シルクスクリーンプリント基礎講座、初日のレポートです。
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まずは
道具や作例を紹介しながら技法の説明から。
当研究所が取り組むシルクスクリーン技法とは・・・
限られた環境下で、どこに着目し、どのような研究をおこなうのか
私どもが考えるシルクの有用性をお話ししました。
本講座で特徴的な点は製版した版は解版しない事。
その理由は写真のフィルムと同じ認識であるから。
時を経て再び刷れるように
刷り終わっても基本的には保存します。
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講義後は刷り体験に取り組みました。
カッティング原紙を切り抜き
スクリーン枠に貼り付けて刷りしました。
スキージーの使い方
インクの扱い方
刷る時の身体の動かし方など
基本動作を確認しました。
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放課後は
ある受講生の制作物を拝見しました。
サイアノ画面にメディウムや絵の具で描いた実験作の数々。
今後は絵にシルクスクリーンプリントも加えたいとのこと。
既に画家として活動されているこの方の
期待に応えるべく講座を進めていきたいと思います。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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