チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「ビリジアンの行軍」小沢さかえ @銀座メゾンエルメス

2014-09-28 22:00:00 | アート

渋谷と代官山を訪れた
チビクロは、
もう1つ見たいところが
ありましたにゃ。

銀座メゾンエルメス
ウィンドウディスプレイ
「ビリジアンの行軍」

2014・7月から9月の
ディスプレイだったので
終了しています。



チビクロは、
青い日記帳Takさんのブログに
行っては、ふむふむと
美術のことを知ったり
次に行く展覧会について
考えたりしますにゃ。
こちらのブログで
紹介されてましたにゃ。

「ビリジアン」って
緑色ってこと?
チビクロ、ピーンときましたにゃ。
葉っぱ、植物ですにゃ。
絶対チビクロ好きになるにゃ。


今回の展示をてがけたのは、
小沢さかえさんという
画家さんですにゃ。

エルメスのウェブサイトより
引用しますにゃ。
「独特の色彩と物語性の強い構成を特徴とする小沢の絵画。
二次元の絵画の世界が、
今回初めて
現実の空間に立ち現れます。」


絵の中にいる少女が
木の間からこちらを見ていますにゃ。
森の精なの?
お姫さま?
澄んだまなざしが
印象的ですにゃ。

ステキな絵ですにゃ。
チビクロうまく言葉に
できないですにゃ。
初めて見る絵。
もちろん小沢さかえさんの
絵を初めて見たのですけど、
今まで見たことのない種類の絵。
世界、物語、意味、色、
現実、虚構、美しいもの、
そうでないもの、
甘いもの、苦いもの、
いろんな感じが
しますにゃ。

新しい若い世代の
日本の画家さん。
同じ時代に生きていることを
感じるし、
そんな画家さんに出会えて
うれしいですにゃ。

チビクロは、
一瞬どきっとしてしまいましたにゃ。
違うと思うけど
チビクロの妄想だけど
少女は、
テクノロジーが発達して
栄えている文明に
懐疑的な気がしたですにゃ。
消費され、消費する社会。
あなた達幸せ?

小沢さかえさんは、
1980年生まれ。
日本の美大を出た後、
ドイツやウィーンで勉強されて
今は、帰国されていますにゃ。
MORI YU GALLERYさんの
ウェブサイトで、
作品を見ることができますにゃ。

また、展示は、
終わってしまいましたが、
ウェブで、アーカイブとして
見ることができますし、
画家さんのインタビューも
ありますにゃ。

銀座のメゾンエルメスは、
建築家レンゾ・ピアノ氏が
建物全体を
「光と戯れるランタン」を
イメージして設計したそうですにゃ。

銀座にお出かけの時は、
メゾンエルメスの
カッコイイ
ウィンドウディスプレイを
のぞいてみてはいかが
でしょうかですにゃ?

チビクロ、
銀座のエルメスに着いただけで
コチコチしてしまいましたにゃ。
いつか扉を開けて
お店の中に入って
ステキなエルメスのお品物
見てみたいですにゃ。

今日もステキな作品と出会えて
うれしい1日でしたにゃ。
ありがとうございますにゃ。


お読みいただき、
ありがとうございますにゃ。



「フラグメンツ オブ イリュージョン」 レアンドロ・エルリッヒ展 アートフロントギャラリー@代官山駅

2014-09-24 21:00:00 | 美術館 博物館

渋谷で、「だまし絵展」を見た
チビクロは、
次の目的地である
代官山へ移動しましたにゃ。




「Fragments of Illusion」
レアンドロ・エルリッヒ 展
2014・9/5~10/5

アートフロントギャラリー
東京都渋谷区猿楽町29-18
ヒルサイドテラスA
11:00~19:00
月曜定休

日本での初めての
コレクションピースによる
展覧会ですにゃ。

アートフロントギャラリーの
プロフィールより引用しますにゃ。
「Leandro Erlich 1973~
ブエノスアイレス生まれ
人の知覚を揺るがすような作品を
通して、エルリッヒは、
我々が、どのように
事象を捉え、
空間と関わり、
そして
現実を把握していくかについて、
探究している。
知覚や認知といった問題を
扱いながらも、
科学的実験の厳密さではなく、
ユーモアとウィットに富んだ
だまし絵のような手法による
エルリッヒの作品は、
作品を体験する人同士の関係を
解きほぐし、人々が共有できる
場所を生み出す。」

チビクロ
金沢21世紀美術館に
プールあるなっていうのは、
知ってましたにゃ。
でも、それが
レアンドロ・エルリッヒの作品とは、知らなかったし、
現代美術って、
なんか難しいのかもにゃって
感じだったのですにゃ。

でも、
ブログの先輩
どるち & えこう さんが、
金沢旅行に行った時のブログを
読んで、
レアンドロ・エルリッヒの作品に
興味を持って、
もっと作品について、
知りたくなったのですにゃ。
なんか思ったより
ムズカシクナイ、
むしろ、楽しいかもですにゃ。
そんな時に個展があることを
知って、チビクロは、
代官山に、行きましたにゃ。

今日は、また、ここで
チビクロは、道に迷い、
ヒルサイドテラスって、
あっちだったよなと適当に思って
蔦屋書店の方に
行ってしまいましたにゃ。

交番の方のヒルサイドテラスなので、おまちがいなくですにゃ。

作品ですにゃ。




チビクロ
最初
よく分からなくて
なんで、みんな階段に昇ってるのだろにゃと、思いましたにゃ。
勇気を出して昇ってみましたにゃ。
なんと!



リアルの階段を昇って
フェイクの
ミニチュアの階段を見るって
なんか楽しいですにゃ。


チビクロは、
こちらの作品が大好きですにゃ。

空からチビ雲を連れてきました
みたいですにゃ。


雲達を従えるチビクロですにゃ。


実際の、
チビクロが見ている雲って、
きっと、高度毎に
水蒸気か存在して
重なっていて、
地上から見えてるんだろにゃ。

だから、このチビ雲たち
ホンモノみたいなんだにゃ。
立体感がハンパない!という
感じですにゃ。




ぴかぴかぴかして、
きれいですにゃ。
反射の影をつれてますにゃ。


代官山のギャラリーに、
いるチビクロは、なんだか
緊張しちゃったんだけど、
美術館に見るより
作品が近く、
見ることができましたにゃ。

昔の人が、
アルチンボルドの絵を
見たみたいに、
21世紀のチビクロたちは、
レアンドロ・エルリッヒの作品を見て、くすっ、って、できるにゃ。
それは、なんと
ハッピーな一瞬なんだろにゃ。

これからも
レアンドロ・エルリッヒさんに
注目ですにゃ。

ステキな作品を
見せてくださいまして
ギャラリーさん
ありがとうございますにゃ。

どるち & えこう さん達に
ギャラリーでの展示を
教えていただきましたにゃ。
いつもながら、
ありがとうございますにゃ。



カッコイイアートに
出会えて
ありがとうございますにゃ。









クレープリー ティ・ロランド @渋谷 松濤

2014-09-18 22:00:00 | グルメ

Bunkamura ザ・ミュージアムで
「だまし絵」展を見た
チビクロは、
以前から気になっていたお店で、
ステキランチですにゃ。

クレープリー ティ・ロランド
東京都渋谷区松濤1-28-11
月曜定休

ブルターニュ本来のスタイルの
伝統的なガレットと
クレープを楽しめるお店ですにゃ。

この日は、暑かったし、
いつもより、早起きして
渋谷に来たので、
チビクロは、
ぼんやりしてたみたいで
どんどん真っ直ぐ行って
お店を通りすぎて
しまいましたにゃ。
帰る時には、
どうして間違えたんだろと
思ったのでしたにゃ。

チビクロは、
パリコースを注文しましたにゃ。
サラダ+
お好みのドリンク+
ガレット+
クレープのセットですにゃ。

サラダとりんごのジュースですにゃ。

グリエールチーズとハムと
目玉焼き キノコ ですにゃ。

テーブルに運ばれてきた
ガレットから白い湯気が
ふわーと雲のように、
たちのぼって
夢のようでしたにゃ。
モチモチ生地のガレットに
ハムがサンドされていて、
結構厚みがあって、
ボリューミーですにゃ。

クレープのお味は、
自家製ミルクジャムですにゃ。

練乳みたいな、だけど、
もっとこくがあって、
大変美味しゅうございます
なのですにゃ。

こんなにおいしいなら、
もっと早くくればよかったと
思うチビクロですにゃ。
また、
来たいおいしいお店ですにゃ。

フランスに旅したみたいな
気持ちになった
おいしいランチですにゃ。
ごちそうさまでしたにゃ。

渋谷西武の地下二階にも
姉妹店で
お店ができたそうなので
そちらにも
行ってみたいですにゃ。

ブログの先輩
どるち & えこう さん達も
お気に入りのお店なのですにゃ。

皆さまもぜひ
渋谷にいらした時は、
フランスの旅するランチ的な、
おいしいガレットとクレープを
お召し上がりになっては
いかがでしょうかですにゃ。








だまし絵 Bunkamura ザ・ミュージアム @渋谷・東急本店横

2014-09-17 23:00:00 | 美術館 博物館

チビクロは、でかけましたにゃ。

Bunkamura25周年特別企画
進化するだまし絵
Into the Future
2014年8月9日から10月5日まで




古典的な「だまし絵」から
現代の前衛的な作品まで
見ることができるのが、
今回の展示の特徴ですにゃ。

これから行かれる方は
ある作品について、
ネタバレご注意ですにゃ。

構成
プロローグ
1:トロンプルイユ
2:シャドウ、シルエット&ミラー・
イメージ
3:オプ・イリュージョン
4:アナモルフォーズ・メタモルフォーズ

チビクロ
前売り券を用意して、
この展覧会に行くのを
楽しみにしていましたですにゃ。

アルチンボルドの
「司書」さんにお会いしたかったのですにゃ。
美術のテレビ番組
「美の巨人たち」が、
まだ「エプソン」だった頃、
アルチンボルドの特集を
していたのですにゃ。
ずいぶん前のことに、
にゃるけど、おもしろいなと
思いましたにゃ。
その時に買った本も
まだ持ってるですにゃ。
ちょっとご紹介しますにゃ。



アルチンボルドは、
16世紀神聖ローマ皇帝に仕えた
宮廷画家でしたにゃ。

ご本に載っている作品は、
今回の展覧会には、
来ていなくて、
アルチンボルドの作品は、
二点いらっしゃいましたにゃ。

チビクロ気になった作品ですにゃ。
やっぱり、この二点は、
欠かせませんですにゃ。
1.ジュゼッぺ・アルチンボルド
「司書」
すごく、雰囲気がでていて、
おもしろいですにゃ。
モデルとされる人もいるそうですにゃ。
2.ジュゼッペ・アルチンボルド
「ソムリエ」

5.ゲオルグ・フレーゲル
「果物と花のある棚」

24.25.26
須田悦弘
「大山蓮華」
「雑草」
「葉」
最初のひとつの作品は、
パネルもあるし、
見つけられましたにゃ。
でも、残り二つは、なかなか
分からなくて、
ご案内の人に
訊いてしまいましたにゃ。
「あの…雑草が見つけられないのですにゃ…」
まさか、あんなところに
あるとは、まさに、トリック。
トリッキーで、
やられちゃいましたにゃ。
チビクロは、なんとなく、
案内の人の椅子の下にある
気がしていて、
そこばかり見ていましたにゃ。
雑草やお花そのものは、
かれんで、
でも、おかれた場所で
意外性のあるアートになるのですにゃ。
作家さんが、送っている
メッセージをうけとることが、
できるかどうかは、
見る人次第ですにゃ。
作品が持っている背景の
余白の感じは、
日本画が昔から持っている
ものと同じな気がしますにゃ。
日本の美を感じますにゃ。

27.レアンドロ・エルリッヒ
「ログ・キャビン」

28.田中偉一郎
「ストリート・デストロイヤー」

54.パトリック・ヒューズ
「広重とヒューズ」

79.デイヴッド・ホックニー
「大仏#8」
長方形の一枚に
おさまらない写真のおもしろさが
ありますにゃ。
強調したいところは、
細胞分裂みたいに増殖して、
時間の経過さえ
とりこめるですにゃ。
ホックニーオリジナルの
表現方法ですにゃ。

85.ヴィック・ムニーズ
「自画像
悲しすぎて話せない
バスヤンアデルによる」
悲しすぎると言ってるわりには、
それを構成しているのは、
小さなことだったりするのかにゃ。
クスっとする作品ですにゃ。

87.スティーヴ・バロン
a-ha「テイク・オン・ミー」
ミュージックビデオ
チビクロ
ビルボードチャートの番組で
見ていましたにゃ。
目が離せなくて、
ドキドキしましたにゃ。
なんと、
ニューヨーク近代美術館にも
収蔵されているとは、びっくり
ですにゃ。

今回、「だまし絵」というので
絵だけなのかなと、
思っていたのですが、
見るだけではなく、
体験することのできる
美術展覧会だったので、
チビクロ
楽しくだまされちゃいましたにゃ。
おもしろいし、
もっと美術が好きになる
おすすめ美術展ですにゃ。



ブログの先輩
どるち & えこう さん達が、
もう見ていて、
見所を教えてくれたので、
おもしろさが、
倍増ですにゃ。
いつもながら、
ありがとうございますにゃ。

今日もステキなアートに
出会えてうれしいチビクロですにゃ。


お読み頂きまして
ありがとうございますにゃ。








2014・9月 総合文化展本館その2 @トーハク上野公園

2014-09-16 20:00:00 | 美術館 博物館

チビクロは、
トーハク総合文化展に
来ていますにゃ。

本館一階 18室
近代の美術のお部屋ですにゃ。

コレクションの中より
季節にちなんだ作品を
セレクトして、展示して
いますにゃ。

秋は、四季の中で、
チビクロ一番好きな季節ですにゃ。
空は、キレイだし、
流れる雲も楽しいですにゃ。
絵の中に、月や秋の草などを
見ていると、
いい気持ちになりますにゃ。

チビクロが
気になった作品を
ご紹介しますにゃ。



月夜のすすき。
金のお月様に、
黒く描かれたすすき。
なんて、カッコイイのだろ?
リズムのある
構図なので、
すすきの原を歩いてるような
気持ちになりますにゃ。



誰も知らない山奥の川辺の風景。
日本の風景ですにゃ。
寂しい感じが
またひかれてしまいますにゃ。



チビクロ
何となく気になって
ウィキペディアでこの画家さんに
ついて、調べてみましたにゃ。
幕末から、明治期の南画家で、
弟子に、松林桂月がいましたにゃ。
今年、練馬区美術館で、
行われた松林桂月展に
行ったのでしたにゃ。
不思議なご縁を感じますにゃ。



制作に二年がかりと
解説にありますが、
絵の細部を見れば納得ですにゃ。
お着物の柄や畳の目が
すごいですにゃ。













ボタニカルアートかと思うような
緻密な植物の表現が、
すごいですにゃ。
また、構図も巧みで、
ついみいってしまいますにゃ。
これは、下絵ということですので
迎賓館に飾られた七宝焼を
見てみたいと、
思ったチビクロですにゃ。


いつも、
トーハクに来ると
閉館時間の五時まで
いてしまうのですにゃ。

今日もステキな作品と
出会えて、うれしい一日でしたにゃ。
ありがとうございますにゃ。