徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

創作実験クラブ / 4日目 包む行為の研究2:多岐にわたる実践

2021年10月01日 | クラブ活動




創作実験クラブでは実習以外に
日々の制作や近況報告の時間を
とるようにしています。

近況報告での雑談の中には
多くの気づきがあり
大切な時間と位置付けています。

この日は私の報告からスタート。



内容は、前に本活動にて
紹介を受けて飼育を始めた
粘菌とカタツムリについて。

共に暮らすことでの発見や
彼らの体調についてを報告。
話し出したら止まらない状態に・・・





この日は<包む行為の研究>の2回目。

前回の講義を含む簡単な実習を経て
今回は
各々の研究として実習を進めました。



創作実験クラブでは
「まずは手を動かすことから」
をモットーに進めています。

ZOOMでつながる北海道メンバーも
モニターの向こうで
テンポよく様々な実験をされていました。



下にこの日の実験の成果を紹介します。



エアープランツは
アルミホイルで先端を遮光され
どうなる?
どう見える?どう変化する?



同じくアルミホイルを用いた実験。
コラグラフに取り組んだ時
同じ発見がありました。
(写すの変化形)



クリストの包むを模して・・・



<鉛シート・ガーゼ・かしわの葉>

かしわ餅は何故かしわの葉で
包まれているのか?

柏の木は冬になって葉が枯れても
新芽を付けるまで落葉しないことから
「家系が途切れることなく続く」
「子孫繁栄」などの象徴だそうです。

また、葉には
「オイゲノール」という成分が含まれ
殺菌作用があるとのこと。
殺菌→ガーゼ(包帯)を連想。
では、鉛は?
思考がループします。



これは私の実験です。
スプーンを麻ひもで巻きました。

考えがまとまっていませんが・・・
用途を失ったスプーンは
日常品から作品となった???



考える対象を見つけること
それは表現の種となるかもしれない
・・・と
予感しながら手を動かす段階で
活動は終了。

このような体験を蓄積し
表現の引き出しを増やすことが
創作実験クラブの活動目的です。

この日の実験で
ひとつ引き出しが増えたと思われます。
たぶん。

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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