「青二才」の語源(特に「二才」)を知りたくなり 世田谷日和で調べた。
秋の七草 女郎花
青二才は、経験の浅い年若い男性を指す言葉。相手をののしったり、嘲(あざけ)るときに使われるほか、「何分、青二才ですので」など謙遜するときにも使います。青は、色を表す言葉ですが、同時に年が若く、未熟な者を指すときにも使う接頭語。「青臭い」といえば、世間の実情をよく知らず、未熟なことをいいます。
緑色の菜のことを「青菜」、緑の田を「青田」などというように、日本では緑のことも青といいます。これは、日本では古代、色を表す言葉は「赤、青、白、黒」の4種類しかなく、緑色のものも「青」と呼ぶ習慣があったためです。「青」という色には、そもそもはっきりしない「漠」とした色を指していた背景もありました。さらには、芽吹いたばかりの「緑」のイメージがあり、それが未熟さ、若々しさを表す言葉につながっているのかもしれません。
朝の武庫川 薄暗い川面を 多くのボラが 音を立てて川面をはねて賑やか。
青二才の「二才」ひとつは、「出世魚」から来たという説。出世魚は成長につれて呼び名が変わります。例えば、ボラは1年目ではオボコ、スバシリ、イナ、と名を変え、2年目はボラ、さらに大きくなるとトドと名を変えます。この2年目の魚、つまり、さらに成長した魚になる手前の段階の魚を、「二才子」「二才魚」と呼んだのが、青二才の「二才」の語源であるという説あり。
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