チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「響き合う名宝 曜変・琳派の輝き」静嘉堂文庫美術館@有楽町駅

2022-11-19 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、出かけましたにゃ。
静嘉堂文庫が130周年を記念して、
丸の内の明治生命館に
展示ギャラリーを移転しましたにゃ。

静嘉堂創設130周年 新美術館記念展Ⅰ
「響き合う名宝 
窯変・琳派のかがやき」
静嘉堂文庫美術館

日時指定予約制ですにゃ。

明治生命館わ、
古典主義様式のオフィスビルで、
昭和の建築物として、初めて
国の重要文化財に指定されましたにゃ。







こちらわ、撮影が許可されていた
ホワイエですにゃ。

静嘉堂文庫コレクションを
集めた、
岩﨑彌之助、小彌太氏ですにゃ。
丸の内に「ミュージアム」を作りたいというのわ、彌之助の夢だったそうですにゃ。

構成
第1章 静嘉堂文庫コレクションの嚆矢
岩﨑彌之助の名宝蒐集
第2章 中国文化の粋
第1部宋〜元時代
第2部明〜清時代
第3章 金銀かがやく琳派の美
第4章 国宝「曜変天目」を伝えゆく
岩﨑小彌太の審美眼

特別展示ですにゃ。


チビクロわ、琳派が好きですにゃ。
今回、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一の
作品を見ることができて、良かったですにゃ。初めて見る作品だったのが、
うれしいですにゃ。

宇宙のきらめき、曜変天目(稲葉天目)わ、ぜひ見ておきたいお品ですにゃ。
青から藍色に虹色の光彩が輝く
茶碗の美しさわ、偶然の産物ですにゃ。
徳川家から、春日局にプレゼントされたもので、稲葉家に代々伝わり、そして、
大正時代に、岩﨑小彌太のものとなりましたにゃ。

丸の内に新しくできた美術館だし、
日本・東洋美術のお宝をいっぱい
持ってる静嘉堂文庫の展示わ、
これから楽しみになりますにゃ。

さらっと見れる広さなので、
お買い物やお食事に東京に出てきた時、
ぜひぜひ皆様もご覧になってわ
いかがでしょうかですにゃ。

街わ、もうクリスマスですにゃ。


グリーン電力で環境にやさしい
イルミネーションだそうですにゃ。

東京駅ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。


「旅と想像 創造 いつかあなたの旅になる」東京都庭園美術館@目黒駅

2022-11-09 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、目黒駅にある
東京都庭園美術館を訪れましたにゃ。

「旅と想像 創造
いつかあなたの旅になる」
東京都庭園美術館

正面玄関のガラスレリーフわ、
フランスのガラス工芸作家の
ルネ・ラリックの作品ですにゃ。
優美なたたずまいわ、来るたびに
印象深いですにゃ。


旅を、主題とした展覧会ですにゃ。
朝香宮夫妻の100年前の欧州旅行、
鉄道の個人コレクターの旅、
現代美術家の旧朝香宮邸をめぐる作品を
建築空間を生かしたインスタレーションが展示されていますにゃ。

こちらわ、
撮影が許可されている1階大客室
ですにゃ。


シックでステキな模様ですにゃ。

ルネ・ラリックの作品ですにゃ。
ニュアンスのある乳白色に
オレンジの装飾ですにゃ。
大きくておいしそうですにゃ。

朝香宮ご夫妻が欧州からお買い上げの
ペリカン(ペンギン)わ、
ロイヤルコペンハーゲン製ですにゃ。

こちらも
ルネ・ラリック作品ですにゃ。
「フォルモーズ」
パリで、
お買いになられたらしいですにゃ。

室内装飾も手がけた
アンリ・ラパンの作品ですにゃ。
なんと美しい色合いですにゃ。



宮永愛子さんわ、
好きな美術家さんですにゃ。
ナフタリンなどを使い、
時間と共に形が変わっていく作品を
発表していますにゃ。
光や闇に包まれて、
時間がたっていくことを視覚した
インスタレーションですにゃ。
トランクわ旅だし、
トランクに入れる荷物わ、
個人的なもの、
鍵わ、秘密にしたい思い出の
象徴かなと、違うと思うけど
考えたりしたですにゃ。

ロマンチックを感じますにゃ。


栗田宏一
「SOIL LIBRARY」
旅先から採取した土ですにゃ。
「旅の経験から得た、この世界の多様性と各個体がもつ固有性に対する畏敬の念が込められている。」


さわひらきさんの展示わ映像作品の
展示でしたが、HPに紹介されていた
ヤカンが出てくる作品が気になりましたにゃ。覚えておこうと思ったですにゃ。

優雅な旧朝香宮邸と現代美術わ、
意外に相性がよいにゃと
思いましたにゃ。

よく晴れた秋の日の午後
静かな時間を過ごせましたにゃ。


今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。







「竹内栖鳳展」山種美術館@恵比寿駅

2022-10-20 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、出かけましたにゃ。
ステキ猫様とお写真が撮れると聞いて、久々に恵比寿にある山種美術館へと
来ましたにゃ。

「特別展 没後80年記念
竹内栖鳳(せいほう)」展

京都画壇の中心的存在として、
活躍した竹内栖鳳わ、
円山・四条派の伝統を引き継ぎながら
さまざまな古典から学んだそうですにゃ。

竹内栖鳳「斑猫」重要文化財
猫様の柔らかな毛並み、
振り返るしなやかな動き、
美しい緑の瞳ですにゃ。
まるで、浮世絵の見返り美人図のよう
ですにゃ。

静岡の八百屋さんの店先で、のびのび
暮らしていたところ、画家に見初められて、かどわかされたらしいですにゃ。

今回特別展ということで、撮影が
できましたにゃ。

チビクロ気になった作品ですにゃ。
32.竹内栖鳳「海幸」
初公開作品ですにゃ。
とれたての新鮮さが画面から伝わってきますにゃ。目がキラキラしていて、
少女マンガ的ですにゃ。

45.菊池芳文「花鳥十二ヶ月」
1月わ、松でしたにゃ。
栖鳳と同時代の画家ですにゃ。
チビクロ好みの作風で
好きな画家さんですにゃ。

56.徳岡神泉「緋鯉」
徳岡神泉の作品わ、竹橋の近代美術館で見たことがあり、好きな画家さんですにゃ。鯉で水辺という画題ながら、ツヤ感でわなく、和紙のサラザラとした紙の質感を想像するですにゃ。特別な紙を使っているのかも、ですにゃ。滲んでいる感じなのわ、水紋で水の輝きを表しているのかもしれないなと、思ったチビクロですにゃ。

54.福田平八郎「桃と女」
デザイン的な要素を思わせる作品もある画家ですにゃ。こういうのも描いてたのですにゃ。大きな桃の木から、とられた桃わどんなお味かにゃ。


日本画を楽しみながら、静かな時間を
過ごせましたにゃ。
ありがとうございますにゃ。
坂の上にあるので、いらっしゃる時わ、
歩きやすい靴がおすすめですにゃ。
チビクロわ坂道わ、肉球がちょっと
ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



「芸術×力ボストン美術館展」東京都美術館 @上野駅

2022-10-12 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
チビクロわ、有楽町駅をあとにして、
上野駅へと向かいましたにゃ。

この展覧会わ、終了していますにゃ。
「芸術×力
ボストン美術館展」
東京都美術館

古今東西の権力者たちわ、
権力を示して、維持するために、
芸術の力を利用してきたといいますにゃ。今回、エジプト、ヨーロッパ、
インド、日本などから、
およそ60点の作品が展示されていますにゃ。

構成
1.姿を見せる、力を示す
2.聖なる世界
3.宮廷のくらし
4.貢ぐ、与える
5.たしなむ、はぐくむ


いろいろ見たけど
チビクロが気になった作品を
1点ご紹介ですにゃ。

15.ニッコロ・ディ・ブオナッコルソ
玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ
、四天使
1380年頃 テンペラ 板

この絵わ、14世紀の
イタリアのキリスト教の作品で、
キリスト教の聖人たちが描かれていますにゃ。頭のまわりに聖人のしるし?
円光という黄金の円盤が
描かれていますにゃ。
金と、タマゴに絵の具を溶く技法
〈テンペラ〉で描かれていますにゃ。
美しい色合いのテンペラ部分と
まばゆいばかりの金が使われていて、
とても美しいですにゃ。

4人の天使が聖母マリアと
幼子イエスを見守っていますにゃ。
なぜだかわからないけど、
胸がきゅんとする作品ですにゃ。
キリスト教徒でないものにとっても
親子のつながりというのわ、
普遍的愛だし、
キリスト教を信じる人の祈りを
ずっと受け止めとめてきた絵だからかもと思ったチビクロですにゃ。

ブオナッコルソわ、
シエナ派画家ですにゃ。
この前見たメトロポリタン展でも、
シエナ派の画家の作品わ、
とても胸きゅんの作品で、
ツボでしたにゃ。
この時代の作品を、見るのわ、
日本でわ、なかなか
ムズカシイと思うので、
貴重な機会でしたにゃ。

それなのに!ポストカードを
買い忘れてしまいましたにゃ。 

素晴らしい展覧会
ありがとうございましたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「スイス プチ・パレ美術館展」SOMPO美術館@新宿駅

2022-07-31 20:00:00 | 2022 美術館 博物館
恵比寿駅を後にしたチビクロわ、
新宿駅に移動したですにゃ。

「スイス プチ・パレ美術館展
印象派からエコール・ド・パリへ」
SOMPO美術館

モーリス・ドニ 休暇中の宿題
チビクロわ、モーリス・ドニの作品が
好きなので、この作品を見に来ましたにゃ。ナビ派のドニわ、
敬虔なカトリック教徒で、
フラアンジェリコの作風に
ひかれていたそうですにゃ。
ブルターニュ地方の
ペロス=ギレックに別荘を持ち、
その邸宅や近くの海岸で憩う
家族の姿や、
家庭内の温かな情景を
多く描きましたにゃ。
色とりどりの細かい筆致で描かれていてその色わ、温かみがあるフンイキですにゃ。

プチ・パレ美術館わ、スイスのジュネーヴにある美術館ですにゃ。19世紀後半から20世紀前半のフランス近代絵画を中心に所蔵していますにゃ。
フランスの近代絵画の大事な美術運動を
網羅する所蔵品ですにゃ。

構成
1.印象派
2.新印象派
3.ナビ派とポン=タヴァン派
4.新印象派からフォービィスムまで
5.フォーヴィスムからキュビズムまで
6.ポスト印象派とエコール・ド・パリ

チビクロが知らないだけだと思うけど
結構知らない画家さんも、多かったですにゃ。

こちらわ、撮影が、許可されていた
SOMPO美術館収蔵作品ですにゃ。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 
浴女
柔らかい女性の描き方と
美しい色彩がルノワールらしい
作品らしいですにゃ。
晩年の重要なテーマだったという
浴女ですにゃ。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 
帽子の娘
「絵は、楽しく美しく愛らしくなくてはならない。」というのが、ルノワールの
持論だったそうですにゃ。そんな彼に
与えられた《幸福の画家》という名前に、納得ですにゃ。

フィンセント・ファン・ゴッホ
ひまわり
「耳切事件」の後、数週間後に療養所で描かれたそうですにゃ。
7作あるうちの作品ですにゃ。
ゴッホのひまわりがアジアで見られるのわ、ここだけ!と聞くとありがたみが
アップしますですにゃ。

絵を見る時間というのわ、ゆったりして
気分がよいですにゃ。

最近新宿駅にも慣れて迷わず行けると
思ったら、やっぱり今日わ、
迷ったチビクロでしたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。