チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「駒井哲郎煌めく紙上の宇宙」横浜美術館 @桜木町駅

2018-12-27 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、今日わ
桜木町駅へと出かけたですにゃ。



*この展覧会わ、終了していますにゃ。
「駒井哲郎-煌めく紙上の宇宙
ルドンを愛した銅版画のパイオニア」
横浜美術館


構成
第1章 銅版画との出会い
第2章 戦後美術の幕開けと共に
第3章 前衛芸術との交差
第4章 フランス滞在と廃墟からの再生
第5章 詩とイメージの競演
第6章 色彩への憧憬
エピローグ

チラシより引用するですにゃ。
「日本における現代銅版画の
先駆者である駒井哲郎は、
深淵な詩的世界が刻まれた版画により、国内外で高く評価されてきました。黒いインクと白い紙の
豊かな表情のなかに立ち上がる、
夢と狂気のあわいを彷徨う
駒井の宇宙。
それは、
デジタル時代の今こそ観るものを魅了します。」

チビクロ気になった作品ですにゃ。
12.レンブラント・ファン・レイン
聖母の死
エッチング、ドライポイントという
技法で、線が本当に細いですにゃ。
以前もレンブラントのキリスト教の
物語の版画見たこと、あって、
一枚の中にある世界がすばらしくて
ずっと眺めていたくなる作品ですにゃ。

1.駒井哲郎
束の間の幻影
夢の世界をモノクロームで描く、
駒井哲郎にしか表せない
世界が広がっているですにゃ。

3.駒井哲郎
黄色い家
明るい黄色い画面に暖色の
ポイントがある作品ですにゃ。
モノクロームの作品を表している
駒井の中にこんな一面も
あったのかと思うですにゃ。

影響をうけた画家の一人として
パウル・クレーの作品も
多く展示されていましたにゃ。

102.花開く木をめぐる抽象
竹橋にある近代美術館の作品ですにゃ。まるで映像にモザイクをかけた
かのような作品ですにゃ。時代を
先取りしてるですにゃ。

削るという手作業で作り出す
線のひとつひとつが
人間、人そのものと思うと
版画の世界が豊かに広がっていく
ですにゃ。

物販が何もなかったのわ、
残念だったけど
素晴しい作品展に出会えて
よかったですにゃ。



本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「ピエール・ボナール展」国立新美術館

2018-12-19 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、
上野に海老の絵を見に行こうと
思ってたけど、
会期がこちらの美術展の方が
短いことに気づき、急遽
六本木にきたですにゃ。

*この展覧会わ、終了していますにゃ。
「オルセー美術館特別企画
ピエール・ボナール展」
国立新美術館


構成
1.日本かぶれのナビ
2.ナビ派時代のグラフィック・アート
3.スナップショット
4.近代の水の精たち
5.室内と静物「芸術作品-時間の静止」
6.ノルマンディーやその他の風景
7.終わりなき夏

チビクロ気になった作品ですにゃ。
1.アンドレ・ボナール嬢の肖像、
画家の妹
自由に遊ぶ犬、かわいい女性、
気持ちの良い風が画面から吹いて
来るみたいですにゃ。

2.格子柄のブラウス
嬉しい再会ですにゃ。
ご飯が気になるだっこされる猫わ、
ご飯が気になるですにゃ。

5.白い猫
ボナールのいう視神経の冒険って、
こういうことかな。
「目がとらえた
形や色がものとして意味をなす
以前のなまの見方を絵にする試み」
ぎゅーと伸びる猫の様子。
背景の野原の様子も楽しい絵ですにゃ。

84.食卓の母と二人のこども
家族の一員の灰色のシマシマの猫。
テーブルに乗り出す様子が楽しいですにゃ。

86.猫と女性 あるいは餌をねだる猫
伸びる猫ちゃん。赤い壁、イエローのテーブルクロスが、暖色系の色合いで
楽しいですにゃ。

91.静物、開いた窓、トルーヴィル
赤い壁、開いた大きな窓から
見える外の景色わ、ちょうど夕方ですにゃ。

92.ル・カネの食堂の片隅
93.ル・カネの食堂
94.テーブルの片隅
全体に赤や黄色、温かみのある
色合いが、すごくいいと、チビクロわ、思うですにゃ。
なんか、違うかもだけど
パリのエスプリ?

106.セーヌ川に面して開いた窓、
ヴェルノンにて
大きな窓から、見える遠くに
開けた景色ですにゃ。

109.ノルマンディー風景
110.はしけのある景色
風景画。グリーンのグラデーションの
描写が美しいですにゃ。

114.ヨット遊び
カヌーのような舟に乗って描いた
構図がおもしろいですにゃ。

「日本かぶれのナビ」とよばれた
頃の作品もよいけど、
今回暖色を用いた静物の作品や
浮世絵風の構図を切り取った作品も
見れたし、後期、晩年へと
構図を切り取らないで
広々とした風景画の作品が
増えていったのが、
印象的でしたにゃ。

ボナールの描く猫わ、
可愛がられている感がして
幸せな気がするですにゃ。
ピエール・ボナールさん、
もっとたくさんの人に
見てほしい素晴しい画家さん
ですにゃ。
フランスでも、最近見直しの機運が
あるそうですにゃ。
素晴しい作品をみることができて
よかったですにゃ。
ありがとうございますにゃ。



本日もお読みいただき、
ありがとうございましたにゃ。


「バビーズのパンケーキ」@東京駅

2018-12-12 21:00:00 | 2018グルメ

チビクロわ、
またヤエチカバビーズに
やってきたですにゃ。

「バビーズ八重洲地下街店」

パンケーキを食べると決めていながら
メニューを熟読するチビクロ。
いつ未知なる美味なるものと
遭遇するか分からないですからにゃ。
すると、なんとアップルパイと
チェリーパイにわ、ミニサイズが
あるじゃありませんか!

パンケーキの焼き上がりに
15分くらいかかるから、
先にアップルパイを
だしてもらうことに。
温めるのがおすすめだそうですにゃ。

こちらわ、
アップルパイ ミニサイズ。

程よい酸味のリンゴから食べて
それからたっぷりの生クリームとの
コンビネーションを
楽しむですにゃ。

こちらわ、
サワークリームパンケーキ
苺とバナナ添えですにゃ。

さっくりしっとり食感で
そのまま食べてもおいしいけれど、
メープルシロップをたっぷりかけて、
パンケーキ生地にシミシミさせて
いただきますですにゃ。
見てもおいしいし、
食べてももちろんおいしい
バビーズのパンケーキですにゃ。
ごちそうさまでしたにゃ。

本日も、お読みいただき
ありがとうございますにゃ。


「全員巨匠!フィリップス・コレクション」三菱一号館美術館 @東京駅

2018-12-05 20:00:00 | 2018 美術館 博物館

チビクロわ、
お天気もよかったので
八重洲口から、
センチュリパシフィックビル方面へと、
方向オンチのくせに
適当に歩き始めたですにゃ。
途中にわ、カッコイイBMWのSRとか
DEAN&DELUCAのカフェとか
あるですにゃ。
迷い始めたら、ちょうど
緑のツタが見えたのですにゃ。





「全員巨匠!
フィリップス・コレクション」展
三菱一号館美術館

チラシより引用しますにゃ。
展覧会見どころ1.
創設から100年、
アメリカ初の近代美術館として
開館してから97年の
フィリップス・コレクションの
源泉をたどる

展覧会見どころ2.
ダンカン・フィリップスが生涯を
費やし、芸術作品に対する強い情熱と
高い見識で積み上げた稀代の近代美術コレクションが一堂に

展覧会見どころ3.
フィリップス・コレクションと三菱一号館の共通点である、赤レンガ造りの
外観と親密な空間の展示室で名画を
味わう貴重な機会

構成
第1章1910年代後半から1920年代
第2章1928年の蒐集
第3章1930年代
第4章1940年前後の蒐集
第5章第2次世界大戦後
第6章ドライヤー・コレクションの
受け入れと晩年の蒐集
第7章ダンカン・フィリップスの遺志

チビクロ気になった作品ですにゃ。
1.ジャン・シメオン・シャルダン
プラムを盛った鉢と桃、水差し
シャルダンの描く絵わ、なんか
雰囲気優しく感じるですにゃ。
プラムのツヤ感がおいしそうですにゃ。

2.ドミニク・アングル
水浴の女(小)
アカデミーの巨匠を、見る機会わ、
なかなかないし、
よく、解剖学的にわ、
ちょっとなんじゃないと言われても、
よく書き描きされてる感じが
好きですにゃ。

15.アルフレッド・シスレー
ルーヴシェンヌの雪
風情あるですにゃ。シスレーわ、
雪景色に熱心に取り組んだそう
ですにゃ。

16.クロード・モネ
ヴェトゥイユへの道
平凡な田舎道だと思うけど
モネが表現してくれたから、
こんなに美しく、
印象的だと思うですにゃ。
サーモンピンクの夕日に照らされた
道がほんとに美しいですにゃ。


17.クロード・モネ
ヴァル=サン=ニコラ、ディエップ近傍
水平線の光が朝もやを美しく
照らすにゃ。静かなやさしいモネ。

34.アンリ・ルソー
ノートル・ダム
ルソーだけが描ける不思議な世界、
なにが起こっても不思議でない、
解説に夢のようとあったようだけど
悪夢わ、避けたいですにゃ。

35.モーリス・ユトリロ
テルトル広場
アル中ユトリロ白の時代の作品なのか?71歳と意外と長生きしたですにゃ。

36.ピエール・ボナール
犬を抱く女
撮影コーナーのレプリカですにゃ。
水色ピンクの色彩がきれいですにゃ。
犬わ、テーブル上の食べ物が気になる
ですにゃ。

37.ピエール・ボナール
開かれた窓
外気のさわやかな風を感じるですにゃ。右下の黒猫気になったですにゃ。

38.ピエール・ボナール
リヴィエラ
美しい風景ですにゃ。
絵の具のひと塗りひと塗りが
美しいから、それを
追うことで、癒やされるですにゃ。

68.ニコラ・ド・スタール

小さいが、重量感があり、
描き込まれているけど、
色合いが軽くて、ひかれるですにゃ。

70.ジョルジョ・モランディ
静物
美しく構成された静物画ですにゃ。
チビクロ以前展覧会を見逃して以来
見たいと思っていた画家さんですにゃ。解説によると、細部を控えめにすることで、比例と色彩と光の関係性が
全面に押し出されているそうですにゃ。とてもシンプルなので、
時と場所を超越したような瞑想的な
作品だと思うですにゃ。

71.ニコラ・ド・スタール
ソー公園
解説によると、
具象と抽象が拮抗し、強い緊張感を
だしているそうですにゃ。

こちらわ、撮影が可能なコーナーの
レプリカですにゃ。






今回点数も多く見応えのある絵が
多くて、素晴しい展覧会でしたにゃ。
作品の他にも、コレクターの言葉や
お家で実際に飾られている写真も
展示されているし、落ち着いて
鑑賞できて、良い美術鑑賞できて
よかったですにゃ。
おすすめの美術展ですにゃ。

チビクロわ、展示冒頭のモネの作品が美しくよかったのと、
モランディ、スタールを
初めて作品見ることができて、
知らなかったアートを知って
よかったですにゃ。
フィリップスさん素敵なコレクション
ありがとうございますにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。