TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

5月26日 講師派遣@種野小

2010年05月27日 | 地球市民教育
TICO事務局がある山川町から、山を少し上ったところに種野小学校はあります。
全校生徒わずか36名の小さな学校です。

今回は、1~2年生(計12名)を対象に、ザンビアの紹介をさせていただきました。
ザンビアがどこにあるのか、から始まって、
ザンビアの小学生はどんなことをしているのか(日本とどこが違ってどこが同じなのか)
に焦点を当ててお話しさせていただきました。


また太鼓やチテンゲ(布)、ジュース(空き容器)等を持参し、見たり触れたりできるようにしました。

最初は、民族衣装に身を包んだ私たちをみて、緊張していたようですが
徐々にいつもの元気を取り戻し、はきはきと大きな声で発言してくれました。
細かいことはきっと覚えていないでしょうが、
なんか楽しかった、と感じてくれていればうれしいですね。

低学年対象ということで、授業の構成にも悩みましたが、
山の中の学校では、出会える人の数も種類も少ないので、
少しでもソトの世界に対する興味や好奇心(不安でなく)が伸びる一助になれればと思います。
・・・そう考えると、これは何も小学生に限った話ではないですね。
無知が偏見や不安を助長することはよくありますし。

まだ小さいから国際理解教育は早いとつい思いがちですが、
むしろ小さいときからいろんなものに触れる事が、違いを認め合う土壌を作るのかもしれませんね。

初めての低学年向けの授業だったので、こちらも学ぶものが多い講師派遣でした

文責:事務局(瀬戸口)

第6回通常総会を行いました。

2010年05月25日 | 未分類
5月23日(日)14:00~
さくら診療所 デイケア室にて
特定非営利活動法人TICO 第6回通常総会を開会しました。

定款の第24条によると「通常総会は,毎事業年度1回開催する。」とあり、前年度の事業報告と収支計算書ならびに今年度の事業計画案、予算案についての承認を求めました。

ご出席いただいた正会員の方々との質疑応答を経て、無事、事業報告と収支計算書を承認いただきました。
これらの書類は近々ホームページにもアップしますので、しばしお待ちください。

また役員はすべて再任されました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

なお今年は年次報告書も作成しております。
6、7月には会員のみなさんにお届けできるかと思いますので、楽しみにお待ちください。

TICO事務局

吉野川市国際交流協会講演会(5月16日)

2010年05月20日 | 地球市民教育
吉野川市国際交流協会設立5周年記念講演会に講師としてお招きいただきました。

TICOの活動紹介となると、
長年活動してきたザンビアでの活動がどうしてもメインになってしまうのですが、
今回はカンボジアで実施している「低所得者の人々の命を守るセーフティネット強化事業」についてご紹介させていただきました。

私自身、この4月末から2週間、カンボジア事業を視察してきましたので、
そこで出会ったカンボジアの日常生活風景もまじえながら、
現在実施中の「地域住民に対する初歩的な救急対応の知識の普及」について特に時間を割いてお話しさせていただきました。


知識の普及方法としては、地域住民向けのワークショップを開催し、
そこで応急処置の方法や救急車の呼び方について知ってもらうというものです。

関連記事:「クモイ地域でワークショップ」

巷に流布する民間療法については、「え~」という声が聞かれる一方、
「日本もそうだった」という声も会場から多く聞かれ非常に興味深かったです。
例)切り傷にはタバコの葉をつける

私も、よもぎの葉の汁を傷にぬったりというのは聞いたことがありますし、
すべての民間療法がまったく効果がない、とは言い切れないのでしょうが、
でも非常に危険な処置がとられている場合もありますしね。
応急処置について正しい知識を身につけた人が増えることを期待しています。

今後の進捗についてはカンボジア事務所からの記事をお待ちください

*講師を派遣してほしい!という方はお気軽に事務局までご連絡ください。

文責:事務局(瀬戸口)

お魚事情 in ザンビア

2010年05月19日 | TICO ザンビア
ザンビアはアフリカの内陸国ということで、ザンビアの人達が好んで魚を食べるということは想像し難いかと思います。しかし、ザンビアは湖水面積世界第5位(アフリカ第2位)を誇るタンガニーカ湖、世界三大瀑布であるビクトリアの滝を形成するザンベジ川、人造湖としては世界第3位の広さとなるカリバ湖など国境を跨いだ巨大淡水系に恵まれており、養殖魚も含め内陸漁業が盛んな国のひとつとなっています。カペンタと呼ばれる日本の煮干に似た乾燥魚をはじめナマズ、ブリーム(ティラピアの一種)、貝類など多種多様な淡水系魚介類が流通しています。

特にザンビアの人達にとって人気が高いのが、このフナと石鯛を足して二で割ったように見えるブリームです。日本のようなコールドチェーンが発達していないこともあり、一般的にブリームは干物或いはスモークした状態で流通していますが、一部鮮魚も市場取引されています。最近、ルサカ市内の魚市場で確認したブリーム(干物タイプ)の小売価格は体調25cmぐらいのやや大き目のもので一尾100円~400円強でした。やはり産地によって相当値段の開きがあるとのこと。尚、鮮魚の場合は干物タイプのほぼ倍の値段で取引きされているようです。


こちらは鮮魚のブリーム


こちらは干物タイプ

さて、その調理方法ですが、家庭ではブリームに限らず魚はトマトの味付けでボイルするのが一般的です。写真の調理例は、トマトと玉ねぎ、青唐辛子を加えて煮込んだもの。レストランなどでは生のものを一尾まるごと油で揚げたりします。いずれの場合でも、それをザンビア人にとっての主食であるシマ(トウモロコシの粉を湯練りしたもの)と共に食します。ザンビアの物価水準からするとブリームはかなり高額な食材の部類に入ると思いますが、特別な「晴れの日の料理」というわけでも無いそうです。鮮魚が流通していることや、産地に対するこだわりも含め、ザンビア人の魚好きは日本人から見てもなかなか侮り難いという印象です。


炭火でぐつぐつ煮込む


はい、出来上がり。定番のシマと付け合せの野菜と一緒に味わいます

文責:ザンビア事務所(藤村)


井戸完成!

2010年05月19日 | TICO ザンビア
さてさて。

モンボシのPHCプロジェクトも佳境を迎え、
新しく井戸を掘る作業も、とうとう完成しました。


立派な5トンタンクも、立派なタワーのてっぺんに設置され、
ポンプの配線も完了しました。

なんとこのスイッチ。
ちゃんと安全な小屋も作って管理もしっかりできるようになってます。
それだけでなく、自動的にタンクがいっぱいになったら
電源が落ちるようになっているというセンサー付き!
無駄も省き、省エネでいうことなしです。

正直、こんなに立派なタイプのものを準備してもらえるとは思っておらず、
掘削会社のChina Gansuさんに大感謝です。


文責:吉田純