今回から
バライタ印画紙でのプリントに取り組みます。
美術作品として仕上げる際には
バライタ印画紙を用いることが一般的です。
しかし
使用にあたっては
これまでのRCペーパーと言われる
レジンコートされた印画紙と比べ
薬品の処理時間が長くかかるところがタイヘン。
急がず、丁寧に作業をおこなう必要があります。
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露光後のバライタ印画紙の処理は下の通り。
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現像液
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停止液
↓
定着液
↓
仮水洗
↓
水洗促進剤
↓
バライタウォッシャーでの本水洗、1,2時間
↓
乾燥
↓
フラットニング
↓
必要に応じてポッティングも!
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このように長い工程を経て仕上げます。
徳永写真美術研究所では
効率より質を
消費される写真ではなく
美術作品として残る制作をおこないます。
本講座では、しばらく
バライタ印画紙でのプリント実習が続きます。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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