TICOブログ

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2月の地球人カレッジ:「アフリカが私の人生を変えた~3年間のアフリカ生活が教えてくれたこと~」

2012年02月28日 | 地球人カレッジ
*とき:2012年2月18日(土)19:00~21:00
*参加人数:21人(発表者、ネットでの参加者含む)
*ところ:さくら診療所デイケア室
*報告者:滝川 麻衣(TICOザンビア事務所 業務調整員)
*テーマ:「アフリカが私の人生を変えた~3年間のアフリカ人生が教えてくれたこと~」

2月18日(土)の地球人カレッジの報告者は、滝川麻衣業務調整員。彼女の独特のトークで、終始笑いの絶えない地球人カレッジとなりました


(滝川業務調整員)

大学時代にはワークキャンプに参加したり、一人旅をしたりと積極的に海外に出ていたという彼女。大学卒業後にはトルコへと向かい、帰国後には薬剤師として勤務したりと、そこで得た様々な経験を話すところから今回の地球人カレッジは始まりました。そこで出たのが、彼女の人生におけるテンショングラフ!様々な経験をしていく中で、もちろんテンションにも山あり谷ありそして日本での勤務を終えたのち、青年海外協力隊のボランティアで感染症対策員としてタンザニアに派遣された時のことへと話は進んで行きました。


(スライドの様子)

最初は試行錯誤しながらの活動。スワヒリ語を必死で勉強した彼女は、スワヒリ語で喧嘩ができるほどになったとか!そして、タンザニアでは、「水」を中心に取り組んだそうです。小学校で手洗い運動に取り組もうとしたときにまず直面した問題。それは、「手を洗うための水がないこと」。そこで、ロープポンプを取り入れて、まずは水を手に入れるところから始まりました。

そういった草の根の活動を進めていく中、彼女の眼に色々と見えてきたものがありました。例えば、先進国の「援助」の現状と限界。地域の人々とともに活動を行ってきた彼女だからこそ、末端の人々には「援助」がなかなか届かないことを痛感したそうです。他には、「リーダーの重要性」。現地主体で活動を行っていくには、やはり地域のことを思う気持ちのある責任感のある人が活動の中で重要になると感じたとか。そして、タンザニアやザンビアでの活動を通して見えてきた「日本の危機」。アフリカの問題は目に見えやすいですが、同様の問題は日本にもたくさんあるのです。例えば、日本の食糧自給率はとても低いことが知られていますもしも食べられなくなってしまったら、人間は生きてはいけません。モノがあふれている日本ですが、食物の安全性や自給率の問題など、私たちの生活とはきっても切り離せないものです。


(当日の様子)

当日は多くの学生の方も参加して下さり、最後の質疑応答の時間ではたくさんの質問がでましたその中で、私の印象に残ったものは、彼女の学生さんに向けたメッセージです。それは、

「やりたいことをやる。やってみないと、自分にそれがあっているかどうかは分からない。そして、そういうチャンスがあるということは、とても恵まれている。」

というものでした。大学では海外を旅しながら薬学の勉強をし、卒業後には感染症対策として水に関わってきたという、様々な経験を持つ彼女ならではの言葉だと感じましたそして、彼女は今また新しい道へと進んでいます。さて、彼女が選んだその新しい道とは!?

当日は時間がなくて参加できなかった!という方も、こちらから当日の様子を映像で見ることができますので、ぜひご覧ください

文責:事務局(伏見)

ンコンジェ・コミュニティースクールの校舎が完成しました!

2012年02月23日 | TICO ザンビア
ザンビア事務所の瀬戸口です。

ご報告が遅くなりましたが、2010年9月より開始したンコンジェ・コミュニティスクール支援(校舎、教師の家、トイレ建設)が一つの節目を迎えました。

そう、待ちに待った校舎の完成です!!!!


是非、過去の記事と比べてその変化をお楽しみください
12月9日の記事
10月18日の記事

去年の秋頃から、すでに新校舎での授業は始まっていたのですが、
なんやかんやと細かい作業が終わらず、結局年を越してしまいました。

▼新校舎の教室

*ちなみに旧校舎の教室はこちら

そして、第2校舎には鍵付きの金庫室ができました。


これは卒業試験の問題用紙を保管するためです。教育局から了承されれば、ンコンジェ小学校の生徒たちは、早朝に他の学校まで歩いていかずとも、自分たちの学校で卒業試験が受けられるようになります。


残すは生徒・教師用のトイレと教員用住宅(※)の建設です。
※政府から認可を受けている教員誘致のため

資材を運ぶにも一苦労な悪路と、
携帯電話がほとんど通じないために片道2時間半かけて進捗管理しなければならないこの事業

すべての建設が終わるまで、どうか忍耐強くお付き合いいただければと思います。


文責:ザンビア事務所(瀬戸口)

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【おまけ】
先日の記事でアフリカンカップ(正しくはAfrica Cup of Nation)について触れましたが、まさかまさかで優勝してしまいました

決勝戦(対コートジボワール)はPKにまでもつれ込む熱戦。試合が終ったのは夜中の12時。
それからザンビア中が大盛り上がりで、死人まで出てしまいました

チームの帰りを待ちわびた人たちが空港に大挙した結果、滑走路までもが車で埋め尽くされたり。。
あの日は本当に一日中お祭り騒ぎでした。特に凱旋優勝パレードの盛り上がりようと言ったら、、、

▼パレードの翌日の新聞(クリックすると拡大しますので、是非この人だかりをご覧ください)


2月17日国際協力講義@徳島大学

2012年02月22日 | 地球市民教育
みなさんこんにちは、事務局の伏見です

2月17日に代表の吉田が徳島大学医学部で講義を行いました。
対象は医学部2年生の方達で、国際協力についての講義でした。


(代表の吉田です)

講義の最初には、チャレンジ・アフリカというカードゲームを
グループに分かれて行いました。アフリカ版人生ゲームのような
このゲームでは、「もしもアフリカに生まれたら?」ということを
分かりやすくイメージすることができます。中には、HIVの感染率の
高さに驚いているグループも見られました


(みんなでわいわい!)

その後は、吉田自身の活動の経験と、アフリカの医療事情についての
プレゼンテーションを行いました。内容はさらに環境・エネルギー問題へと
発展し、講義を終えました。


(プレゼンテーションの様子)

講義が終わった後も、熱心に質問をされる学生さんの姿がとても印象的でした


(質問タイムの様子)

中にはその翌日の地球人カレッジに来て下さった方もいて、とても嬉しく
思いました学生の皆さん、ぜひ積極的に色々なことにチャレンジして下さいね〜

文責:事務局(伏見)

2月21日:森山小学校贈呈式

2012年02月21日 | 地球市民教育
アルミ缶回収で得た収益金をTICOに寄付して下さり、はや7年目
今年も森山小学校で行われた贈呈式に出席してきました

かわいい生徒さんたちによる金管楽器の演奏と踊りを披露していただき、
式典は盛り上がっての幕開けでした


買取価格が下落したことにより、たくさん集めてもなかなか収益にならないアルミ缶
それでも一生懸命集めてくださったみなさんの思いをしかと受け取り、
今までの収益金がザンビアでどのように使われているのかをご説明しました

森山小学校のみなさんの思いが、今年はザンビアのこどもたちの教科書となって形を変えました
今回いただいた寄付も、ザンビアのこどもたちのために使わせていただきます
森山小学校の生徒のみなさま、先生方、地域の皆様、本当にありがとうございました

森山小学校の贈呈式の様子はこちら

文責:事務局(庄田)

ワン・ワールド・フェスティバル

2012年02月15日 | イベント参加
みなさんこんにちは、事務局の伏見です

2月4日・5日に大阪にワンワールドフェスティバルにブースを出展してきました!


(会場の大阪国際交流センター)

ワンワールドフェスティバルは西日本で最大規模の国際交流イベントで、今年の来場者数は
1万7000人だったそうです。


(2階から見た会場の様子。たくさんの人が!)

ステージでは各国の音楽や踊りがあり、外の屋台スペースでは様々な国の料理を楽しむことが
できました2階では様々な団体がブースを出展していて、TICOもここに参加しました。


(いざ会場へ!)

このイベントでは、訪れた人を対象にクイズラリーを行っていて、スタンプを集めるために
お子さんから大人まで多くの方がブースを訪れてくれました。


(TICOのブース)

その他にも、ザンビアに行ったことがある人、ザンビアで働いていた人、アフリカに行って
みたいという人、国際協力に関心がある人、TICOの活動内容に興味を持ってくれた人…と
様々な方がブースを訪れてくださいました。他の団体の方ともお話をする機会があり、
いろんな活動について知ることができて楽しかったです

しかしこれも、ボランティアの方のサポートがあったからこそたくさんの方がブースを
訪ねてくださった時など、ボランティアの方々がてきぱきと対応して下さり、楽しい雰囲気の中
イベントを終えることができました。TICOの活動をわかりやすく説明して下さったり、
物品販売のためのレイアウトを考えたりと、ボランティアの方々の存在はとても心強い
ものでした本当にありがとうございました!


(活動説明をしてくださっている様子)


(宣伝効果もばっちりの素敵なドレス!)

国際協力を身近なものに感じられるこのイベント、これからもずっと続いて行ってほしいなあと
思います今年は用事があって残念ながら行けなかったという方も、来年はぜひ!

文責:事務局(伏見)