チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「2019今年の良かった美術展覧会ベスト10」

2019-12-31 20:00:00 | 2019美術館 博物館
2019今年わ、
28の展覧会に行くことが
できましたにゃ。
素晴らしいアート作品を堪能できる
幸せにありがとうございますですにゃ。

チビクロ的美術展覧会
ベスト10を発表したいと思いますにゃ。

第1位 「内藤コレクション展
ゴシック写本の小宇宙
@国立西洋美術館



ゴシック時代彩飾写本の魅力的な世界にチビクロわ、イチコロでしたにゃ。
厳かで大切な教えを1字1字書き写す中で、文字や欄外へと広がる植物や、
紋様、動物などが中世の人々の暮らしや
おかしみさえも感じる豊かな世界があるですにゃ。
またお医者の内藤先生という方が
コレクションを寄贈してくださった
ということですにゃ。
貴重な中世初期の作品
ありがとうございますにゃ。

第2位 「奇想の系譜展 江戸絵画 
ミラクルワールド」
@東京都美術館



伊藤若沖や長澤芦雪や鈴木其一の作品を
一堂に見ることができて良かったですにゃ。チビクロの好きな動物や植物が、
素晴らしい表現で描かれていますにゃ。
世界に誇れる江戸の美ですにゃ。

第3位 「国宝雪松図と動物アート」
@三井記念美術館



最近発見されたという長澤芦雪の作品に
胸キュンのチビクロですにゃ。
あの舌があへ、ってなってるのが、
たまりませんにゃ。
と、見せていて、
大きな世界観を描いているような、
気になる作品ですにゃ。

第4位 「円山応挙から近代京都画壇へ」
@東京藝術大学大学美術館



チビクロの大好きな木島櫻谷の作品が、やってきましたにゃ。
京都画壇の作品わ、デッサンを正確にしつつ、植物や動物に対するまなざしの
優しさを感じるですにゃ。

第5位 「印象派への旅 海運王の夢 
バレルコレクション」
@東急Bunkamuraミュージアム



イギリスから、門外不出の作品たちが
来てくれましたにゃ。
ボテゴンにいい作品があったし、
アンリ・ル・シダネルの
月明かりの入江という作品が
良かったですにゃ。
発光する光が印象に残ったですにゃ。

第6位 「建国300年ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」
@東急Bunkamuraミュージアム



ルネサンス期のフィレンツェ画家の
作品を見て、ボッティチェリを
思い出してしまったにゃ。
チラシにもなっていたバラの作品
うっとりしたですにゃ。

第7位 「秋野不矩展」
@平塚市美術館



初めて見た画家さんの展覧会でしたにゃ。外国の空気感さえ伝わってくるような画面が素晴らしかったですにゃ。

第8位 「土屋仁応 新作彫刻展 祝祭」
@メグミオギタギャラリー



神々しささえ感じる
彫刻作品たちですにゃ。
ギャラリーで間近に見れたことも
良かったですにゃ。

第9位 「小原古邨展」
@太田浮世絵美術館
植物や、動物の情緒ある絵に
美しい色か素晴らしい作品ばかり
でしたにゃ。
浮世絵のそれぞれの役割の技術の
高さに目をみはりましたにゃ。

第10位 「板橋区美×千葉市美
    日本美術コレクション」 
@千葉市美術館



大作でわないけれど、とても
レベルの高い良い作品がたくさんあって
素晴らしかったですにゃ。

今年わ、チビクロがお休みの日に
寝坊することが多くて
去年より行った展覧会が
少なかったかもですにゃ。
でも、おいしいお店にも
たくさん行けたし、
ごちそうさまでしたにゃ。

無心にアート作品と向き合う時間わ、
他のものにわ、代えられない時間で
充電であったり、
内省であったするですにゃ。
だから、これからも、
続けていこうと思いますにゃ。

チビクロのつたない感想を
いつもお読み頂き、
2019年本当に
ありがとうございますにゃ。
来年もどうぞよろしく
お願いしますにゃ。
みなさまも良い年を
お迎えくださいませですにゃ。








「内藤コレクション展 ゴシック写本の小宇宙」国立西洋美術館@上野駅

2019-12-07 22:00:00 | 2019美術館 博物館
ランチしたチビクロわ、
上野公園にある
国立西洋美術館へと行きましたにゃ。

「内藤コレクション展
ゴシック写本の小宇宙
文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」
版画素描展示室


中世13世紀頃、
キリスト教の聖書の教えわ、
羊皮紙にインクで1字1字手書きで、
写されていましたにゃ。
そして、それわ、豊かな装飾や
挿絵、紋様で彩られていましたにゃ。
それわ、彩飾写本と呼ばれて
いますにゃ。
写本芸術わ、ヨーロッパ中世の歴史で
あり、とても価値があり、
ゴシック芸術そのもので
あるそうですにゃ。

今回、内藤裕史さんという方が、
貴重なコレクションを
国立西洋美術館に寄贈して
くださいまして、
その初めてのお披露めとなりますにゃ。

こちらの展覧会わ、撮影が、
許可されていますにゃ。

チビクロわ、ベリー公の時祷書を
以前展覧会で見かけて、
気になっていたけど
一枚ものというものがあるとわ、
知らず、今回の展覧会で
初めて知ったのですにゃ。



書き連ねられた異国の言葉に、
いろいろな線を用いた模様や、
生き物の絵が、とても魅力的て
チビクロわ、ハートをずきゅんと
撃ち抜かれてしまったですにゃ。

うさぎさん。いたち?




金や、赤や青のはっきりした色使いに
きっちりとしていながらも、
おかしみを感じる装飾的なデザインですにゃ。ぐるぐるとしながら、
いたずらな瞳の不思議な生き物
ですにゃ。


オリジナルと寸分違わず作られた
複製のもののことを
ファクシミリ版というらしいですにゃ。


文書から、飛び出していたり、
段落を、繋ぐ
植物のようなもの。









とても細密に描かれいるので、
単眼鏡を使うともっとよくみられる
らしいのですにゃ。




中世のものとわ、思えないくらい
色がはっきりキレイに
残っていますにゃ。



これわ、すごいですにゃ。
花や果実を思わせる模様に
うさぎ、つばさをもつ謎の動物。
文字と文字の間にまるで
小さな宇宙があるようですにゃ。


元わ、本だったので、
両面あるのですにゃ。


中世の人々の暮らしぶりが
感じられますにゃ。




竜のようなつばさを持つ
生き物ですにゃ。




こんなに、魅力的なのわ、
この時代の人々の祈りが
書物という形になっているからかもと、
思ったですにゃ。



中世彩飾写本
素晴らしいコレクション
見ることができて
ありがとうございますにゃ。
ゴシック美術の魅力を
改めて感じましたにゃ。

ぜひ、このコレクションを
いろんな方に見ていただいて、
魅力を知って欲しいと
思いましたにゃ。

チビクロも単眼鏡を用意して
もう一度展覧会
行きたいと思っていますにゃ。


帰りに、
上野駅アトレの
みはしで豆かんトッピングの
ソフトクリームをいただきましたにゃ。
赤えんどう豆が、ふっくらしていて、
おいしいですにゃ。


本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。














「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」東急Bunkamura@渋谷駅

2019-11-29 22:00:00 | 2019美術館 博物館
ランチしたチビクロわ、
渋谷へと向かったですにゃ。

「建国300年 ヨーロッパの宝石箱
リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」
Bunkamura ザ・ミュージアム

構成
第1章
リヒテンシュタイン侯爵家の歴史と
貴族の生活
第2章 宗教画
第3章 神話画・歴史画
第4章 磁器 西洋と東洋の出会い
第5章 ウィーンの磁器製作所
第6章 風景画
第7章 花の静物画


チビクロ気になった作品ですにゃ。
16.ルーカス・クラーナハ(父
イサクの犠牲
お父さんのサインはっきり
みえるですにゃ。ヘビみたいですにゃ。
この時代の作品って、見る人が自分で
フォーカスして拡大してねですにゃ。

24.セバスティアーノ・マイナルディ
洗礼者聖ヨハネと天使二人といる聖母子
1500年頃の作品ですにゃ。
トンドと呼ばれる円形の聖母子像
ですにゃ。
美しい色にはかない表情。
透き通ったヴェール。
絵のスタイルが、ボッティチェッリと、似ているかもだし、
どうやら、
フィレンツェの画家らしいですにゃ。
ドメニコ・ギルランダイオの工房で、
修業ですにゃ。

74.ヨリス・ファン・ソン
倒れた銀器のある豪華な静物
75.ピーテル・クラース
饗宴の静物
76.ビンビ(本名バルトロメオ・ビンボ)
花と果物の静物とカケス
素晴らしく、精密に描かれてますにゃ。
青い模様のツボわ、景徳鎮ですにゃ。
色味を抑えた果物といい、銀器の輝きも
すごいのだ。
特に、ビンビわ、「果物の肖像画」として、名高いそうですにゃ。
97.ルーラント・サーフェリー
羊の群れのいる風景
奥行きのある森の表現がよいですにゃ。
もこもこの羊もかわいいですにゃ。
この画家さんわ、動物得意ですにゃ。

お花の絵大変うつくしいですにゃ。
磁器、銀器の輝きもすごく
本物よりもリアルな感じですにゃ。
果物の質感もきゅんとしますにゃ。
117.フェルディナント・ゲオルグ・
ヴァルトミュラー
磁器と花瓶の花、燭台、銀器



112.ヤン・ファン・ハイスム
花の静物


118.フェルディナント・キュス
バラとアンズのある風景


114.フランツ・クサーヴァー・ベター
ヨウムのいる花と果物の静物


113.フランツ・クサーヴァー・ベター
アオボウシインコのいる花と
果物の静物


119.フェルディナント・ゲオルグ・ヴァルトミュラー
赤と白のブドウと銀器


今日わ、フィレンツェのマリアと
イエス、天使たちの絵を見ることが
できたのが、うれしかったですにゃ。
キレイなお花や果物の絵を堪能できて
ありがとうございますにゃ。
お写真撮れたのも、うれしいですにゃ。

オススメの展覧会ですにゃ。

前回見逃したソール・ライター展、
楽しみですにゃ。
早速、早割チケット購入ですにゃ。


本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。








「ハプスブルク」展 国立西洋美術館 @上野駅

2019-11-27 22:00:00 | 2019美術館 博物館
ちびくろわ、
今日わ、上野におでかけですにゃ。

「日本・オーストリア友好150周年記念
ハプスブルク展
600年にわたる帝国コレクションの
歴史」国立西洋美術館


引用ですにゃ。
「ヨーロッパの中心に君臨し続けた
ハプスブルク家ですにゃ。
ライン川上流域の豪族として、
頭角を現し、13世紀末にオーストリアに
進出。同地を拠点に勢力を拡大し、
広大な帝国を築き上げた。
15世紀以降は、神聖ローマ帝国の皇帝位を代々世襲。ナポレオン戦争による神聖ローマ帝国解体後は、後継のオーストリア帝国(1867年にオーストリア=ハンガリー二重帝国に改組)の皇帝となった。
第一次世界大戦に帝国が終焉を迎えるまで、数世紀にわたり広い領土と多様な民族を統治したヨーロッパ随一の名門。

構成
Ⅰハプスブルク家のコレクションの始まり
Ⅱルドルフ2世とプラハの宮廷
Ⅲコレクションの黄金時代
:17世紀における偉大な収集
1.スペイン・ハプスブルク家と
レオポルト1世
2.フェルディナント・カールと
ティロルのコレクション
3.レオポルト・ヴィルヘル厶
:芸術を愛したネーデルラント総督
Ⅳ18世紀におけるハプスブルク家と
帝室ギャラリー
Ⅴフランツ・ヨーゼフ1世の長き治世と
オーストリア=ハンガリー二重帝国の終焉


チビクロ気になった作品ですにゃ。
94.聖母子 カルロ・ドルチ
母マリアと、子のイエスの自然な表情が良かったですにゃ。
うつむくマリアわ、他で見たことのある
聖母子像よりも、若く見えて、
まるで、少女のような愛らしさを感じたですにゃ。

50.オーストリア大公女クラウディア・フェリツィタス カルロ・ドルチ
黒髪のお姫様ですにゃ。
髪に合わせて、全体の構成を
黒とグレーにまとめたようですにゃ。
ブルーの色が発光しているように
見えたですにゃ。

76.男性の肖像画 フランス・ハルス
オランダの肖像画といえば、ハルス。
軽妙な表情が活き活きしているですにゃ。

44.宿屋のふたりの男と少女
ディエゴ・ベラスケス
宿屋の暗い背景に浮かぶ熱心に話をする
二人。左方向からの光が、テーブルの上の影を意識させる。

56.東方三博士の礼拝 
ヤン・ブリューゲル(父)の作品にもとづく
屋根の上の動物たちが気になるですにゃ。右にわ、のこぎりなど、
道具がいっぱいですにゃ。
当時の人々の暮らしぶりが、
伝わってくるですにゃ。

65.キリスト捕縛 
バルトロメオ・マンフレーディ
漆黒に浮かび上がるドラマティックな
場面ですにゃ。カラヴァッジョの影響を受けた作品らしいですにゃ。
光に照らされた武具の反射が緊張感を
高めるですにゃ。

68.堕罪の場面のある楽園の風景
ヤン・ブリューゲル(父)
動物図鑑のように精密に描かれている
ですにゃ。

20.オデュッセウスとキルケ
バルトロメウス・スプランゲル
魔法で部下が動物にされてしまった
オデュッセウスですにゃ。
動物がとても精密に描かれているのわ、ハプスブルク家が、世界から集めた
動物園で、写生したらしいですにゃ。



やっぱりハプスブルク家って、
すごいですにゃ。
素晴らしいコレクション
見ることができて、
ありがとうございましたにゃ。
もう一度見たいですにゃ。

この展示も見たかったけど、
特別展をゆっくり見たから、
閉館の時間になってしまい、
間に合わなかったのですにゃ。


こちらわ、上野駅のアトレにある
麻布茶房の
黒糖寒天スィートポテトのパフェ
ですにゃ。美味ですにゃ。


本日もお読み頂き、
ありがとうございましたにゃ。






「正倉院の世界」トーハク@上野駅

2019-11-21 21:00:00 | 2019美術館 博物館
ランチをしたチビクロわ、
上野駅へと移動して、
トーハクへと行ったですにゃ。

「御即位記念特別展
正倉院の世界 
皇室がまもり伝えた美

この展覧会わ、
天皇陛下の御即位を記念して
正倉院の宝物を中心として
飛鳥・奈良時代の国際色豊かな造形文化に焦点をあてたという展覧会なのですにゃ。

入場まで70分待ちだったので、
チビクロわ、ダメダメなので、
すっかりヨレヨレに
なってしまったのですにゃ。
中に入っても、相当混雑していたので
ひとのアタマを見るばかりになって
しまったのですにゃ。
チビクロ修業が
まだまだ足りませんにゃ。

構成
第1章聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物
第2章華麗なる染織美術
第3章名香の世界
第4章正倉院の琵琶
第5章工芸美の共演
第6章宝物を守る

こちらわ、撮影が許可されている
模造品ですにゃ。
螺鈿紫檀五げん琵琶ですにゃ。


美しい貝で作られた模様わ、
ほのかに光っていたですにゃ。


びっくりしたのわ、時を経て、
塵芥になってしまった宝物を
保存して研究していることですにゃ。
文化財を大切にすることわ、
人々の歴史に敬意を持つことだと感じたですにゃ。


貴重な文化財を目にする機会わ、
なかなかないと思うので、
今回見ることができて
良かったと思うのですにゃ。


こちらからわ、特別展のチケットで
見ることができる
総合文化展の作品ですにゃ。
久しぶりの本館で作品を鑑賞できて
うれしかったですにゃ。

気になった作品を
いくつかご紹介ですにゃ。



鹿達の背中の白い模様が
愛らしいですにゃ。モフモフ。



長い髪のかわいらしい少女と
付きそう猫ちゃんですにゃ。
バナナの葉がエキゾチックな趣きですにゃ。



晩秋の季節感が今の時期と
ピッタリですにゃ。



くり返しの図柄が
とてもおもしろいですにゃ。



蝙蝠を探せですにゃ。
柄も面白いし、発色もきれいで
美しいですにゃ。




こちらわ、
呉春
山水図ですにゃ。

まるで、山水画の印象派みたいに
光とかすみを感じたですにゃ。










右側にいるおじさんが
こちらを見ているような気がするですにゃ。


さすがわ、呉春、
技ありの作品ですにゃ。


やっぱりトーハクの本館って、
好きですにゃ。

本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。