです。その際、古文を音読するのがベスト。


知らない単語や、記憶があやふやな助動詞があったら、その都度自分の使っている単語集や文法のノートに戻って復習していきましょう (仮にこうした細かい作業をしなくても、本文と訳を対照しながら、毎日音読するだけで効果はあります)。


習うより慣れろという言葉もある通り、これを繰り返すだけで、知らず知らずのうちに、古文が読めるようになっているというわけです。

できれば、よくわからないところを塾の講師に質問しながら、毎日一文から二文ずつ読み続けていくとよいでしょう。

なお、この本は頻出の文章ばかりを集めているため、本番でズバリ的中という可能性もあります。古文は文章の内容を問う問題がほとんどなので、的中したら、合格点はほぼ確実ですよ!


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古文って不思議ですね。多くは、男と女が好きとか嫌いとか…、わびしいとか、いとおかしとか、そんなのば~っかり。ヘンテコリンな活用を言わされて…、勉強する意味がわかんない!


私も高校生の時、大嫌いだった古文ですが、実は20年以上前、塾を始めた時、“何でも教えます” と2万枚のチラシに書いて、たった一人の反応、でもうれしかった。

記念すべきその当教室初めての生徒、高校3年生の女の子の要望が、私の天敵 “古文” を教えて欲しい、でした(笑)。


もう時効でしょう。白状しますと、古文を何も知らない私は、本屋へダッシュして、『基礎からわかる古典文法』 なる本を買って必死にノートを取って覚えました。


彼女以上に緊張しながらも、無難に生涯初(きっと最後)の古文の授業を終えました。助動詞ならいける!ガッツポーズ!自分に感動しながら、次の授業のため、たった一人の生徒のため、丸まる一週間、助動詞を徹底して予習をした、その授業当日、数時間くらい前になって電話で…

“来週小テストがあるので、今日は 助動詞じゃなくて、源氏物語の●●を教えて欲しいんですが”。


“あ~ぁ、そうなんだ、わかった、いいよ” 


もちろん、再び本屋さんへダッシュ!


『源氏物語全訳』みたいな、当時、途方もない金額でその本を買い、●●を探して、その部分を徹底暗記で授業をした覚えがあります。

ごめんなさい、長くなりました。何を言いたいかというと、集中したら古文は分かるし、おもしろい。やっとなぜ古文を学ぶのか分かってきました。40歳過ぎてわかるんだったら、今のうちにその価値を知っておいた方が良いね。


ただし、本書は、一通り文法や単語を終えてから使うべきものだそうですから、いきなり初心者が使っても能率的ではなさそうです。その点に注意して下さいね。




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P.S. あっ、その私が教えた女の子ですね、一ヶ月後に “先生の授業はわかりやすいから”、と言って、次には現代国語を教えて欲しいと…、ダッシュです(笑)。“チャート式現代国語”、徹夜で繰り返し読みました。その2ヶ月後に、“英語もやってみようかな~”。

神様がつぶやいたのだと思いました。で、
ちゃんと第一志望に合格しました。良かったぁ~。

 

土屋の古文100

ライオン社

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『大学受験集中講義 福崎のセンタ-英語 Super live』福崎伍郎

2007年01月25日 | 大学受験【英語】参考書など


福崎のセンター英語.gif


現在の高3生、浪人生のみなさんはセンター試験が終わりましたので、使うことはないと思いますが、本書はセンター試験対策用のテキストです。今回のセンター試験は大幅に出題パターンが変わってしまったので、戸惑った人も多かったと思いますが、どうでしたか。


さて、本書はどうでしょう。帯にある、“たった1週間” というのが目に付きますが…(笑)。

今回は、『 速読英単語(風速寛:Z会) 』 を的確に分析してくれたKOU先生にお願いしました。



以下がKOU先生の解説です。


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センター試験を問題形式ごとに傾向分析し、過去問の解説などを交えながら、読み物的に攻略法を伝授していきます。


著者曰く、大学入試センターが毎年発行する「大学入試センター試験-実地結果と試験問題に関する意見・評価-」を研究することで、問題のねらいを分析し、画期的な対策本にしたそうです。


その「斬新さ」をどう捉えるかは個々の読者の判断に委ねますが、センター英語対策本としては、役立つ知識がうまくまとまっていると思います。 まず、随所に挿入されるポイントのまとめは、よく整理されていてどれも納得のいくものです。


また、「先生質問です」と題されたコラムのようなコーナーも、センター分析や学習法アドバイスとして、極めて常識的で違和感のないものです。類題にチャレンジしながらこの1冊を通読することで、センター試験に詳しくなり、問題を解く際に意識すべきことがわかるようになると思います。


ただ、受験生として気をつけて欲しいのは、この1冊で「できるようになった気がする納得感」を感じて満足しないことです。


あとがきに、『試験の直前は過去問を本試験・追試験、合わせて1年分解いておこう』とありますが、2回分じゃ全然足りませんから!!

いや、既に過去問で安定して8割以上取れる実力を持っている人ならそれでもかまいません。ただ、このテキストを手にする読者は、そういう点数を取れるようになりたい人が多いでしょうから、こんな甘口のコメントを最後に残すのはいかがなものかと。

私ならこう書きます。


□何よりのお勧めは、巻末付録の「センター英語まとめ本」です。センター直前は、ここに書いてあることを全部覚え直しましょう。また、模試などでまだ8割程度取れていない人は、このテキストを読んだ上で、過去問を5年×2(本試・追試)=10回分、最低でも解きましょう。 □


いやいや、間違いなく売れなさそうだ(笑)。こういう耳障りの悪そうなことは、出版するとなると書きづらいものなのでしょうねぇ。

福崎先生が本当に1年分でいいと考えているとは思えないのですが…。

また、先日のセンター試験の傾向がはっきりと変わりましたので、問題形式別のところが現在のままでしたら、購入するのは、どうかと思います。改訂版を待ったほうが無難でしょう。
 


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そうなんです。テキストの類は、“猿でも分かる” とか“バカの~”、英語の参考書なら “2週間完成” “10日間でマスター” というのば~っかり。


受験生諸君、はっきり言って、そういうものは、少なくともその倍、いや5倍かな?はかかるという覚悟が必要。内容自体は良くても、ついつい宣伝文句で短期間を謳ってしまう傾向があるからね。


それと紹介の中にもあったように、


●●●
センター試験の形式が変わってしまったことで、本書は使いにくい可能性があります。その点は注意です。絶対に “今年の” センター試験の問題を確認してから判断して下さい。
●●●



わかるよね。




高校2年生もそろそろ受験モードで!



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『大学受験集中講義 福崎のセンタ-英語 Super live』福崎伍郎
学習研究社:255P:1050円 

福崎のセンター英語―Super live

学研

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『大相撲の経済学』 中島隆信

2007年01月25日 | 教養



それにしても、プライドなどに代表される格闘技の世界や、相撲の世界は、どうしても闇の世界とのつながりの噂が消えませんね。実際に 溝口敦氏の 『食肉の帝王』 にも、山口組の話しが頻繁に出てくるし、有名力士や親方も登場しています。


その 溝口氏の長男がヤクザに襲われた事件 を見ても、それが的外れではないことの証明でしょう。


今回の 朝青龍らに八百長疑惑 との報道には本当に驚きました。日本中が騒ぎになる大スキャンダルだと思って、注意して見ておりましたが、テレビのニュースでは扱いませんでした。好きな力士ですので、まったくのデマなら良いのですが…。


今までも、この種の報道は何回かあったと記憶していますが、告発しようとしたもと力士が、記者会見の直前に突然、亡くなるという事件までありました。恐ろしい…。


相撲界から格闘技界へ移るのもめずらしくありませんね。元横綱曙が相撲協会を脱退して、K1に行き、何年か前にボブサップと対戦して話題になりました。弱いですが(笑)…。


億単位のお金が動いただの何だのうわさされました。

本書は、相撲界のお金に関わるしくみを解説したもので、大変興味深く読めました。ただし、八百長などの話ではありません。


私は熱烈な相撲ファンではありませんが、以前から、「年寄株の譲渡で3億円」が云々というような記事が出た時、また「この取り組みの懸賞が~本」とかいうのを聞くと、一体相撲の世界のお金はどうなっているんだろうと不思議に思っていました。 


タニマチというのも、巡業とか、桝(ます)席とか、横綱審議会とかいうのもよくわからない。他のプロスポーツの世界では年俸~億円などとよく言われますが、相撲に関してはあまり報道されていませんから…。 


本書を読んでよく分かりました。相撲というのは確かに、横綱(強者)に絶対的な権威を置く格闘技であることには間違いありませんが、相撲社会全体のしくみは、実に独特の文化で経済も運営されているということが。 


一定レベル以上の力士には、実に日本的な終身雇用、年功序列賃金制度が用意されています。


給料や年寄株のお金の話だけでなく、力士の体脂肪率や、さまざまな歴史などわかりやすく、興味深く読めると思います。曙の協会脱退も納得いきました。朝青龍は引退後のことまで考えてしまいました。 


裏社会との関係を扱った本ではありませんが、相撲社会が村社会であること。別々の部屋の集合体ではあっても、全体が一つの大きな伝統に支えられた経済システムを持っていることを教えてくれます。


P.S.そういえば、つい最近もイタリアのサッカー界で八百長が報道されましたね。今回の相撲の八百長報道の経緯などが早く明らかにされることを願います。以前に一度取り上げましたが、今回の事件で再度書き直しました。






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大相撲の経済学

東洋経済新報社

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2007年 大学入試センター試験 「国語」講評

2007年01月25日 | 大学受験【国語・社会】情報・参考書




2007年、センター試験“国語”の講評を、RYU先生 がわざわざ、このVIVA読書のために書いてくれました。かなり難化したようですから、思ったより点数が伸びなくてショックを受けた人も、気にしないで冷静に分析。


受験生や現在の高校2年生の人たちは、よく読んで今後の勉強にいかして下さいね。


以下が、RYU先生の講評です。



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本年のセンター試験国語は、第一問は並、第二問は難、第三問は易、第四問は難という印象でした。

以下、各問題について、個別に感想を述べます。

まず、第一問(評論文)についてです。

本文の内容は、西洋と日本との自然観の比較から芸術論にいたるというものでした。特に前段については「よくある」テーマであったため、分量に圧倒されさえしなければ、読解自体は容易であったと思います。

一方設問については、センター試験らしい、肢の細かい語に着目して解答する必要がある問題でした。

特に問3については 「刹那」 という語の評価次第で、異なる解答に至る可能性の高い難問だったと思います。


次に第二問(小説)です。

とにかく分量が多く、読み切ること自体に時間がとられてしまうという点で厄介な問題と言えるでしょう。場面転換に伴う登場人物の心の動きを押さえて、メモをとっていく作業をすることで解答時間の短縮を図れたはずです。


第三問(古文)は、個々の文の訳にこだわらず、登場人物とおおざっぱなストーリーを押さえるだけである程度解答に至ることができたのではないでしょうか?問2の文法問題も、「に」の識別という、誰もが一度は触れたことのある問題であったため、確実に点を取ってほしい問題といえるでしょう。


最後に第四問(漢文)ですが、問5から問6にかけての漢詩にかかわる問題が難問でした。この2問は配点も大きかったため、漢文で大きく減点されてしまった人も多いのではないかと思います。


さて、今後のセンター対策ですが、評論文については、言い換え、対比、比喩という基本的な文章のルールにのっとった読解を心がけ、よくあるテーマについては知識と覚えていくという当たり前の勉強法が必要になります。

小説文についても、個々の場面における登場人物の心情を押さえていくという、小学生の頃からおなじみの読解を繰り返し、制度を上げていくとよいでしょう。

一方、古文・漢文については、最低限の文法、単語を押さえたら、あとはおおざっぱにストーリーを把握する訓練をしていきましょう。そのためには、各問題の内容、注釈など、本文以外のすべての部分を読解のヒントにする技術を身につけてください。


受験生諸君の更なる健闘を祈ります。



■■■



ということです。

他の科目のセンター試験講評

→ 英語(VIVA) 数学(伊藤先生) 世界史(genio先生) 化学(monta先生)


他の科目も要望があれば、先生方にお願いして書いてもらいます。




さぁ私立大学も国立二次試験も頑張っていこう!


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神奈川県立高校前期選抜・始まる!

2007年01月24日 | 高校受験【情報など】

 

 さぁ、明日からは、神奈川県の県立高校の前期選抜が始まる!


倍率はチェックしたかな。まぁ、今さら気にしてもしょうがないけど、川和高校や翠嵐高校が4倍くらいになっているけど、他は大したことはない。それに万が一ダメでも後期で実力勝負に持ち込むだけだ!気軽に行ける。


面接、緊張すると思うけど、自分だけじゃなく、まわり、み~んな緊張しているから気にするな。友だちがいれば、軽くおしゃべりして声を出す練習。つまり慣らしておこう。突然しゃべって声がひっくり返ったらかっこ悪いだろ。



ただし、面接を待っている態度が悪いと、チェックされる  かもしれないから、ほどほどに。



まちがっても大声でゲラゲラ笑う とか、携帯電話でゲーム !なんかするなよ。そんなヤツが入学してきたら大変だって教えているようなもんだからね。カッコつけて本を読んでいるふりでもするか(笑)。


面接の練習はしたかな。もしまだ答え方に自信がない人は、志望動機、高校に入ってやりたいこと、将来の進路(大学進学など)だけでももう一度、はっきり言えるようにしておいた方が良い。


この前のリスト見たかな?→ 【 面接試験対策 】 


今からとても全部なんてできないし、やる必要がない。志望動機などをはっきりさせて、あとはなるべく、詰まらないようにしゃべる。ごまかすのは良くないから、もしどうしたらよいかわからない場合は、正直かつなるべく前向きに、




 「あまり考えたことがなかったので、入試が終わってからじっくり考えます。」 とか


 「両親や先生とよく相談してから決めたいと思います。


 「これからがんばってやってみよう(見つけよう・調べてみよう)と思います。



なんてね。


困った時に、「う~ん」 ってうなったままだとか、ニコニコしているだけではまずい。きちんとその後に、

すみません。わかりません(決めておりません)」 などと言えるようにね。



まぁ、あんまり気を遣うと硬くなる一方だから、この前も言ったけど、


Take it easy.


気軽にやっといで、何とかなるさ!(^_^)v


はいお守り



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高校入試というのは、全国共通で使えるような参考書やテキストが少ないので、あまりブログで紹介しないのですが、当教室 には東京・神奈川の中学3年生もおおぜい通ってくれています。

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『あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック』ロン クラーク著, 亀井よし子訳

2007年01月24日 | 教育関連書籍
 

あたりまえだけどとても大切なこと.jpg



“給食費を払わない親” に関するニュースには本当に驚かされました。とうとう、そんなところにまで、教育問題が出てくるんだと…。子供の “食育” 問題は親や家庭のしつけ問題でしょう。


ゆとり教育導入当時に、絶対反対だと思った理由の中で、一番分かりやすいものが、

【すでに同様の発想で、アメリカ、イギリスでの“ゆとり教育的なもの”が大失敗している】 ということでした。


先日ご紹介した、『日本を滅ぼす教育論議(岡本薫)』 の中でも、ゆとり教育を始めると知った外国人から“日本人は我々を見ていないのか” と言われたというエピソードが紹介されています。


そうです。すでに20年前にアメリカのレーガン政権は、衰退するアメリカ経済の問題は教育にあるとして 『危機に立つ国家 :A Nation At Risk』 を発表し、これは何千万部も売れたベストセラーとなりました。その一部、英語ですがよろしければご覧下さい。大学受験生なら読めると思います。


 →http://www.ed.gov/pubs/NatAtRisk/risk.html




結局、日本でも教育再生会議がこれから、きっと “日本版、危機に立つ国家” を発表し、アメリカのゼロトレランス方式(生徒に対する不寛容:小さなことでもきちんと罰則を与える) が、例えば、いじめっ子に対する出席停止措置にあたるのでしょう。


数年前の予想通り、もうそっくりの道をたどっていると感じます。


そんなアメリカでも、教育現場で悩まされたのは、学力の低下の後に続く、マナーの低下、日本なら少し前の学級崩壊、フリーター、失業問題、そして犯罪です。


本書は2001年に「全米最優秀教師賞」を受賞した著者が、教育現場における日常生活のマナーの大切さを紹介した本です。


目次は以下のようなものです。


大人の質問には礼儀正しく答えよう

相手の目を見て話そう

だれかがすばらしいことをしたら拍手をしよう

人の意見や考え方を尊重しよう

勝っても自慢しない、負けても怒ったりしない

だれかに質問されたら、お返しの質問をしよう

口をふさいで咳やくしゃみをしよう

何かをもらったら三秒以内にお礼をいおう

もらったプレゼントに文句をいわない

意外な親切でびっくりさせよう

〔ほか〕


日本とは文化が異なりますので、そのまま具体例を受け入れることはできないでしょうが、その行動の根底にある、相手に対する思いやりは共通です。


ポイントは、この筆者が上のようなことを頭から押しつけるのではなく、まず自ら実践し、それがなぜ大切なのかも子供たちに考えさせていたからこそ成功したというところだと思われます。


大変読みやすく、ユーモラスでもあり感動的でもあります。 本書は子供の教育論であるばかりでなく、私たち大人の生き方をも問題にしていると思います。ちなみに著者はこの教育実践を通じて、ハーレムの底辺校から優秀な生徒を生み出しています。


給食費もそうですが、上記のような、普通は説明せずとも “当たり前” だと思われることが、そうではなくなっている、このような題名、内容の本が必要とされる時代になったとも考えられますね。

あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック

草思社

詳  細


P.S. 給食費問題、すずさんのブログ、【What A Woderful World】 で取り上げておられます。ぜひご覧下さい。

  → どうしようもない親、息ができなくなる 
   



また、genio先生の時事問題もチェック!

 → 入試に出る時事ネタ日記





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 『あたりまえだけど、とても大切なこと―子どものためのルールブック』ロン クラーク著, 亀井よし子訳
(草思社:254P:1470円)




『麻生雅久の数学:場合の数・確率A・SOの解法-試験で点が取れる』麻生雅久

2007年01月24日 | 大学受験【数学・理科】情報・参考書

 

場合の数・確率A・SOの解法 麻生雅久の数学.jpg


さて、久しぶりに大学受験用の数学の参考書を取り上げましょう。『チャート式』 や 『大学への数学』 ほどメジャーではありませんが、この麻生先生のシリーズも評判が良いようですね。

紹介してくれるのは、F先生です。教室一のひょうきんものな~んて言ったら怒られます(笑)。

以下が、F先生の解説です。



■■■

場合の数と確率を苦手とする学生は多いと思います。かつての私もどちらかといえば苦手な分野でした。

場合の数と確率は、他の数学の分野にくらべ問題の種類が非常に多く、多種多様です。これらを全て覚えるのは難しいので、解くための考え方を覚えることが必要になります。

問題をただ覚えるのではなく、解くための考え方を覚え、応用させて解いていく練習をしないとなかなか実力はつかないでしょう。 

この本は数ある確率の参考書の中でも、解説が丁寧でわかりやすさではトップレベルだと思います。具体例が詳しいので、解き方を覚えるとともに考え方も身につくと思います。


大学入試向けにかかれているのですが、基礎部分の解説がしっかりしているので、学校の教科書の参考書としても使えると思います。場合の数・確率が苦手な人に、おすすめしたい一冊です。



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私は、実を言うと確率とか場合の数とか大好きだったんですよ。今でも、確率だけなら、大学入試問題も解けるので、生徒をびびらせることができます(ちょっと自慢・笑)。



もうすでに、高校2年生も、センター試験まで1年を切ったから、

受験生といえる! 


高校2年生も高3も浪人もがんばれ!



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麻生雅久の数学場合の数・確率A・SOの解法―試験で点がとれる

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