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降って来るもの

写真と散文とぽえむ

太古を抱えて

2017-11-04 15:37:07 | 

                     太古を抱えて

 

どんなに弄っても

如何に策を弄しても

点火しない導火線もある

 

三千年の続きを眠るように

微動だにしない表情もある

 

太古を抱えて

頑なに物言わぬ一個の実の儘に

暗がりに深々と閉じ込める泥濘がある

 

影とも出会わぬ夕暮れには

切り立ってゆく孤高の危うさを噛み締めて立つのだ

 

そうして

そんな遣り切れない狭間には

千年の攪乱を紐解き

其処に在る百年の定理の

優しい漣に聞き耳を委ねるのだ

もしかして

幾許の憂いと優しさが寄せていないかと・・

11/04 15:36 万甫

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縁の糸を

2017-11-04 06:01:42 | 

                       縁の糸を

 

握った指の間から

どうしようもなく零れ落ちる砂のように

合わせた掌の隙間から

どうしようもなく零れ落ちる雫のように

 誰のイノチにも留まらず

惜しみなく無に帰してゆくTOKIというもの

 

永遠の謎のように拡がり

解けない知恵の輪のように混迷を導くもの

 

僕はただ彼方の茫洋を眺め

後ろの膨大な闇を覗くしかない旅人・・

 

生かされて在ることの意味を

吐息の数で計り

哀楽を重ね着して学んでゆく

 

何かを残せるなどと自惚れるな

瞬間を漂う身には

天晴な今日の蒼さえ幻影に過ぎぬ

 

せいぜい二十万年の歴史の

殆ど最後のページに付けられた

たかだか一個の句読点にも満たない存在だとしても

万葉人が残した木簡の文字のように

せめて書き残す僕の恋文が

繋がっている誰かの胸の琴線に触れて

一本の糸を震わす一因になればいいと

その僅かの奇跡をこそ信じて

 

僕はひたすら

未来から過去へと

縁の糸を撚り、垂らし、手繰る

現在の溜り場で

残したい何かを切に問答しながら・・

11/04 06:25

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飛行機雲

2017-11-04 05:50:05 | 夕景

        ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪

 ”同行ゼロ”になって十日目の夕方、気分転換の意味合いも込めてpromenadeに変化を求めてみました。道づれと一緒に本格的に歩き始めてからほぼ千日が経過。変えることなく続けて来た道順を一度解体して組み直す事にしたんです。

勿論、幾つかの新しい発見に繋がりましたよ

夕陽にピンク色に染められるたくさんのcontrailを!!夕方のラッシュ時なのでしょうか。

      

夢中になって飛行機雲を追っかけていると、いつの間にか川面に出ていましたよ。水面に移る夕空を

綺麗!!

           

無心になって夕空にカメラを向けている間は、一人の淋しさも掻き消えて無我の境地に。

真ん中の飛行機雲が現在進行形

何時もの道に合流して、何時もの風景の夕暮れを

日本の夕景

いい夕方に

11/04 05:50:05 まんぼ

 

 

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