“ピンホール写真の魅力に触れる”
2日目。
当日はあいにくの天気、しかも大雨です。
はて、どうしたものかと考えた結果
このような授業風景となりました。
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十数年、様々な場で写真の授業を担当してきましたが
初の試みです。
題して
「箱庭撮影」
写真集で囲った空間は個人のミニスタジオなのです!
前回、屋外でおこなった撮影では30秒前後の撮影時間が
今回は1時間。
かなりスローな撮影テンポでしたが
皆さん、なんとか反転作業まで体験できました。
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今回の取り組みの中で2作品、紹介します。
【紹介作品その1】
雪景色の写真を背景に
エッフェル塔、飛行機、マンモス
のモチーフを構成して撮影しました。
撮影結果はコチラ
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諧調の反転作業をする時間がなく
ネガ像でわかり辛いですが
大胆な構図で摩訶不思議な画像を得る事ができました。
【紹介作品その2】
月の写真を背景に
作者持参のこだわりモチーフを配置しました。
撮影以前から
既に独特な魅力を放つ舞台が完成。
これをピンホール写真に変換すると
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ホラーな世界が誕生しました。
ピンホールカメラ特有の歪みと
モノクロ画像になった事で
元の世界観が一転。
作者の意図する魅力ではなかったようですが
力強い写真が仕上がりました。
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苦肉の策としての作業でしたが
私にとって新たな発見があった一日でした。
「箱庭撮影」
なかなか面白いです。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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