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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~

2024-12-31 20:54:54 | ふるさと

     大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~

 

12/31

08:42 東南の空の雲の隙間から漸う大晦の太陽が昇る。如何にも”冬の朝”だ🥶

  午後になって時折り日差しが漏れ、昼過ぎの温度計は10℃の赤線の上に。ちょうどお正月の門飾りを用意するという目的もあって、14:00 僕は”ふるさと行脚”に出る。

所々光が届かず

   

昼なお昏き道中も有って

やっと山懐のふるさとに・・

 

     大晦日のUtaⅡ~ふるさと行脚~

 

大晦日の午後、僕はふるさと行脚に向かう

 

其処には、何時でも周囲に

元朝を言祝ぐ飾り物が揃っていた

松竹梅は勿論、南天の赤い実も

紅白の山茶花も潤沢に咲いていた

 

けれどそれは、もう、遠い昔のこと

生まれた場所を離れ、半世紀はとっくに過ぎて

町に居る今は

その記憶を辿って

祝宴のお供え物の調達に来るのだ

 

子供の頃に、温かい人の気配に包まれた

故郷の年末年始の

切ない記憶をなぞりに来るのだ

 

何故かしら、大事な忘れ物を

何故かしら、大切な失くしものを

捜すように・・

 

ふるさとも又、一年分を老いた

 

真冬の寒冷に包まれて、故郷の村は静まり返る

午後3時前でも、薄暗い帰り道を下る

  

   

       2025R6辰12/31(火曜日) 師走・大晦日  8:50pm まんぼ

 

 

 

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大晦日のUta~忘我の刻~

2024-12-31 05:07:01 | 詩 31

 

     大晦日のUta~忘我の刻~

 

時は留まらない

決して弛まない

直ぐ前の明日から来て

刹那の今を展開し

瞬時の過去に隠れ去る

 

おお、何という慌ただしい仕組みよ

何を生きる

何故生きる

如何に生きる

時間を時に替えて

僕らは時を栞にして

現と夢を往来する

三世の刻の束に縋って

無辺の荒野を行き渡る旅人

 

個個人の時の影

それぞれがおのおのの陰影の濃淡を知るひと日

 

それでも、区切りの大晦日

それでも、kejimeの除夜の鐘

煩悩を忘我させるその音色

    令和6年2024 12/31 05:06

 

コメント (4)
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