徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

シルクスクリーンプリント応用講座3日目 / 物質的魅力を引き出す刷り2 製版作業と刷り

2014年02月09日 | シルクスクリーンプリント講座

 

まずは
スクリーンに感光乳剤を塗ることからスタート。

乳剤は
液状時は感光性が低いため
通常の蛍光灯下で作業をおこなえます。



少し斜めに版を持ち、バケットに流し込んだ乳剤を引き上げながら塗布します。
泡が出来ないように、ムラにならないように、厚塗りにならないよう注意します。



デモンストレーション後
各自、塗布作業に取り組みました。

しかし
慣れないうちは、なかなか難しく



助け合いながら塗布作業を終えました。



その後、暗室で版を乾燥。



製版作業では
スクリーンがきちんと乾燥していなければ
膜面が剥がれてしまいます。
また
乳剤が厚塗りの場合は感光しきれず
これもまた剥がれてしまいます。

市販の感光フィルムのように
確実に製版できない場面もありましたが
一連の作業に慣れると
経済効率とともに作業効率も上がるはずです。



ひとり3枚の版を完成させ
いよいよ刷り作業にとりかかります。



上の写真のように

モチーフのベタ面
2階調画像  
ハイライト部を抽出した画像

3枚の画像を刷り重ねて完成させる予定です。



この実習では
通常よりも紙にインクを厚く盛ることがポイントです。

スキージーを2回往復させるなかで
1回目はスキージーをねかせ
2回目でインクを落とすようにスキージーを立てて刷ります。



本日の皆さんの制作物はコチラ



白い紙に薄いグレーで刷っているため
よく見えませんが・・・

次回は、さらにインクを盛って
画面に凹凸感を出していきます!


記:清田もえ子

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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