本日、最終日。
講評が始まるまでの数時間
集中して残る作業に取り組みました。
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シルクスクリーンプリント技法に対する
興味を具現化していく過程は
皆さんそれぞれ。
自分自身の目標を掲げ
制作に取り組みました。
では
講評の様子を紹介します。
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まず最初は本講座を複数年
継続して受講されている方の作品です。
パソコン上で配色の計画を立ててから
刷り作業に着手するスタイルでの制作です。
色の濃淡、刷り順、インクの種類を変えるなど
たくさんの実験をされました。
最終的に上の図版が仕上がりました。
モニターを通しては微細な魅力が見えませんが
丁寧に作り込まれた作品です。
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後に続く取り組みは
初受講の皆さんによる作品です。
グラデーションの魅力に挑戦した制作です。
上段・犬の図版は1版のみですが
豊かな色味に仕上がりました。
下段・パンジーの図版は
カッティング技法と写真製版法との併用。
花の図をどのように分版するべきか
試行錯誤した跡が見受けられます。
オプション制作として
直筆のイラストをTシャツに刷りました。
かわゆく仕上がっています。
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猫をモチーフとして
何が仕上がるのだろうと思っていたところ
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ボックスフレームに入れる形で完成。
ダンボールの素材感を活かした仕上がりとなりました。
コラージュ的魅力も付加された作品です。
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こちらは
写真での作品制作を専門とする方の
初めてのシルク作品です。
写真をシルクスクリーンプリント技法を通して
どのように展開できるか?
その可能性を意欲的に探った取り組みでした。
コンセプトと画面の魅力との兼ね合いが
次の課題となります。
この後が
本当の意味での作品制作です。
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多忙かつ諸事情にて
刷り作業に着手できなかった方の製版原稿です。
作品の意図を示唆する記号が散りばめられています。
原稿を見るだけでも
制作に対する情熱が伝わります。
講座中には
シルク作品として完成しませんでしたが
環境が整った段階で
ぜひ、刷り上げていただきたいと思います。
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講評後は
講師・清田もえ子さんによる
まとめのレクチャー。
今回の講座では紹介できなかった
シルクスクリーンプリント技法の魅力を
幾つかのサンプル作品を見ながら
語って下さいました。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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