チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「東山御物の美」三井記念美術館 @日本橋駅

2014-10-15 20:30:00 | 美術館 博物館

チビクロは、
出かけましたにゃ。


「特別展
東山御物の美
-足利将軍家の至宝-」
2014年10月4日~11月24日
東京都中央区日本橋室町2-1-1
三井本館7階

チラシより引用しますにゃ。
「大陸から到来した唐物が
崇拝された室町文化において、
その頂点に君臨したのが
義満らによって収集された
将軍家のコレクション
東山御物でした。
それらは、当時の中国的な感性を
代表した絵画や工芸品であり、
我が国では、会所という公式の
空間を飾りたてました。

本展覧会は、現在
東山御物と、伝称される
多くの作品群から、絵画・工芸各々のジャンルで
当時から極めて高い評価を
受けてきたもの、足利将軍家が
確実に所有していたものを
中心に構成いたします。

東山御物に見える美意識は、
その後の日本人にとって
絵画・工芸を鑑賞する一つの
拠るべき基準となり、
桃山・江戸時代、さらには、
現代に至るまで
古典として、
理解されてきたのです。
中世以降の美の規範、
東山御物の精髄を
ご堪能ください。」

会期中展示替えがありますにゃ、
チビクロは、
第一週(10/4から10/13)に
見学に伺いましたにゃ。

チビクロ気になった作品ですにゃ。
図録番号56 建盞
チビクロ調べたですにゃ。
中国福建省にある建窯で
作られたお茶碗ですにゃ。

58 灰被天目 銘夕陽(せきよう)
向かって左側にある
模様に惹かれましたにゃ。
天目とは、
天目釉とよばれる鉄釉をかけて
焼かれた茶碗のことですにゃ。
中国の天目山に留学した
禅僧が、喫茶の習慣ともに
持ち帰ったのが、由来ですにゃ。

55 国宝 油滴天目
「水に油が散ったような
釉景色から名前がついた。」
ですにゃ。

チビクロ
お茶のお道具って
今まであまり見たことなかったの
だけど、
これは、なんだか
とっても、気に入りましたにゃ。
ポッチョーン柄で、
深い色ですにゃ。
宇宙が広がっているみたいですにゃ。
味わいがありますにゃ。
天目茶碗で一番なのは、
曜変天目ですにゃ。
二番が、
油滴天目ですにゃ。

6.竹虫図
「趙昌の曲がり竹」
として有名でしたにゃ。
解説ですにゃ。
「対角線構図を意識して
篠竹、鶏頭花、地瓜を
主要モチーフとして、
右寄せに、
その間に
蝶、トンボ、スズムシなどが
描かれている。」

6.鴨図
チケットにもなっていますにゃ。

11.紅白芙蓉図
第一週のみの展示ですにゃ。

芙蓉の花
白い花のものと、
ピンクの花のものを
左右に一対置くことで、
白からピンクに
変わりましたよ、という
時間の流れを表していると
いいますにゃ。
それにしても、
繊細で、美しい花に
うっとりしますにゃ。

19.梅花双雀図 トーハク
20.梅花小禽図 五島美術館
もともとは、
一つの大きな作品だったものを
分割したものですにゃ。
つかの間の再会に涙ですにゃ。


23.出山釈迦・雪景山水図
左上正面の空の墨の濃淡の色と、
山の表現がいいですにゃ。

102.君台観左右帳

31.鷺図
長谷川等伯も
ある日の茶会で見たと
記録が残ってますにゃ。

43.
叭々鳥図(ははちょうず)
黒い一羽の鳥さん。
頭の羽?毛?が
くしゃくしゃですにゃ。
目も閉じてるか、半開きですにゃ。
どんな物語がこの鳥さんに
あるのかにゃ?
気になるですにゃ。

織田信長が持っていたと
伝わってますにゃ。

106.養蚕機織図屏風
伝狩野元信
養蚕をしている人々の暮らしが
描かれていますにゃ。
この絵には、
モトネタがあって、
梁楷という人が描いた
門外不出のお宝があって、
それを参考にしている
そうですにゃ。
景色が、どことなく
異国風ですにゃ。



チビクロ
この展覧会は、
もう一度
見にきたいと思うくらい
気にいったのですにゃ。

展示されているお宝を
見る楽しみも、もちろんですが、
日本美術の、
美意識の古典となったと
言われているので、
勉強にもなりますですにゃ。

三井本館は、
建物自体が、
重要文化財ですにゃ。

建物の意匠は、
グランデュア(壮麗)
ディグニティ(品位)
シンプリシティ(簡素)を
テーマとしていて、
ローマ風のコリント式オーダー (建築様式)の
アメリカ風の古典主義なのですにゃ。
カコイイですにゃ。


日本橋って、
なんか、風情あって
いいですにゃ。
今度、
お舟に乗ってみたいですにゃ。






今日もスゴイ美術に
出会うことができて
ありがとうございますにゃ。

本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。












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