季節はすっかり秋。
いえ、今週からは冬が迫ってきた感もあります。
徳永写真美術研究所は2008年10月に設立。
今年の秋で4年が経ち、現在5年目です。
その間
写真やシルクスクリーンを中心とした講座を
通年、または半年を区切りとして開催してまいりました。
しかし
私達が運営する研究所の目指すところは
講座の開催だけでなく
TIPAに集う皆さんの
共同アトリエとして機能させる事。
講座を受講後、興味を持った分野の
更なる研究、そして、作品制作を進めるなかで
皆さんの創作エネルギーに充ちた空間となるよう願っています。
最近は
少数ながらも、制作の場として
TIPAを活用するメンバーが出てきました。
そこで
今回のブログでは
その制作現場の一端を報告しようと思います。
*
TIPAメンバーの制作報告Vol.1
秋空の下でのサイアノ作業
昨年、一年間
TIPAの講座を受講されていた方の取り組みです。
太陽光でのサイアノタイプと言えば・・・
ワークショップや授業の場合
限られた時間で結果を出さねばならない都合上
夏におこなう事が常となっていますが
けっして夏季に限る技法ではない事を
この方の制作を拝見して認識を新たにしました。
11月下旬も太陽光で作業をするそうです。
冬におこなうサイアノフォトグラムを
私は経験した事がありません。
予想では
極めてやわらかな光と影の世界を
生み出せるのではないかと思いますが
結果はいかに・・・・?
楽しみです。
記:徳永好恵
追記
これらの制作物は
海外での発表を予定しているそうです。
日本人にとってのサイアノ色は
藍染の藍とも印象が重なりますが
国が変ると、どのように感じられるのか
その点も楽しみです。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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