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『多聴多読マガジン 2007年春号』 

2007年03月22日 | 英語リスニング


多聴多読.jpg


とてもおもしろい本を紹介しましょう。季刊の英語リスニングの雑誌ですが、待望の春号が出ました。こういうコンセプトの雑誌はあまりないでしょう。小学生レベルから、歴史やイラク戦争を論じるものまで、いろいろな英語の情報が詰まっています。


例えば受験英語の弊害としてよく言われるのが、読解はできても会話ができないというものです(今は全体としてはウソなんですけどね)。そこでこの春号では、まず大学受験などで蓄えた知識と実用のギャップを埋めようというところから始まります。


どうやるかといえば、小学生が読むようなストーリーから日常語を身に付けてしまおうという発想です。で、この物語自体がなかなかおもしろい。徐々にレベルアップをして、ノンフィクションや大学入試でも扱われそうなレベルのストーリー、ニュース英語まで含まれています。


つまり絵本レベルから英字新聞レベルまでありますから、この雑誌だけで何かをマスターさせようというのではなく、自習においても、こういうやり方でやって下さい、他に同様の物語なり、他の英書はこんなものがありますよと紹介してくれています。

リスニング学習の目的がはっきりしている方は、紹介されているものへ進むのももちろん良いのですが、本書だけでも充分楽しめます。


多聴多読というだけあって、かなりの量があるのですが、その中にはシャドーイングの練習や、スピーキングの練習用の題材も含まれています。大学受験にはスピーキングはありませんので、私は英検の二次対策の指導しかしたことがありませんが、ここに書かれているアドバイスはなかなか有効だと思います。


また、TOEIC対策として、本書では新形式のテストを利用し、チャンクで聞き取るという練習コーナーもあります。全体の中で一番力を入れてページを割いているのはシャドーイングの解説でしょうか。勉強になります。


このようにレベルが易から難まであるだけでなく、アメリカ英語、イギリス英語もあります。スピードも速いものから遅いもの、内容もインタビューから物語やTOEIC問題タイプやノンフィクションなどなど、とにかく内容が盛りだくさんで、大学受験の英語とか、TOEICなどというように的を絞ったものではありません。

ですから試験対策のテキストを探している方には他のものが良いのでしょうが、英語全体を見渡せるようで、私は大変気に入っています。


先日コメントいただいた、フランさんのような方は一度、手にとって自分の英語の弱点とか、リスニングの問題点などをさぐってみたらどうでしょう。そのきっかけを与えてくれそうです。そしてそこから他へ進んで行ければ最高ですね。


多聴多読マガジン 2007年 04月号 [雑誌]

コスモピア

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『多聴多読マガジン 2007年春号』 
コスモピア:195P:1380円

 

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『奇跡の音 英語聴覚セラピー 2週間で英語が耳に飛び込んでくる!』 篠原佳年

2006年12月27日 | 英語リスニング

 

奇跡の音.jpg



本書は入試用のリスニングテキストではなく、英語リスニングに耳を慣らすために、高周波刺激を与えようとするものです。

だいたいこういう書名、“奇跡” だとか、たった“2週間” という宣伝文句は嫌いですし、あやしい(笑)。まぁでもこうすると売れるんでしょうね。


昔、マジックリスニング という5~6万円もする同種のリスニング教材を買ったことがありまして(話題になりました。ご存知でしょうか)、それと同じ効果をねらったものが、千円ちょっとで手に入るというのが、魅力的で、あやしいけど購入してみました。


ただし、筆者の篠原さんという方は、あやしいどころか、高名な医学博士で、主にアトピーリウマチ膠原病などを研究しているらしいのですが、“聴覚セラピー”といって、耳のリハビリを通して、それらの病気に対して治療効果をあげているということで、その分野の第一人者です。つまり確かに “耳” のエキスパート、権威ですらあります。


聴覚は視覚や嗅覚などと違って、リハビリ(やり直し)ができる唯一の感覚器官です。ストレスなどで、耳鳴りがしたり、特定の周波数を耳が自然にブロックしてしまったりして、耳が聞こえなくなることに注目し、モーツァルトなどの音楽で、それを治療をしているのです。 その治療に使われるものと同様の効果を狙って英語のリスニングに応用したわけです。


英語の話される 周波数帯 と日本語のそれが大きく離れているというのは、ご存知でしょうか。

日本人が英語の聞き取りが苦手なのは、英語の音には日本語にない高い周波数帯の音(主に子音)が多く、日頃日本人が使わず、耳が慣れていないからだという指摘です。マジックリスニングと同じ理屈ですね。その高い周波数帯に日本人の耳をならすCDなのです。


ノーマルな英文→ 2000~4000Hzを強調した英文 → 4000~8000Hzを強調した英文と、同じ英文が3回読まれますが、実際に聞いてみますと、リラックスできるというより、やはり聞き取りにくい印象を持ってしまいます。クラシックがBGMで流れているのですが、音が小さい感じがします。意図的でしょうか?

マジックリスニングは聴いていて何も苦にならない音楽が含まれていたのですが、こちらは悪く言えば、“キーキー”している感じがしました。これをできれば1日2回、2週間できれば、1ヶ月聴いて欲しいそうです(ほら、すぐ長くなる!)。


ただ、私は個人的には、この訓練は効果があると思っています。しかし、それを学習者本人が実感できるかどうかが難しい問題ですし、集中の度合いによって、あるいは現在のレベルによって個人差がかなり大きいはずなのです。


かなり集中的にやる覚悟と、使用前後で適正な実験が必要だと思います。効果に自信があるのなら、それを自覚できるようなチェックテスト用のCDを付けてくれれば良いのに…。


受験用のテキストではありませんので、英文が、典型的な旅行用の英会話文になっています(音に対する訓練なので内容は二の次)。ですから、この時期の受験生にはとても薦められません。 あくまで日本語の周波数帯から英語のそれへの対応を可能にするためのCDです。


もう少し、工夫された英文と構成、リラックスできるような音楽がふんだんに使われていれば、お薦めできるのですが、上記のような理由で、お薦めというよりも、興味のある方にご紹介ということで取り上げさせていただきました。





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2週間で英語が耳に飛び込んでくる!奇跡の音、英語聴覚セラピー

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『 セ耳 』 松澤喜好

2006年10月13日 | 英語リスニング

Semimi.jpg



さぁ、平成19年度、大学入試センター試験まで、あと99となりました。つまりケタ、ここからはいよいよ カウントダウン!です。入試までの勉強計画、最後の練り直しです。受験生諸君、がんばろう!

さて、こんな時期から、新しい参考書を探すなら、的を絞ったものでなければなりません。 『英語耳』 が新鮮で良い内容でしたので、期待して本書を購入しました。

妙な書名ですが、“セ”はセンター試験。副題には、『発音でセンター試験英語のリスニングを攻略する』 となっています。つまり、好評の『英語耳』のメソッドで、センター試験を攻略しようという意図です。


ところが、結論を言ってしまいますと、『英語耳』 とほとんど同じ内容でがっかりです。『英語耳』を購入済みの方は、本書は必要ありません。発音記号の説明から、例文まで同じものがありましたから。(少々ムッとしております。 ちょっと売れるとすぐこれだ)

では、『英語耳』 を持っていない人はどうなのか。 センター試験対策は、本書で大丈夫かと、問われれば、残念ながらそれも、答えは “ No!”です。というのは、著者が、どれほどセンター試験に関して分析をしているのか、ちょっと疑問に思うからです。


まず、スピーキングを徹底的に重視して、それがリスニングにいきるという、独自のメソッドですから、slow な英文から発音練習するのは良いとしても、最後に、センター試験の模擬試験が2題付いていますが、こちらまで、センター試験よりスピードが遅いのです。

私には、このスピードは、英検3~準2級レベルだと感じられたのですが、これで対策を立てたのでは、本番で面食らってしまいます。練習例文ならともかく、実戦問題と呼んでいる以上は、本番と同じにしてもらわなければ、自分の実力を誤って判断してしまいます。

また、問題自体も、オリジナルでしょうが、センター試験より英文の内容が薄いというか、易しいと思いますし、選択肢にも工夫が感じられません。

さらに解答の解説も、とても筆者本人が書いているとは思えないほど淡白な印象で、読んでも、ほとんどリスニング力アップには役立たないと思います。

このシリーズにはさらに、『闘耳』(TOEIC対策)が出ています。アマゾンでは評価が高いようですが、とても買う勇気はありません(笑)。


ありがたいことに、私のブログを見て、『英語耳』を買った。良かったと言ってくれた人がいました。そうすると私のように、本書の購入を検討している人がいるかも知れませんが、残念ながら、こちらはとても薦められません。


キムタツ先生のテキスト はもちろん、これまでご紹介した、他のセンターリスニング対策本の方が数段優れていると思います。


生徒やご父母、または他の方でも、私のつたない文を参考になさって下さる方がおられる以上、ご紹介の責任は重大です。

本来はブログにある本は全部お薦め!としたいところですが、テキスト類は玉石混交、たまには、こうした残念な本の紹介も、ひとつの情報ですから、仕方ないですね。



P.S. 当教室 のリスニング対策講座と、TOEIC、IPテストも近付いています。講座で会いましょう!



セ耳 発音でセンター試験英語のリスニングを攻略する

ダイヤモンド社

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英語耳 発音ができるとリスニングができる

アスキー

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『セ耳』松澤喜好 
ダイヤモンド社:136P:1500円(CD1枚付き)


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『ダイアローグリスニング』伊藤裕美子 Nadia Mchnie

2006年10月10日 | 英語リスニング


ダイアローグリスニング.JPG


この何の変哲もないストレートな書名に、ごく普通の表紙。特徴のない、ありふれた一冊かと思いきや、中身は抜群に楽しいリスニングのテキストです。やっぱり人とテキストは外見だけじゃあ分からない!

ダイアローグリスニングとありますから、すべてが対話文で、28ものストーリーが用意されています。CDは1枚ですが、非常に中身は充実しています。

ただし、易しめのものがいくつか入っているとはいえ、全体的には、大学受験のリスニングレベルをかなり超えた内容で、TOEICよりも上でしょうから、大学生以上にお薦めです。


さまざまな日常の場面、職場や家庭だけでなく、学校、レストランやバーやビーチ、病院やスポーツクラブでの会話を取り上げますが、教科書のように、場面の決まり文句を覚えるのではありません。酔っ払いやサーファーが出てきたり、浮気がばれたり、嫁姑の争いがあったりして、かなり実用的です(笑)。

さらに特筆すべきことは、ほとんどすべての話にオチがある、つまり笑い話になっていて、おもしろいんです。いずれも日本通の人が作った話らしく、外国人じゃないとわからないといった類のジョークではまったくありません。とにかく楽しい。(もちろん言っていることが分かれば、ですが)


その上、ナレーターは著者に名を連ねる、ナディア・マケックニーの他、エリック・ケルソー、ビアンカ・アレン、マシュー・ホールの男女2人ずつ、英米2人ずつの4人。 いずれも日本のテレビやラジオの英会話番組などで活躍する“大物外国人!?”ですから、それだけでも聞く価値がありそうです(笑)。さらに他2名います。

ネイティブが1名か2名で済ましてしまうリスニングテキストも多いのですが、大物含め6人も動員しているということだけで、本書の力の入れようがうかがえます。


いきなり聞いてわからなくても、本書にはページ数をご覧になってもらえばわかるように、テキスト自体もリスニングとしては、かなりのボリュームです。ですから、簡単な質問から、穴埋めのディクテーション用テキスト、覚えておきたい表現、さらに重要構文の解説などが丁寧です。

後半などはかなりのスピードですから、これが音読できれば、大したものです。私も車の中で、飽きることなく聞いています。 今はまだ、このレベルが難しいかなという方は 『英語耳(松澤喜好)』 で基礎を作り、そのあと 『確実に英語力が上がるシャドーイング&ディクテーション(浅野恵子)』、そして本書という感じでしょうか。


伊藤氏の著書は以前、『リスニング英“聞”法』 をご紹介させていただきました。そちらもちょっと大学受験に的を絞っているわけではないのですが、なかなか意欲的な一冊で感心しました。

本書などは聞いて楽しんで、何となくわかった気にさせるのではなく、ちゃんと単語や口語表現のチェックができるように作ってありますし、アウトプットにも気を配った解説に、氏の熱意を感じる一冊です。難しいけど、お薦めです。

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ダイアローグリスニング

旺文社

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『ダイアローグリスニング』伊藤裕美子
 Nadia Mchnie 旺文社:207P:1575円(CD1枚付き)


P.S.  生徒諸君!そういえば 当教室 でも、リスニング講座とTOEIC IPテストの実施が近付いています。では、講座でお会いしましょう!



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『 英語耳 』 松澤喜好 

2006年09月14日 | 英語リスニング

受験参考書ではありませんが、英語リスニング用の良いテキストを見つけました。副題は 『 発音ができるとリスニングができる 』 です。


本書の最大の特徴は、体育会系の厳しい練習を読者に要求していることです。かなりの部分が、発音記号と単語のみの練習に当てられています。結局、語学は 「壮大な慣れ」 であるとし、同じ語、同じフレーズを何百回も発音すること戦略としています。日本語(カタカナ発音)を忘れさせる意図ですね。

これには大賛成で、普通はどんなテキストにも、読者が飽きないような工夫が見られるものですが、本書には、その妥協がありません。正しい発音の仕方をじっくり説明し、文ですら、後半にならないとほとんど出てこないほどの徹底振りです。


したがって、面白みには欠けますが、「よ~しやってやろう」 という意気込みのある人の期待に応えてくれるでしょう。また、発音記号を知らない人には、ぜひ使ってほしいですね。今、学校ではほとんど教えてくれませんし、一人一人の発音をチェックしてくれることもないようですから。


ただし、終えるのには、かなりの時間を費やす覚悟が必要ですから、受験向きではなく、社会人や大学生にお薦めです。また、中学生でも、ちょっとしたアドバイスをしてくれる大人がいれば十分使えますよ。単語中心ですから。


本書でも触れていますが、確かに、TOEICなどのリスニングで満点を取るような日本人でも、映画やテレビなどの英語を聞き取ることは苦手です。ところが、フランス人は何を言っているかわからなくても、音自体は正確に聞き取るそうです。かくも異なる日本語と英語の音の分解、比較、解説を徹底してやり、音を身に付けようという試みです。

また、こんな話も紹介されています。

おうむに「おはよう」と覚えさせるのには、2000回ほど、根気よく繰り返すのだそうです。それでやっと覚えてくれるそうですが、すると、次の言葉 (例えば、こんにちは) は200回で覚えてくれる。英語学習もそれと同じだという考えですね。


最後には、発音ができるようになったあとの、学習方法を紹介し、“実践してください”、という形になっていますので、本書一冊ですべてが仕上がるわけではありません。


時間を限らず、本気で英語の発音、そしてリスニングに取り組もうという意欲のある人には、うってつけです。何しろ本書の目的は 「 リスニングの完全マスター 」。

そして、いよいよスタートというところの注意は、「 練習しすぎてのどを痛めないように気をつけてください。適度に水分をとって、のどを休ませながら練習してください。」 ですから、筆者の優しさと気合がわかろうというものです(笑)。


本書で基礎を徹底的に固めたら、かなりの武器になるはずです。これを終えたら、筆者の薦めるように、読書などに進んでもいいでしょうが、大学生や社会人なら、以前にお薦めした、「 確実に英語力が上がるシャドーイング & ディクテーション 」 、また、大学受験のある人は、キムタツ先生のテキスト へと進んだら、いかがでしょうか。

英語耳 発音ができるとリスニングができる

アスキー

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『 英語耳 』 松澤喜好 
アスキー:175ページ:1890円(CD1枚付き)



■■ 発音できないと聞きとれません  ■■
学校の授業時間が減ってしまって、ほとんど発音練習できていないんですね。中学で、週3回英語をやったくらいでは基礎は固まりません。英語に限らず、どの科目ももう少し、“体育会系”の繰り返し、訓練の要素を取り入れたほうが、絶対に良いと思います。賛同いただけましたらクリックお願い致します。
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『確実に英語力が上がるシャドーイング&ディクテーション』 浅野恵子

2006年07月26日 | 英語リスニング

大学受験用ではありませんが、かなり良いリスニング教材だと思いますので、紹介します。大学受験生にはちょっとやりすぎになるくらいのレベルです。

つまり、英検準1級以上、トイック、トフル対策用という感じでしょうか。ただ、何かの受験に特化した作りではなく、利用者がより実践で使えるように、いろいろな例文を含みます。

大学受験生が使っても、悪くはないのですが、浅野氏は英語音声学の先生で、やや専門的に過ぎます。また、早口言葉や詩など入試には出そうもないものも含まれているという点、もちろん受験情報などは一切ありませんから、受験生なら以前ご紹介した、“灘高キムタツ先生”のテキストの方がずっと効率が良いでしょう。

ディクテーション(英語を聞いて、そのまま書き取ること)をしてから、シャドーイング(読まれる英語に、まるで影のようにぴったりと付いて遅れずに発音すること)をするという構成ですが、ポイントが明示されていますし、用語解説もこの種のものとしては充分でしょう。

中級から、上級者向けとなっていますが、英文自体は易しいもの(ただし聞き取りにくい)から含まれていますので、リスニングの訓練として、ディクテーションやシャドーイングをしたことのない人には絶好の一冊だと思います。

進め方やディクテーションやシャドーイングの効果などについても、丁寧に解説してありますので、その気になれば、誰でも使えそうです。やる気のある大学生、社会人にお薦めです。

当教室でも、トイック講座に使っています。

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『確実に英語力が上がるシャドーイング&ディクテーション』浅野恵子
DHC:172P:1680円

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確実に英語力が上がるシャドーイング&ディクテーション

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『リスニングマスター』 学研編集部

2006年05月04日 | 英語リスニング
 
本書は、かなりのボリュームの英文があり(CD2枚で147分)、良い意味でも悪い意味でも個性的な一冊です。

①単語“内”の音、②単語“間”の音、③弱い・速い音、④強い音、をそれぞれ聞き取ろうという手順を踏んで、フラップ、リエゾン、アスィミレーションなどを、最初は単独で示し、それがくっついた例、さらに各々にディクテーションや入試問題が付くというように配列されており、分かりやすくなっています。

語の注釈は例えば『listen to: 聞く』とか『game:試合』のような中1レベルの訳が付いている一方で、文法の説明は全くないのです。いきなり受動態の進行形や、未来進行形など高校の文法事項が出てきているのですが。それがどう見てもアンバランスです。

確かに、本書の使い方の説明のところに、文法解説がない旨、文法を知らなくても聞き取れるのが本書の目指すところだ!と書いてあります。英語を頭から理解するという意味でしょうが、まさかネイティブを作ろうというわけではないでしょうから、正直、ちょっと“作業の節約”に感じられてしまいます。

もう一つの特徴は、読まれる英文のスピードがとても速いということです。速めで練習することは個人的には賛成ですが、ちょっと速すぎます。このブログで取り上げた中で一番速かったのが、駿台から出ている『パーフェクトリスニング』の2でしたが、それが普通のリスニングテストの1.5倍程度だそうですが、本書は明らかにそれより早く、初心者、中級者には酷です。

木村達哉先生の『灘高キムタツの東大英語リスニング』や、同じく本番より速いもので練習することを推める“ドラゴンイングリシュ”竹岡広信先生の『センター試験・英語の点数がおもしろいほどとれる本』より、ずっと速いものです。

以上、見てきましたように、初心者向きではありません。スタミナが無いと初日で投げ出しかねません。ただ、ボリュームもありますし、英文の選択も良いと思いますので、文法理解に不安はなく、センターリスニングはもう大丈夫、さらにその上のレベルの生徒の練習用としてならリーズナブルではないでしょうか。

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大学受験リスニングマスター―センター&二次・私大対応

学研

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『灘高キムタツの東大英語リスニング』木村達哉

2006年04月27日 | 英語リスニング
 
東大の二次試験に的を絞ったテキストです。東大のリスニングテストの特徴を徹底的に分析し、その対策を立てたもので、かなりのボリュームがあります。本試験10年分(30の英文)に相当する模擬テストを収録、と書いてあります。至れり尽くせりの分析ができていますから、東大といえばドラゴンイングリッシュ、の図式が変わるかもしれないほど、徹底されています。

東大リスニングの特徴は、とにかく英文が長いということ。スクリプトだけ見ているぶんには、長いとは感じないでしょうが、赤本のCDを聞いてみればすぐにわかりますが(音質が悪い)、それを本番の緊張の中でずっと集中して聴くには訓練が必要で、その要望に応えるだけの構成になっています。

当然のことながら、センター試験のリスニングをはるかに越えた集中力が要求されるだけでなく、英文のレベル自体もぐっと上がります。その点においても本書は良く研究されており、政治、経済、環境、言語、歴史、科学などに関して、新旧の話題をまぜ、いかにも出題されそうな英文を、出題形式も考慮しながら易から難へ配列してあります。

英語講師ならみなご存知だと思いますが、言い古された日本論や西洋文化論を排除した、新しい話題を含むテキストというのは極めて少なく、仕方なくネットや原書を当たってみても、難易度、長さなどの問題などから、めったに演習に最適の英文を見つけることはできません。そういう意味でも高く評価できます。高2や東大よりやや下のレベルの生徒たちには、読解テキストとして用いても良いでしょう。

もう一つ、見逃せない利点は、ネイティブがおそらく5・6人?正確にはわかりませんが、いろいろな発音が聴けるということです。男性の低いこもった英語と女性のハスキーな英語はまったく違うだけでなく、個人のレベルで、どうしても発音にクセがあります。よく1人だけまたは男女1人ずつというリスニングテキストがありますが、不十分だとかねてから思っておりましたから、その点をもっと宣伝すれば良いのに、と余計なことも考えてしまいます(笑)。

注文を付けるとすれば、センター試験対策編で用いていた、3sメソッドをぜひ本書でも踏襲して欲しかった。語彙・文法の説明が丁寧であれば、あるいは単語集などが付いていれば、先に述べた読解のテキストとしても、極めてユニークになるし、当然受験生の時間節約にもなるでしょうから。もう一点、トイック、トフル対策にもと書いてありますが、本書はあくまで東大、あるいは難関私立向けです。

以上、見てきたように、東大リスニング特化というテキストですから、このブログで紹介してきた他のものとは同列に比較できませんが、本書の目的は充分達せられているものとして非常に高く評価できます。アドバイスも的確です。

p.s. このブログを継続的に読んでいる生徒は、私が時々キムタツ先生ご本人からコメントをもらっているので、お世辞、つまり“知り合いだから褒めてるんだろう”と勘ぐってしまう人がいるかも知れませんが、心配ご無用。本書が売れても(実際、よく売れていますが)私には何も利益はありませんから(笑)。トップクラスを目指す生徒は利用したら良いと思います。そのかわり値段もトップクラス。(あっ、余計なことを…)

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灘高キムタツの東大英語リスニング

アルク

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『灘高キムタツの東大英語リスニング』木村達哉
アルク:252p:2310円

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『大学入試リスニング完全対策ナビ』 吉田研作・柳瀬和明

2006年04月14日 | 英語リスニング
 
本書は2001年に出されましたので、センターリスニング対策用というわけではありませんが、大学入試のリスニング用テキストとして、一定の評価を得ている一冊で、利用している人も多いようです。ドラゴンイングリッシュキムタツシリーズのような話題性や派手さはありませんが、オーソドックスにまとめられています。

吉田氏は大学教授で、辞書などを編集されている本格派です。本書もその特徴が出ているというか、非常に緻密に順序立てられ、整然としている印象を受けます。Unit1と2に分かれ、1では高校生活、道案内、レストランでなどの場面別に、2では、つきあい、天気、健康スポーツなどの話題別になっています。

それぞれちょっとした小テストのようなものから始まり、短文、長めの文という構成になっています。問題は初歩的なところから、センターリスニングの講義レベルまで網羅されており、ムリ、ムラ、ムダのない構成になっています。

難点は解説です。読んでいて確かにためになるコラム的なものがありますが、得点に直結するようなアドバイスや文法解説がないことです。その点が竹岡先生や木村先生のものと大きく違うところで、聞き取りのポイント(脱落、同化)なども示されていません。また、繰り返し聞く、とか、音読せよ、などの指示もまったくないため、自分で工夫して利用する必要があります。そこら辺が、生徒を大学に合格させるために、生徒に役立つ知識を提供しようとする高校や予備校の先生と、英語のより広い世界を見せよう、関心を持ってもらおうとする大学の先生の本との違いでしょうか?

問題自体はよく吟味され、問題形式もすべてに対応できるよう、あらゆるものが網羅されていますが、もう少し新しい話題の文を増やして欲しいですね。2001年出版でやや古いということもありますが、改訂版が出ればそれに期待します。

以上、見てきましたように本書は、非常にうまくまとめられ、見事な編集ですが、英語が苦手な人には“親切な本”とは言えません。ある程度できる人が、まとめや再確認などの意味で利用すべきかと思います。

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『大学入試リスニング完全対策ナビ』吉田研作・柳瀬和明
文英堂(シグマベスト):111p:1680円
吉田研作の大学入試リスニング完全対策ナビ―解答・解説・スクリプト集

文英堂

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『リスニング英聞法』伊藤裕美子

2006年04月13日 | 英語リスニング
 
本書は大学入試向けのリスニングテキストではありませんが、学生の英語学習にも役立ちそうなので紹介します。英“聞”法はもちろん英文法に引っかけているのですが、構文別というか、文法事項別に英文が整理されています。『知らなければ一生聞こえない。』として、まずは文法的な文の構造や、特殊な用法などを解説しています。

例えば、第1章では『基本動詞の意外な意味』として
do the dishes, walk the dog, have a go, take action などの用法を、さらに
『自動詞のこだわりを捨てると見えてくる』として
walk you home, work the PC, become you, などを紹介します。

CDの方では、まず会話が流れ、ディクテーションをできるようになっています。その後に、同じ会話をスローで流し、次には同じ文法事項を含んだ別の英文を流します。受験参考書ではないので、文法の説明の仕方はどちらかと言えば“覚えておこう的”なものですが、同様の表現がよくまとまっているため、会話表現の暗記にも使えます。

また、本書を購入した人はインターネットを用いて、補助学習ができるようになっていて、さらに力を磨けます。このことも含めて全体的に良心的なつくりになっている印象を持ちました。

聞き取り練習だけで、問題演習や長文がないため、大学受験やセンターリスニング試験対策としては、明らかに不十分ですが、もう一度英語を基礎からやりたい人、文法が苦手な人、英検準2級から2級対策としてお薦めできます。結構ボリュームもありますから、高校1年生くらいからじっくり使うのも良いかもしれません。

リスニング英聞法

旺文社

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『リスニング英聞法』伊藤裕美子
旺文社:176p:1890円
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『きめる!センター英語リスニングトレーニング』安河内哲也

2006年04月12日 | 英語リスニング
 
こちらは東進ハイスクールのカリスマ英語教師と呼ばれる、安河内先生のセンターリスニング用のテキストです。まことに失礼ながら、ドラゴンイングリッシュの竹岡広信先生灘高キムタツこと木村達哉先生に、知名度では劣ると、勝手に思っておりましたが、TOEIC関連など非常にたくさんの著作をお持ちでした。認識不足でした。

さて、本テキスト最大の特徴は、CDにあります。問題を解いた後に、同じ問題文でリピートトレーニングができるようにしてあり、さらにより速いスピードで録音されているもので耳を慣らす訓練をします。そして実際に聞いてみると、ナントBGMが付いており(好き嫌いが分かれるところだと思いますが)ノリノリで聞き流すことができます(笑)。

繰り返しに主眼が置かれているため、英文の量自体は多くはありません。これは安河内先生が、本書の方針として(『「精聴」は初級者から中級者向けの学習法です。「多聴」は上級者向けの学習法です。』とあり)同じものを徹底して聞かせようということです。

そして最初に『発音記号を学ぼう!』と題し、日本人の苦手な発音記号を解説してくれているところは大変良いのですが、残念ながら、肝心のその部分の録音がCDにないのです。これは痛いミスじゃないでしょうか。口の形のイラストと解説だけでは、初・中級者には不親切で、リスニングテキストとしたらもったいないことですね。せっかくCDが2枚付いているので、ほんの2・3分でも割いてもらえれば、導入はずっとスムーズに進むはずです。

解説の語に発音記号が付してあることは、個人的には高く評価しますが、解答の解説も、他書に比べて非常に淡白で、あとはほとんど語の意味のみです。例えば、発音する際の注意点(名前動後など)や聞き取りの注意点(脱落、同化など)、文法的な説明、受験生がよく犯す間違いなどの指摘がまったくありません。

例えば、『数字の聞き取りがポイントになる』というようなことは、かなり上のレベルでも重要なことで、よく特別に章立てをしているものもあるくらいです。ですから少なくとも、しっかり受験生に指摘してあげるべきことだと思うのですが…。

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きめる! センター 英語 リスニングトレーニング

学研

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『きめる!センター英語リスニングトレーニング』安河内哲也
学研:128p:1050円
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センター・英語リスニング システムセンター対策特別版―音法』安武内ひろし

2006年04月07日 | 英語リスニング
 
リスニングテキスト書評もこれで8冊目。いろいろな本があるものですが、今回取り上げるのは、安武内ひろし先生。ドラゴンイングリッシュの竹岡広信先生、灘高キムタツこと木村達哉先生ほど知られてはいませんが、代ゼミのカリスマ英語教師、安武内氏も人気講師です。

本書は安武内先生が書かれたリスニング対策の一冊です。例によって表紙には“音のルールでセンターリスニングかる~く満点!!”と書いてありますが、受験生は信用しないように(笑)。

安武内先生はご自身がアメリカの大学院で英語教授法を学んでいらっしゃるようで、そういう意味でもご専門なのでしょう。本書の特徴は、英語が聞き取れない理由を単語レベル、語句レベル、文レベルで解説、それぞれの対策を施したCD1枚が付きます。

私は本書を個人的には大変気に入っていますが、生徒に本書を薦めるかどうかは難しいです。良くも悪しくも個性的な一冊です。まるでセンター対策のように宣伝をしていますが、センターに関係なくリスニングの王道を目指しているもので、センターの問題形式に対する配慮などは皆無ですから、センターリスニングの得点アップだけを目指す人には正直、もう一冊問題形式のものがあった方が良いでしょう。

ひたすら訓練を繰り返すように指示しますが、かなり工夫されたCDになっていて、文レベルの聞き取りでは大学受験生では苦労すると思われます。また、よく他のテキストなどには簡単にRとLをしっかり聞いて、などとありますが、本書は、RとLの正確な聞き分けは数年かかると覚悟すべき、と書いてあります。全く同感ですね。でも、もしそうだとすればセンターには間に合いませんね(笑)。

最後に、代表的な口語表現が200収められています。こういうまとめ方をしているテキストやCDはセンター対策本の中には珍しいのですが、有益だと思います。

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センター・英語リスニング システムセンター対策特別版―音法

水王舎

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センター・英語リスニング システムセンター対策特別版―音法』安武内ひろし
水王舎:101p:1050円
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『センター試験英語リスニング合格の法則』木村達哉

2006年04月04日 | 英語リスニング
 
本書は灘高キムタツこと、木村達哉先生のテキストの実践編です。基礎編に関しては以前コメントしました。本書の最大の特徴は、センターリスニングの大問4に的を絞った対策本ということです。解説の丁寧さは基礎編から踏襲されていますが、問題のレベル自体はぐっと上がっています。

全体で10日間で仕上げるということになっておりますが、これは以前、木村先生からコメントをいただいたように、灘高では高2からすでに基礎編を始めているようで、本書を利用する生徒は決して10日間で仕上げようとしてはなりません。ただ、基礎編が14日、こちらが10日で合計24日、ほぼ一ヶ月ということなので、まぁ実態に近くなってきていると言えます。

さて、実際の記述ですが、他書に類のない『大問4限定』ですので、さすがに行き届いています。よく“5W1Hに注意”とはどの本にも書いてありますが、本書は『聞き取れた日付、曜日が直接解答に結びつくとは限らない』と問題例を挙げて注意を促します。

以下『複数の情報を理解する』『Q&A選択問題対策』『論理展開を理解する』と見出しは抽象的ですが、アドバイスはすべて実際の例題をもとにした非常に具体的で、実践的なものです。いくつか挙げておきましょう。

★ここではhighest temperatureの数字だけを拾い聞けば良い★(部分に集中する拾い聞きのテクニック)
★設問にimmediately after dinnerとあるので、dinnerという語の前後に注意★(時系列の情報)
★難解な固有名詞が出てきても慌てない。ここではBognor Regisという固有名詞が登場しているが、その前後で説明されている★(論理展開)

他にももちろんたくさんあるのですが、私も常に生徒たちに忠告している内容でしたので、印象に残りました。ここまで書くかと感心するくらい配慮されています。その上、英語教師ならいくら強調しても良い、論理展開に必要な接続詞、および接続詞的な副詞が巻末にまとめられているのは高く評価できます。

欲をいえば、せっかく良い最後のまとめですから、それをさらに充実して欲しかったことと、「3Sメソッド」復習用のまとめの課があれば、受験生にとっては安心して達成感を得られるのではないかと思います。さらにドラゴンイングリッシュの竹岡広信先生の著書もそうでしたが、日本語との違いを明確にしようと、カタカナを多用されていますが(Zurich は日本語では「チューリッヒ」だが「ヅァリク」と発音する。のように)ぜひ発音記号も付していただきたい。もう一点、私の持っているものでは、p43下の方の【e】は発音記号の誤記だと思われます。次回修正されたい。

全体的には気合の入った一冊で、質、量ともしっかりしていますので、センター対策としては、基礎編と併用すればOKでしょう。これなら売れているのもうなずけます。東大編に関してもまた書きます。

灘高キムタツのセンター試験英語リスニング合格の法則 (実践編)

アルク

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『センター試験英語リスニング合格の法則』木村達哉
アルク:95P:1470円
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『大学入試パーフェクトリスニング』Vol1・Vol2

2006年04月03日 | 英語リスニング
 
本書は多くの名著を生んだ駿台文庫から出されているリスニング対策編です。Vol1が基礎編、Vol2が実戦編となっています。かなり売れているようですが、特徴はとにかく本格的でボリュームがあるということです。

他書に比較しあまりにも多いので、相当本気でリスニングを、筆記テストのおまけではなく、単独の『学問』としてとらえ、腰をすえて取り組む覚悟がなければなりません。そういう意味では、時間が限られていて、他の科目も忙しい現役生向きとはいえません。しっかりと長期の計画を立ててこなしていくべきでしょう。

気になるのは、Vol.2の方は、あきらかにセンターレベルを超えている受験生向きなので、利用者にもそれなりの基礎学力がある前提なのでしょうが、あまりにも解答解説が不親切です。スクリプト、解答、難易度の高い語句の意味があるだけです。発音記号はもちろんのこと、文法解説やリスニングのポイントなどは一切ありません。

CDが4枚も付いているのは魅力的ですし、あらゆる問題形式が網羅され、問題と解答を合わせて300ページほどにもなる大型本ですが、単に英文を集めただけではという印象を持ってしまいます。また、CDの音質も他に比べてクリアーとは言えず、ナチュラルより速いスピードであえて読んでいるため、かなりの実力者でないと使いこなせないのではないでしょうか。購入される方はそのあたりを考慮に入れたほうがよいでしょう。

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大学入試パーフェクトリスニング (Volume1)

駿台文庫

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『大学入試パーフェクトリスニング』Vol1・Vol2
駿台文庫:Vol.1:1995円   Vol.2:2100円
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『ズバリ攻略センター試験英語リスニング』

2006年04月02日 | 英語リスニング

同じタイトル、色違いのデザインで2冊出ています。『模擬テスト』編と『問題別攻略100問』編です。
まず『模擬テスト編』ですが、こちらにはセンター試験と全く同じ形式で、4つの模擬試験が入っています。リスニングのトレーニングをするというより、本番に備えるための形式です。購入しても良さそうですが、本書より、予備校から出ているセンター模試(マーク模試)の過去問集の方が良いのではないでしょうか。

そちらは900円くらいで、リスニングは2回分しかありませんが、何といっても筆記テストが7回分くらいは含まれますので、センター試験重視の生徒にとっては有効です。リスニングが4回分どうしても欲しい人は代ゼミと河合(駿台でも)を購入したらどうでしょう。解説の詳しさから言っても、コストパフォーマンスから言ってもトクでしょう。

もう一冊の『問題別攻略100』編ですが、こちらなら、センター試験に絞ったリスニング試験対策ができます。ただし実際に2・3度はセンターリスニングをやってみて、自分の弱点を確認した上で利用すべきで、すでに35点以上取れそうな人は、本書を使う必要はなく、一般的なテキストで総合力を高めた方が良いのではないかと思います。『模擬テスト』編と違ってこちらは、量はそれほど多くないものの、一般的なリスニングの法則(同化、脱落など)や定型表現のまとめなどがあり有用でしょう。

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ズバリ攻略!センター試験英語リスニング問題別攻略100問

桐原書店

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ズバリ攻略!センター試験英語リスニング模擬テスト

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『ズバリ攻略センター試験英語リスニング』問題別攻略100問(182p)
『ズバリ攻略センター試験英語リスニング』模擬テスト(108p)
桐原書店:各1260円
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