TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

秘密の畑に何がある?

2012年06月29日 | 未分類
以前お知らせした秘密結社

今日はその謎を説き明かします

秘密結社の秘密の花園ならぬ秘密の畑

実はミシマサイコ(三島柴胡)というせり科の薬草を栽培しているのです
さくら農園の協力を得て栽培をしていますが、このサイコちゃん、なんと収穫できれば
製薬会社が買い取ってくれるのです!
その収益の一部をTICOへ寄付しようというわけで
日にち毎日事務局長はお昼休みの合間をぬって
足繁くサイコちゃんのお世話をすべく、草抜きをしているのですエヘン

その秘密の畑を支えてくださるのが、さくら診療所の有志
ボランティアの皆様なのです

地球環境に配慮し、農薬や化学肥料を一切使わず、ビニールもかけないため、
どれがサイコちゃんなのかわからないほど畑は雑草に覆われてしまうこともあります

収穫は12月
まだまだ長期戦は始まったばかり。
みなさん、30分でも結構ですので、ご協力をお願いいたします

ボランティアを希望される方はTICO事務局までご連絡を

文責:事務局(福士、庄田)


ポポちゃんの季節

2012年06月27日 | 未分類
徳島はまだじめじめと梅雨の最中
ぱっとしない天気が続いています。

が、おてんとさまとこの時期の雨をたっぷりと吸収し、ぐんぐん急成長中のポポちゃん



かわいそうなみすぼらしい様子とはいっぺん、
みかんの木のお友達もでき、葉っぱも元気を取り戻しています

今年は実がなるか?わくわくです

文責:事務局(庄田)

地球人カレッジ 5月

2012年06月26日 | 地球人カレッジ
*とき:5月26日(土)19時~21時
*参加人数:18人(発表者、ネットでの参加者含む)
*ところ:吉野川市山川町;さくら診療所デイケア室
*講演者:饗場和彦さん(徳島大学総合科学部教授)
*テーマ:北朝鮮との向き合い方(訪朝報告)  ~相対的に、合理的に、大局的に考えよう~

今回は講演者の希望で、生中継は実施しましたが、中継の様子をご覧いただくことができません
また、内容に関しては6月22日(金)朝日新聞の朝刊に饗場氏の記事が掲載されておりますので、
そちらを是非御覧ください

文責:事務局(庄田)

カンボジア医療者 来日研修実施

2012年06月25日 | TICO カンボジア
2012年も公益社団法人セカンドハンド(高松市)と共催で、
カンボジアより医療者の招へい研修を行っています
今回はポチェントン病院よりメディカルアシスタント(准医師)のヒエン・スレイさん(産婦人科医)と
同病院の看護師、レン・マニーさんを招き、高松市を中心に約1週間の実施となりました。

この週末はさくら診療所において2日間、
救急初期対応研修を実施しましたので、ご報告いたします。

23日(土)は午前中、診療所の見学ということだったのですが、
放射線技師さんや臨床検査技師さんから検査結果をもとに症例の丁寧な説明を受け、
診察の様子などを見学させていただきました。


▲放射線技師の亀井さん(中央手前)


▲臨床検査技師の傍示さん(右)

午後はさくら診療所の渡部医師から救急症例の提示と講義があり、
診療所のスタッフのご協力の元、意識消失やショックなどの3つ症例から
対応方法について学びました。



24日(日)はさくら診療所のスタッフはもちろん、西消防署からも応援にかけつけていただき、
午前中は気道確保と呼吸補助の訓練、消防隊員の方から心肺蘇生法とAEDの使い方について説明がありました。



カンボジアの医療者2名だけでなく、参加者全員が人形を使って心肺蘇生法などの訓練を行い、
私も体験させていただきました。

午後は外傷患者の初期対応ということで、気道確保が困難な症例にどう対応するか、
渡部医師からの実践を交えた説明の後、実際にお二人にも取り組んでいただきました。



「こうした体験型のトレーニングはなかなカンボジアでは受けられないのでとても勉強になった、
新しく入ってきたスタッフに帰国後は是非伝えたい」
とスレイさん。今後の二人の活躍に期待が高まります

文責:事務局(庄田)







ンコンジェ・コミュニティースクール 建設進んでます。

2012年06月14日 | TICO ザンビア
ザンビア事務所の瀬戸口です。

隣の家から大音量の音楽が聞こえて来るので、
いい迷惑だわと思っていたら、週末にある結婚式に向けての準備だそうです。
確かにめでたいですが、なかなかの音量なのでいつになったら鳴りやんでくれるのか心配です(苦笑)

さてさて、ンコンジェ・コミュニティスクール
2月に校舎の完成報告をしたままご報告が滞っておりました。

残すはトイレと教師の家!

ということで、まずはトイレの進捗状況から。
▽まずは穴掘り。

▽次に排泄物を溜めるための基礎作り。水分は逃がすようにいくつかブロックを抜いておきます。

▽その後、用を足すに必要な穴だけ残して、ふたをします。

▽あとはひたすらレンガを積み上げて、屋根を付けます。

これで終わりではありません。

▽次に中(壁、床)をセメントで固めます。

   ~ビフォー~

   ~アフター~

このあと外もセメントで固め、ペンキを塗って、排水溝を作れば作業は終わりです。
(って簡単に言ってますが、そんなスムーズに事が進めば苦労はしないんです
こういったトイレを5棟作っているところです。

さて、次に教師の家。
▽まずは整地です。ビフォーの写真を取っていなかったのが残念ですが、、


▽次に、基礎を作ります。


トイレも家も、基本の工程は同じで
今週はこれにコンクリートで蓋をします。

TICOも予算が限られているので、建設に必要なレンガを作ったり、
その他コミュニティで出来る仕事は自分たちで行うようお願いしています。

▽現在、型どりをして乾燥中のれんが。
来週には焼きの工程に入ります。

(写真の人はンコンジェ・コミュニティスクール校長のシアドゥンカ先生)

▽今後の建設工程について話し合うおじさん3人。
彼らの協力なしにこの建設はありえません。


600人もの生徒をたった4人の先生で見ているこの学校。
よりよい教育を生徒たちに受けてもらうためにも、正規の資格を持った教師の派遣が待ち望まれます。
とはいえ、アクセスの悪い地域では住居が確保されていないと先生は来てくれないのです。
正規の先生が派遣されれば、いまの校長先生(この学校の創設者)はただの先生になるのですが、
「子どもたちのためにはその方がいいんだ。」と心からその日を待ち望んでいます。

文責:ザンビア事務所(瀬戸口)

次回は建築の様子だけでなく、普段の学校の様子などもお伝えできればと思います。