TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

講師派遣:高知南高校 平成24年度第2回目!

2012年12月21日 | 地球市民教育
前回の高知南高校にて第1回目の授業に引き続き、12月18日、第2回目の授業に行って
きました

本日の講師は、ザンビア業務調整員の瀬戸口が担当
一時帰国したばかりなので、最新のザンビア情報も合わせてご紹介しました



まずは、前回の復習
ザンビアは主に何を輸出しているでしょうかのクイズに、「銅」と答えてくれました

次に、もしも、ザンビアのある村に生まれたらと想像しながら、話を進めていきました。
ザンビア人の主食であるメイズから作られる「シマ」
動画を見た瞬間、生徒のみなさんから「おいしそー」「食べたい!」との声が

シマ
できれば、その場で食べてもらいたいのですが、作りたてが一番おいしく、そして作る人によって
味もまちまち
是非、ザンビアで食べみてください
ちなみにメイズとは白いトウモロコシです。

また、ンコンジェ小学校の支援についても、お話させていただきました。
支援する前は、高知南高校の全生徒数と変わらない約500人の子どもたちをたった3つの教室で
教えていたそうです。

ザンビアについてより知ってもらい、身近な国になってもらうえると嬉しいです

次回はどんな授業になるでしょうか
高知南高校の生徒のみなさん、次回もどうぞよろしくお願いいたします。

文責:近森(事務局)

セカンドハンドへのご報告

2012年12月21日 | TICO ザンビア
12月16日(日)、公益社団法人セカンドハンドにて、ザンビア業務調整員の瀬戸口から、
ンコンジェ小学校の報告させていただきました。
先月末、ンコンジェ小学校の引渡式の模様をお伝えしましたが、セカンドハンドからの支援
がなければ実現しなかったといっても過言ではありません。


会場には、初めて訪れた方もおられ、ザンビアのことについて興味を抱いてくれたようでした。
学校に通っている子どもたちの宗教についてや、ザンビア人の国民性などについて、たくさん
質問していただきました。
宗教は主にキリスト教ですが、クリスマスを祝わない宗派もあるそうです
また、ザンビア人は、少しシャイな性格だそうです。日本人と共通するところがありそうですね~



今後も彼らの活動は、より良い教育環境を目指すために続いていきます

この報告をもって、今までのご支援に対するお返しをすることが出来ましたら幸いです。

本当にありがとうございました。

文責:近森(事務局)




JICA青年研修事業の訪問

2012年12月20日 | 未分類
 12月15日(土曜日)、公益社団法人青年海外協力協会が受け入れているJICA青年研修事業インド地
域保健医療実施管理コース
の研修の一環として、インドから13名の研修員がさくら診療所へやって来ま
した。医師、看護師そして保健医療システムに関わる自治体関係者の方々で構成されています。

最初に渡部先生がさくら診療所を案内しました。研修員の中には、お医者さんも数人いるとのことで、み
なさん興味津々渡部先生を質問攻めにしていました。


また、医療の設備だけではなく、さくら診療所にある薪ボイラーやペレットストーブにも大きな関心を寄せ
ていました。さくら診療所では、化石燃料に頼らない環境に配慮した循環型社会を目指しています。
さらに、英語を話すスタッフが多いことにも驚いていました。

さくら診療所ツアーの後は、吉田先生からの講義がありました。ここでも、様々な質問が飛び出します
ザンビアで稼動している自転車救急車、雨が降ったらどうするのか。また、TICOが活動しているお
産を待つ家について、インドでも似たような施設があるとのことなど、活発な意見交換がなされました。

最後には、研修員を代表してお礼の言葉を述べていただきました。

集合写真

さくら診療所での滞在が、少しでもこれからのインドでの保健医療に役立てることができますように、と願う
ばかりです。

文責:近森(事務局)


お産を待つ家、利用者の声をお届けします!

2012年12月19日 | TICO ザンビア

ザンビア事務所の田村です

お産を待つ家開所式から早1か月。
みなさんに利用者の声をお届けします

彼女が利用者第1号

昨夜から腰痛があるということで笑顔は少なめでしたが、快く写真撮影や質問に応じてくれました。

Q.お産を待つ家はどのように知ったの?
「SMAG(安全な妊娠・出産を支援するボランティアグループ)が教えてくれたのよ。SMAGは私の叔母なの。彼女が今回も付き添いでいてくれるから安心だわ」

Q.いつどのようにお産を待つ家に来たの?
「昨日の夕方に叔母と一緒に歩いてここまで来たわ。家から歩いて2時間くらいよ」

Q.何人目の子供なの?ほかの子供たちはどうしているの?
「3人目の子供よ。2人の子供は旦那さんが面倒を見てくれているわ」

Q.お産を待つ家で待機してみてどう?
「とても快適よ。出産予定日が実は今日なの。早く生まれてきてほしいわ」

彼女が手にしている青いカードは妊婦健診カード。これまでに3回の妊婦健診を受診しており、助産師の記載によると現在のところ母、胎児ともに経過は良好なようです。(ザンビアでは最低4回の妊婦健診受診を推奨しています)


↑右のベッドに自分のお子さんと座っているのが妊婦さんの叔母でありSMAGメンバー。
待機中の食事や家事などすべて自分たちで賄わなければなりません。待機中の家事全般は付添人である彼女が行います。

↓お産のために必要なへその緒を挟むクリップや手袋、あかちゃんと妊婦さんの洋服はもちろんのこと、食糧や料理道具、食器なども自分たちで持参しなければなりません。



「お産を待つ家は本当に住民に利用してもらえるのだろうか」とやきもきしていましたが、
「今はSMAGたちが地域で周知していく時間」とSMAGの地道な活動を信じ、SMAGに対してお産を待つ家を利用するメリットを研修やミーティングの際に訴え続けてきました。こうした情報がSMAGを通して住民へ伝えられています。

妊婦さんや家族が、安全な妊娠・出産のために気持ちよく利用できる場になりますように
今後もSMAGと共に地域での活動を盛り上げていきたいと思っています。

文責:田村(ザンビア事務所)

地球人カレッジ 12月

2012年12月19日 | 地球人カレッジ
*とき:12月15日(土)19時~21時
*参加人数:16人(発表者、ネットでの参加者含む)
*ところ:吉野川市山川町;さくら診療所デイケア室
*講演者:瀬戸口千佳(TICOザンビア事務所)

2012年に実施したTICOのザンビア事業についてご報告しました。

*農村開発ローン
*農村地域の母と子の健康を守るプロジェクト
*ンコンジェ学校建設支援

今年の1月に赴任したとき、ザンビアは雨季の最中。
2年半前の短期出張時は乾季でしたので、緑に覆われたザンビアがとても新鮮でした。
そして事務所につくと、ザンビア人スタッフの面々から「おかえりなさい」と言われ、
大変うれしかったことを覚えています

赴任当初に担当していた「看護師の家」「お産を待つ家」の建築事業での作業員とのやり取りや、
農村開発ローン最後のグループとのやり取り、
母子保健プロジェクトで共に働くボランティアさんたちとの信頼関係の構築、
そして事業を進めるうちに、深まる村の昔からの風習や生活についての理解

ザンビア事業の進展をご紹介するとともに、
そういった日々のなにげない?!出来事も
合わせてご紹介させていただきました。




TICOの事業について知りたい方、
村の有力者チーフをお迎えする作法とは?!など、ディープなザンビアについて知りたい方、
ぜひ講演を視聴してみてください!


文責:瀬戸口(ザンビア事務所)