柴又駅の銅像
先月 NHK BSプレミアムで 「男はつらいよ」で フーテンの寅さんを演じ 没後20年になる 渥美清の特集番組「寅さん なに考えていたの?」 を見た。あまり知られてないが 彼は生前 句会に通い200句を超える句残していた、俳号は「風天」 数年前に シリーズ映画を40数本見たが 俳句もなかなかで メモをした。
草しげり 終戦の日遠く 飛行雲
蓋あけたような天で九月かな
朝寝して 寝返り打てば 昼寝かな
さくらんぼ プッと吹きだし あと寂し
前回の時事川柳から一転 生活感いっぱい 団地の高須自治協議会「高須だより」「高須」生活川柳入選作(作者 不明)より さらに 独断で お気に入りを選句
鍵がない 出かける前の 一苦労
還暦で 実家に帰れば まだ子供
今の世は 隣の芝も 青くない
貯まるのは ポイントカードと診察券
五十年に 一度の気象 あちこちで
次の世が あれば知らすと 逝った友
換気扇 語るとなりの 晩ごはん
朝日川柳 2015・12.3より 上手いなあと思った時事川柳 独断 選句
行く度に 知恵は出さずに 金を出す
京都から 逃げてパリでも 及び腰
中にある 押し付けられた 流行語
気が付けば けむに巻かれて 追い抜かれ
「偏り」は 政権からの 距離のこと