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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

演出と脚本

2020-06-30 21:07:15 | 詩21

     演出と脚本

 

或る朝、ふと、右の頬の違和感に気付く

動きが鈍いのだ

滅びの始まりの兆候は

日常の何気ない動作に

巧妙に紛れ込んでやってくる

 周到に用意された”滅亡”は

胎内の赤子の細胞に宿り

inochiの間隔と同じtimeを培って

軈て、主導権を掌握し

徐に、個々人の終焉を司る演出家に成る

 そうして

秀でた脚本家は

そのことを其其のヒストリーに筋立て

有為転変を塗し

悲喜交交を鏤めながら

climaxへと導いてゆくのだ

 ともに悲哀の、ともに静謐の

ともに安堵の、ともに滅びのUtaの

最後の一小節へ

今わの際の、最期の一音符へと

 

或る朝のことの

その他愛なさに秘められる

重大事の妄想を・・

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是が非

2020-06-30 14:24:12 | 詩21

     是が非

 

是が非でも

kimiは元気で居て欲しい

どんなに間尺に合わなくても

 bokuは平気だから

kimiは健やかで居て欲しい

絵空事のような、絵に描いた餅のような

 砂上の楼閣のような

独り善がりの願い事だと解っていても

kimiは必ず

 bokuより先まで行って欲しい

辻褄など合わなくていいんだ

kimiは何時だって

 bokuの眸の中に居て欲しい

 

愛だとか、恋だとかじゃなく

必要なのか

そうじゃないのかが問題

 そうして

bokuにはkimiが

如何しても要り様なのだ

 

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続,続➁,ひと廻り

2020-06-30 06:13:53 | 自然

 ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ 予報通りのの朝です。今日は6月30日。往く水無月を惜しむかのように、静かに大地に吸い込まれてゆく雨粒たちの幽かに聴こえる”惜別のuta”のように・・。

 さて、ブログは昨日の“ひと廻り”の間にココロに触れた風物の続編です

瑞々しい若木の萌黄色

面白尾花

面白茅

      

白花夾竹桃

すっくと”野アザミ”合歓一番花

    

天然自然の”ホタルブクロ”

この撮影の数秒後、この蝶、地上から飛びついた”蛙”に「捕食」される。

まさに”儚さの瞬間”を目撃する。-カエルが蝶々を喰った!!-初体験の衝撃-

何処も彼処も、この世は”弱肉強食”の何気ない仕組みの慄き。

この蝶は?

長閑に潜む恐怖。一寸先の滅びの美学。浮世を亙るそれぞれのinochi。

            06/30 06:13 まんぼ

 

 

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