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地球人カレッジ 12月☆2夜連続 第1夜☆

2011年01月01日 | 地球人カレッジ
*と き :12月25日(土)19:00~21:00   
*参加人数:12名(ネット中継なし)
*ところ :吉野川市山川町 さくら診療所デイケア室
*講演者:山岡智亙さん(アイ・シー・ネット株式会社 コンサルタント)
*テーマ 仏の国の学校の話~ミャンマー教員研修の現場から~



ジングルベールジングルベール す~ずが~なる~

メリークリスマス!なんと25日は徳島、朝から初雪が降るホワイトクリスマスでした!
そんなロマンチックな夜、ゲストにアイ・シー・ネットの山岡 智亙(やまおか ちこう)さんをお迎えし、TICO恒例の地球人カレッジが開催されました。
アイ・シー・ネットは国際協力コンサルタント会社で、PCM(プロジェクトサイクルマネジメント)研修なども行っています。

ところで山岡さんですが、実は元TICOスタッフ!さらにお寺のご出身!そのせいかホンワカ仏様のような雰囲気です。

さて、今回のお話しのテーマは、仏教徒が国民の90パーセントを占める「仏の国」ミャンマーの教育現場における挑戦です。

ミャンマーでは、教科書をただ覚えさせるだけの暗記暗唱型教育から、いわゆる“参加型”の児童中心型教育への転換が、政策目標として進められています。
「教科書を教える」のではなく、「教科書を使って教える」教育への転換です。
とにかく、ミャンマー国の教育全体のシステムに関わるプロジェクトということで、スケールが大きい!

山岡さんの講義は、まさに参加型。
グループワークが取り入れられ、楽しく進行しました。


▲ミャンマーの地図を使ってグループワーク

ところでミャンマーでは、16歳からの高等教育を1年修了で小学校教員資格、2年修了で中学校教員資格がとれちゃうそうです。
日本でいう高校生が小学校で先生をしているなんて、驚きですよね

お話を伺い、「参加型教育」のコンセプトはもちろん素晴らしいのですが、それを全国各地に広めることはなかなか骨の折れる仕事なのだな、と思いました。
教員の教えるスキルが上達しさえすればよい訳でなく、同時に教員が得たスキルを持続的に実践できる教育環境や教育システムの整備が不可欠だからです。

時間がかかる取り組みですが、ミャンマーの子供たちの笑顔が増えるこの「参加型教育」、ぜひ上手く行ってほしいと思いました。
また、日本政府にもこういったミャンマーや海外での取り組みを、ぜひ国内の教育現場に還元して活かしていって欲しいですね


文責:事務局(滝川)

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