晦日のUtaⅡ~無心無我~
ほんの束の間の事だけれど
無心になれる分秒が有る
ほんの暫くの間だけれど
無我を味わう数刻が生まれる
無心無我
なかなかに巡り合えない
瞬間だけれど
その感覚のエキスが
inochiを紡いでゆく滋養のひとsizukuになる
例えば、豊かに遠くを眺める様に
例えば、時の長短の針が
動くのを止める刹那に
例えば、日溜りの温もりに
黙って抱かれている間に
例えば、我を忘れてmizutamaを観る静寂に
例えば、降って来るもの達と
必死で会話を交わす時に