TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

地球人カレッジ 7月 第2弾

2011年07月29日 | 地球人カレッジ
*とき:7月23日(日)19:00~21:00
*参加人数:11名(発表者含む)
*ところ:吉野川市山川町 さくら診療所デイケア室
*講演者:黒田 晶子(TICOザンビア事務所業務調整員)
*テーマ:新人調整員のザンビア奮闘記

大学卒業後、インドでの生活を経てザンビアに渡った新人調整員、黒田。
海外生活は長いものの、アフリカでの生活、そして開発事業に現場で関わるのは全く初めての経験です。
初めてのアフリカ生活に翻弄されながらも奮闘する新人調整員の、TICOでの活動を報告しました。



赴任前に抱いていた「最貧国」ザンビアと、首都ルサカの都会っぷりに驚いたり、
アジア(インド)とアフリカ(ザンビア)の「コミュニティ」の性質の違いにも大きく戸惑ったようです。

それでも彼女なりに、自身の担当する事業をより効率的に効果的に実施できるよう
試行錯誤している様子が、伝わってきました。講演の様子はこちら

黒田担当の事業について詳しく知りたい方は
農村開発ローン
コミュニティースクール支援
をご覧になるか、
ブログのカテゴリ「TICOザンビア」で最新情報をご確認ください!

文責:事務局(瀬戸口)

地球人カレッジ 7月 第1弾

2011年07月27日 | 地球人カレッジ
*とき:7月17日(日)16:00~18:00
*参加人数:8名(発表者含む)
*ところ:吉野川市山川町 今関邸
*講演者:今関 英子さん(百姓天国山川町体験農園)
*テーマ:有機大豆でお豆腐作り体験

この日は"有機大豆でお豆腐作り体験"、しかもその後の懇親会で
手作りのお豆腐を試食できるということで、とても楽しみにしていました
まず大豆をミキサーにかけ、大きな鍋でふきこぼれないようにゆっくりと煮ていきます
その後漉して豆乳おからに分けます。
この豆乳ににがりを加えた後、型に入れてしばらく置くと豆腐が出来上がります。
漉したすぐ後の豆乳や、にがりを加えた直後の豆腐など、その都度味見をして、
豆腐が出来上がっていく過程の違った味をそれぞれ楽しむことができました



みんなで作ったお豆腐は、今関さんのお手製のお醤油と一緒においしくいただきました。
日本人の生活になじみ深いお豆腐も醤油も、大豆から作られていて、
大豆は日本人の食生活を支える大切な役割を担っていることを改めて実感できました

今回の講師の今関さんとお話をしていると、徳島の自然を取り入れ
ながら忙しくも充実した毎日を、一日一日丁寧に過ごすことの大切さ
教えていただいたような気がしました。
とても心地よい時間を過ごすことができた一日でした

TICOユース(大橋)

第3回公募合宿(7/16~18)

2011年07月25日 | 地球市民教育
一般の方、一人でも参加したいという方にもご参加いただけるよう、
昨年9月から始めた公募型の合宿も、第3回目を迎えました
第1回目第2回目のようす)

第3回目の合宿は4名の参加で、TICOのオリジナルワークショップはもちろん、
今回は大豆に焦点をあてた農作業やワークショップ、地球人カレッジを体験していただきました

大豆の定植とワークショップはさくら農園の協力のもと、実施。
大豆は私たち日本人の食を支える重要な食材のひとつです。
大豆からお醤油やお味噌の調味料ができますが、あなたは他の大豆製品、食品を何個いえますか?

現在日本は大豆のほとんどを輸入に頼っています。
大豆の定植から農業というものがいかに大変であるか、ワークショップでは大豆について
あまりに知らない事ばかりであったこと、便利さを求めて大切なものを失いつつあると痛感しました。

大豆ひとつをとっても、日本社会や輸出国が抱える問題に直面し、決して他人事ではない、
国際協力に通じるものを参加者には感じとっていただけたのではないかと思います。


(↑大豆の定植作業)


(↑お豆腐には大豆が何個使われている?ひとつぶずつ数えます。)

<感想>
・身近な大豆ですが、全然知らなかったことに気付けてよかったです。
・日本の食生活がいかに危機に瀕しているかを気付かされた。


また、地球人カレッジでは百姓天国山川町体験農園の今関英子さんにご協力いただき、
有機大豆でお豆腐作りを体験しました。
(詳しくはこちら


(お豆腐づくりのようす。左から2番目が今関さん)

<感想>
・手づくりおいしい!!
・いつも食べている豆腐という食材が手間をかけて大豆から作られているというのを再認識した。

みなさんが植えた大豆は芽を出しました
大豆のようすはこちらから
合宿に参加したみなさんの中にも、これがきっかけで何かが芽生えていますように

次回の合宿は10月の3連休です
みなさまのご参加、お待ちしております
申し込みはこちらから

文責:事務局(庄田)

講師派遣:高知南高校 第1回

2011年07月21日 | 地球市民教育
7月13日

高知南高校にて、半年間の連続講座(全5回)を担当させていただくことになりました。
今回はその1回目。
どんな生徒さんたちなのか、どういった雰囲気で授業が進むのか、
長いおつきあいになるわけなので、ドキドキわくわくしながら始まりました。

本授業はJICAの国際理解出前講座として実施しているので、
最初にJICAの担当の方から「世界とのつながり」というワークショップを行っていただきました。

これは「世界とのつながり」と聞いて思い浮かぶ言葉をどんどん書いていくものです。
オーソドックスな単語(貿易、食料)からいまどきな単語(KARA、twitter、facebook)まで。
残念ながらというか、やはりというべきか、アフリカに関する単語は一つもありませんでした。

最終回にも同様のワークショップを実施して、どういった変化があるか、を見るのですが、
さてさてアフリカに関する単語は増えてくれるのでしょうか?!

その後、TICOやザンビアについて簡単に紹介させていただきました。

▲アフリカには何カ国あるか、というクイズに手をあげる生徒たち

あと4回の授業が楽しみです

TICOの講師派遣に興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせ下さい!

文責:事務局(瀬戸口)

ザンビアの現状から学ぼう! ~より良い国際保健とは?~

2011年07月07日 | 地球市民教育
6月25日 13:00~17:00
徳島大学医学部(蔵本キャンパス)にて

現地に貢献するプロジェクトとはどういうものなのか?
それを考える勉強会でした。
*詳細はこちら→http://www.jaih-s.net/modules/eguide/event.php?eid=79

よいプロジェクトというのは、
現地に裨益すること、はもちろんですが、
外部者であるNGOが現地住民の"代わり"として問題に取り組むのではなく、
あくまで現地住民が"できないこと"を手助けするものです。
そしてNGOも自分たちの"できること"をする、と。

また、国際協力のプロジェクト立案というのは、
なんだか特別なことのようですが、
「日常的に誰もが行っている問題への対処」と変わりません。

ただ解決する問題が「自分」の問題なのか「他人」の問題なのか、という違いだけ。

要は友達が抱えている問題を解決するために、
自分ができることで手伝う、という話を
小難しく「プロジェクト立案」というわけです。



そして今回、学生たちに与えられたお題は
「医学部医学科3年生の彼女と文学部哲学科3年の彼氏。
付き合って2年目のある日、彼女の妊娠が判明!さあどうする?!」

2人組のペアになって、カレ/カノジョの気持ちになってもらいつつ、
プロジェクトの形成によく使われるPCMという手法にしたがって、考えていきます。

1)関係者分析→どういった人が関係者として想定されるか?
(両親、大学、、果たして彼氏は関係者なのか?!彼女が一人で解決するのか?)

2)問題分析→どういった問題が想定されるか?
(お金、学業、2人の将来、親の反応、、、)

3)目的分析→問題はどういった方向で解決されるべきか?

4)プロジェクト選択→数ある問題の中で何に取り組むか?


その後、どういった内容(目的、活動、予算)のプロジェクトにするのか、話し合います。

これって、国際協力、国際保健と何か関係あるの??と思われた方、いらっしゃるかもしれません。

でも、身近な問題が解決できないのに、遠い国の問題解決って出来ますか?
自分の問題が解決できないのに、他人の問題解決って出来ますか?

問題解決の思考プロセスを、日々身近な問題から鍛えること、
それがひいては途上国での”より良いプロジェクト”立案につながる
これが今回の講師からのメッセージだったように思います。

*今回の講師のプロフィールはこちら

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文責:事務局(瀬戸口)