徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

◎写真を学びませんか!大阪・鶴橋にて(その1)

2010年03月17日 | お知らせ


徳永写真美術研究所からのお知らせです。

現在、2010年4月からスタートする
写真を中心とした講座の受講生を募集しております。



当研究所のモットーは
「まず、手を動かすことから。体験を通して考える」です。

TIPA写真塾は2008年・秋から大阪の鶴橋にて
徳永写真美術研究所に付属する形で発足。
年々、内容を充実させ
今期は3種の講座を準備しました。

写真の基礎から作品制作までを学ぶ【写真講座】
写真表現のひきだしを増やす【表現研究講座】
版表現としての写真を学ぶ【シルクスクリーン研究科】


*******


本日は【写真講座】について、ご案内します。




徳永写真美術研究所の暗室です。
ここでモノクロ写真実習をおこないます。



この講座は初心者を対象としながらも
写真はソコソコ知ってるけれど
あらためて、しっかり取り組んでみようと
思われる方にもオススメです。



TIPA写真塾では、技法の習得にとどまることなく
170年余りの写真の変遷過程を知った上で
「写真」というメディアをどのように捉え
その魅力を見い出していくかを考えます。



そのためには、まず、写真史レクチャーから。



次に写真の基礎を学びます。



この講座では、一眼レフのフィルムカメラを使います。
受講にあたっては、各自、カメラをご用意下さい。
貸出用カメラも準備しております。
購入を検討される方はご相談下さい。



実習初日はピンホールカメラを作り、
モノクロ印画紙をセットして撮影します。



撮影後は暗室にて現像作業。

このピンホール写真実習を通して
写真の原理を学びます。



一眼レフカメラで撮影したモノクロフィルムは
自分でフィルム現像します。



フィルム現像の後は、いよいよ写真の焼付けです。



モノクロの世界に変換された写真の魅力を感じてください!



通常の写真の他
頭のトレーニング的な課題にも挑戦。



複数の画像を同一画面に重ねて仕上げる手法も体験します。





秋からは・・・



大型カメラによる撮影実習からスタート。


暗室実習では
モノクロ写真の色味を変える調色を体験します。



セピア調色



ブルー調色

その他に
Yoshieオリジナル調色技法も紹介する予定です。
(秘法初公開!)

後半は展覧会に向けて作品制作に専念します。

作品として仕上げるために
バライタ印画紙(ファイバーベースペーパー)を使用して
クオリティの高い写真制作に取り組みます。



バライタ印画紙での暗室作業は手間がかかります。
アーカイバルウォッシャーを使用して1時間水洗。



今までよりも諧調の美しさを感じる仕上がりとなるはずです。
これこそがゼラチンシルバープリントの醍醐味です。



写真の仕上げ作業も、業者に依頼するのではなく
自身でブックマット形式で作品を完成させます。



展覧会を通して
自分の写真を客観的に視る事ができます。

この一年間の成果の発表を経て
その後の写真作品制作に繋いでもらいたいと願います。


**************************

講座開催要項

2010年4月~8月(前期)
10月~2011年3月(後期)
隔週日曜日13:00~17:00(放課後20:00まで制作可)

前期9回 受講料42000円
後期11回 受講料48000円
前・後期まとめてのお申込みは受講料85000円(5000円割引)

定員:6名

会場:徳永写真美術研究所大阪市生野区鶴橋4-4-1 

詳しい授業スケジュールについては
TIPA写真塾にてご確認下さい。

**************************

なお、
本講座を修了された方には
引き続き作品制作を継続して頂けるよう
暗室を含む徳永写真美術研究所の設備を
ご利用頂ける体制にしております。
(使用規定に従い使用料が必要です。)


以上、2010年度TIPA写真塾の写真講座概要でした。

ご興味を持たれた方は
i@tokunaga-photo.com

ご連絡下さい。

お待ちしております!

*******************

徳永写真美術研究所
〒544-0031大阪市生野区鶴橋4-4-1
Phone 06-7504-6784
 URL http://www.tokunaga-photo.com

*******************