TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

IFMSA合宿@TICO道場

2011年02月28日 | 地球市民教育
2月26-27日にIFMSAのみなさんが、再度徳島を訪れました
風邪やインフルエンザで直前のキャンセルが相次ぎ、結局3名の参加となりましたが、
北海道から2名、東京からも参加してくれました。

今回は3月の11日から3週間ザンビアを訪れる前の合宿で、
プロジェクトの計画やモニタリング、評価をするためにJICA(国際協力機構)
などが用いる手法、PCM手法を使った短いワークショップを実施しました。

また、日曜は鶏小屋のお掃除をしていただき、みなさん朝から鶏を
追いかけ回していただきました   




いつもせっかく遠くから来ていただくのにもかかわらず
ゆっくりできないため、こちらもさまざまなワークショップを実施できず、
とても申し訳なく思っています
是非、次回はもう少しゆっくり来ていただければ、と思わずにはいられません。

文責:事務局(庄田)

NPO自立支援塾

2011年02月25日 | 地球市民教育
2月20日(日)、NPO自立支援塾での吉田先生の講演に参加してきました

テーマは「よりよき社会を残すためにNPOができること」。



しかしカードゲームから講演は始まるとのこと。
どうなる事かとドキドキしながら3チームにわかれました。

ゲームはシンプルで、乳児期、幼少期、テイーンエージャー、
成人等の期間に区分されたカードを引くことで、
ザンビアなど、サブサハラ以南にもしも生まれたらどんな人生になるのか疑似体験するという内容。
なんと私は、2歳時に病気にかかって亡くなってしまいました

チーム内でも成人まで生きのびたのは6人中2人ほど。
その2名もHIVにかかったりと壮絶な人生を送るという衝撃の結果でした
このゲームを通じて、どこか遠くに感じていたアフリカ/ザンビアの方々の一生を
より身近に感じることができました。

上記以外にもグループワークを行い、アフリカの現状やTICOの活動についてご説明を受けました。

全体を通じて感じたのは、アフリカでの問題は「人ごと」ではない、ということ。
一見、遠い国で私達の日頃の生活からかけ離れた事が起こっているように感じますが、
実は日本での生活や日本人の行動が向こうの方々の生活・人生に強く影響しているのです。
日本で平和に、比較的裕福に暮らせているのも、世界のどこかの生産者が
安い賃金で働いたものを購入しているから。
国が違うから、遠いから、といって自分達に関係なくないのです。
もっと広い視野で、地球規模で考えなくては、と痛感しました。

新たな「気づき」をいただき、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

参加ボランティア:矢沢潤子

チペンビ:デモンストレーション農場

2011年02月23日 | TICO ザンビア
平成22年度地球環境基金助成金を頂いて実施されております、チペンビ・デモ農場の近況をお伝えします。

前回2月10日のデモンストレーションで25本のムサンゴの苗木が植えらたデモ農場ですが、追加で更に50本の苗木を植えることになりました。
ということで、早速ムサンゴの苗木を携えてデモ農場へ。

デモ農場につくと、農作業中のマネージメントチームの面々が
彼ら自ら、進んで作業を行っておりました~
マネージメントチームの人間なんだから来て仕事してるの当たり前だろ、というなかれ
雨期ということで彼ら自身が所有する畑の作業も忙しい時期に、決して距離が近いとは言えないデモ農場に足を運ぶことは、みんながみんな出来ることではありません。
追加のムサンゴの苗木も、早速植えられました。

ゆっくりですが着実に進んでいるデモ農場の活動。
今後も引き続きみなさんにお伝えしてゆきます

文責:ザンビア事務所(滝川)

フリーデンスフェストに参加しました

2011年02月23日 | イベント参加
2月20日(日)、鳴門市にあるドイツ館で開催されたフリーデンスフェストに参加しました。
フリーデンスフェストとはドイツ語で“平和のお祭り”という意味だそうです
ドイツ国際平和村の活動紹介を中心に行われたチャリティーイベントで、
写真展の他、演劇や音楽の演奏等が行われ、当日は沢山の人で賑わっていました。

TICOも平和を願う地球人の一員として、TICOの活動を多くの方に知っていただけるよう、
ザンビアの紹介や活動報告の展示、ザンビアグッズの販売を行いました



ザンビアの現状を伝えるポスターの掲示や映像からは、現地の様子を感じることができ、
訪れた方々もそれぞれの思いを抱かれたのではないかと思います。

TICOのブースに足を運んでくださった方々の中には、資料を手に取って熱心に話を聞いてくださる方や、
何かできることはありませんかと尋ねてくださる方もいて、
お話をさせていただくのが楽しかったのと同時に、ザンビアの現状について
もっと学んで伝えられるようにならなければと感じました

販売していたザンビアグッズも好評で、多くの方に手に取っていただきました。
今回販売したザンビアグッズの中には、ある特別なクッションもあり、
少しご紹介させていただきたいと思います

ザンビアの現地で使われている“チテンゲ”と呼ばれる布、とても素敵な柄なので、
これを使って何かできないかと考えていました。
そして城南高校の家庭科の先生にご相談したところ、学生さんと一緒に
チテンゲを使ったクッションを作ってくださいました
素晴らしいクッションの完成度と、何よりもボランティアで協力してくださる先
生や学生さんの熱意に感激しました

この話を当日ボランティアに来ていた高校生に話したところ、引率の先生に話をして
その場で協力していただけそうな方を紹介してくださいました
お知り合いの先生の紹介ということもあり、突然の連絡にも関わらずお話をさせて
いただけることになりました。

徳島の高校生の思いやりあふれる行動力や、ほんの少しのきっかけから出会いが広がり、
人と人が繋がっていくことの素晴らしさを実感することができ、とても温かく
充実した気持ちになりました

今回のようなイベントをきっかけに、同じように平和を願う人同士の繋がりが
広がっていくことが楽しみになる一日でした

TICOボランティア:大橋瑞紀

ンコンジェコミュニティースクールにドアフレームが入りました!

2011年02月18日 | TICO ザンビア
皆さんこんにちは。
ザンビア事務所の黒田です。 

TICOでは公益社団法人セカンドハンドと協力して、ザンビア中央州モンボシ地域にあるンコンジェコミュニティースクールの建設支援を行なっています。 

生徒数500人、1年生から7年生が学ぶンコンジェコミュニティースクールは10年前に村の人みんなが協力して建設した学校です。10年間しっかり地域の子ども達に学習の場を提供してきた学校ですが、今では生徒数が増えて1年生は教室に収まらないために青空教室で勉強です。雨期には草葺きの屋根から雨漏りしてしまったり、窓が無いために教室は慢性的な埃に悩まされたりしながらも、ンコンジェの子ども達は毎日一生懸命勉強しています。



TICOとセカンドハンドは、子ども達に少しでもいい学習環境を提供したいと願うコミュニティーのメンバーと協力して現在新しい校舎を建設中です。9月に開始した工事は長い雨期に邪魔されていましたが、先日やっと校舎にドアフレームが入りました。




9月の時点でこんな感じだった校舎は



今ではレンガ作りの校舎に見えてきました。


"ドアフレームが入るとホントに校舎っぽく見えるね~。"と建設チームは本当に満足げ。現在彼らは窓枠のアレンジに取り組んでいます。




子ども達が新しい校舎で勉強できる日が待ち遠しいですね。 

文責:TICOザンビア事務所(黒田)