「ちぐはぐ」はよく使う言葉。「せたがや日和」に思いもよらない語源が載せられていた。
「彼女の言動はいつもちぐはぐだ」のように、二つきつ以上のものが食い違っている、うまく合わさっていない、調和していない様子を表す言葉です。
「ちぐ」は金づちを意味する「鎮具」、そして「はぐ」は釘抜きを意味する「破具」と書きます。つまり、どちらも大工用具が語源となっています。
金づちは釘を打つ時に使い、釘抜きはその名の通り釘を抜く時に使う道具で、それぞれ相反する動作を行うもの。そんな二つの道具を交互に使っていたり、使いどころを誤っていたりすると、なかなか仕事は進みません。そんな様子を食い違っている様子に例えたのが、「ちぐはぐ」。