僕のanata方へ
書き続けることで
綴り続けることで
僕を訪ねてくれる慶事がある
それは
弛まぬ命の鼓動と同じように
僕の心胆を温めてくれる
僕の思惟を押し広げ
僕の意思を押し上げ
異種の宇宙を垣間見せ
百の心情を辿る幽遠に導き
孤ではないことの
幸福の有り様を開示してくれる
-僕は此処に身を置いて
-僕は此処で身を処してゆく
古来稀なる場所まで辿り着いて
尚、青春の光の清浄を纏いながら
此処に居るという決意の
その覚悟を呉れるのは
何時もの様に
何時だって
anata方以外にはない
R10617ⅩⅤ