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チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「gooブログ終了」&国立西洋美術館鑑賞

2025-04-17 20:00:00 | 2025美術館 博物館
gooブログが終了とのこと。みんにゃとお別れしたくないですにゃ。
皆さんとブログを通じて交流できて、
勉強したり、励みにして、なんとか
やってきたチビクロですにゃ。
今までありがとですにゃ。
あと少しの間となってしまいますが、
よろしくおねがいしますにゃ。

チビクロわ、久々にお出かけしましたにゃ。
「サンディエゴ美術館VS国立西洋美術館西洋絵画、どこから見るか?
ルネサンスから印象派まで」上野駅

サンディエゴわ、スペインの人達が入植したということで、サンディエゴ美術館が収集したコレクションわ、スペインとつながりがありますにゃ。


チビクロ気になった作品ですにゃ。

カルロ・クリヴェッリ
聖母子 1468年頃
クリヴェッリの作品わ、以前展覧会で見たことがあるのだけど、なぜか緻密に描かれた果物が配置されていますにゃ。いつもだまし絵風になっていて、この作品にわ、紙が差し込まれているように描かれていますにゃ。あー、果物の質感がたまらんですにゃ。

ルカ・シニョレッリ
聖母戴冠 1508年
天使がいっぱいですにゃ。
修復されているのか、色鮮やかですにゃ。

今回の展覧会の一番推しですにゃ。
画集で見ていたけど、まさか作品が来日してくれるとわなんたる幸運ですにゃ。
ファン・サンチェス・コターン
マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物 1602年頃
漆黒に浮かぶ果物と野菜、意味ありげな配置、影ですにゃ。神と交信するための儀式いや、供物かにゃ、なんて違いますね。スペイン絵画のボデゴンと言われるジャンルですにゃ。謎めく絵画、よくわ分からないけど、いつまでも、見ていられるですにゃ。


ファン・バン・デル・アメン
果物籠と猟鳥のある静物 1621年頃
同じ野菜や果物を描いているけど、華やかですにゃ。葡萄がすごくみずみずしいですにゃ。

フランシスコ・デ・スルバラン
神の仔羊 1635〜40年



フランシスコ・デ・スルバラン
聖ドミニクス 1626〜27年

フランシスコ・デ・スルバラン
聖母子と聖ヨハネ 1658年
毛皮のモジャモジャを身につけているのが聖ヨハネ、お約束ですにゃ。
ちょっとお兄ちゃんの子がチビさんをあやしているみたいだけど、五色ヒワという鳥わ、受難の象徴で、キリストの生涯を表していて、マリアわ、それを知っていて、受け入れている表情なのですにゃ。
厳粛な雰囲気の作品が多かったスルバランですが、後年優しい感じの作品も描いていたみたいですにゃ。


バルトロメオ・マンフレーディ
キリスト捕縛 1613〜15年
 
カラヴァッジョ的な劇的な光と影の表現ですにゃ。万博のイタリア館にカラヴァッジョの作品が来ているそうですにゃ。気になるですにゃ。

ダニエル・セーヘルス、エラスムス・クエリヌス 花環の中の聖家族
緻密さが、スゴイですにゃ。
カップ咲きの薔薇かにゃ。

ラーヘル・ライス
花卉
ひとすじの光が花を照らし、明暗がくっきりと描かれていますにゃ。

すこしでもご興味のある方、ぜひ
ご覧になってください。
おすすめ展覧会ですにゃ。

今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。











「花器のある風景」泉屋博古館東京

2025-03-09 20:00:00 | 2025美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。
今日わ、東京港区六本木にある美術館ですにゃ。住友家由来のコレクションを保存展示していますにゃ。

「花器のある風景」泉屋博古館
南北線六本木一丁目駅

※撮影が許可されている作品ですにゃ。

青華紅彩桃樹文耳付花瓶
初代宮川香山
美しい青い花に吉祥の絵柄の桃がたくさん描かれていて縁起のよい花瓶ですにゃ。やさしげな桃色とクールな青さが際立つ作品ですにゃ。小さくて分からないけど、縁起のよい鯉とか龍も描かれているですにゃ。

菊花形藤花壺
初代宮川香山

宮川香山わ中国や欧州のスタイルから独自の釉薬をつくりだし、明治時代欧米への輸出品として人気だったそうですにゃ。高浮彫と当時流行していたアールヌーボーを取り入れた美しい壺でございますにゃ。はぁ~、うっとりしますにゃ。発色、ツヤ感、精密さと他にわないですにゃ。

チビクロ気になった作品ですにゃ。
村田香谷 「花卉・文房花果図巻」
四季の花々や果物の他に(文房四宝)と呼ばれる筆、紙、硯、墨が描かれていますにゃ。枇杷、筍、栗、葡萄、南瓜、ガラスの器に入った金魚、ハスの実、仏手柑とかあってよくわからない植物とか果物とかあって見ているのがとても楽しかったですにゃ。他の絵師の作品でも野菜とか果物とか描いたものをよくみかけるのわ、なぜだろう?みんなが描いておきたいテーマなのだろうかにゃ。

浦上春琴「蔬果蟲魚帳」
12図からなる画帖ですにゃ。江戸後期の文人画家。展示されていたのわ、貫入と呼ばれるヒビ模様が入った青磁の花器にばらとジャスミンがいけてありますにゃ。その後ろにわ枝についた柿がおかれていますにゃ。細密でありながら、省略されている描き方わ、日本的ボタニカルアートだにゃと思いましたにゃ。植物が描かれている絵ってなんか好きですにゃ。

絵はがきとか画集を取り扱っている場所に、作家さんの小さな作品が販売されていてとても可愛かったですにゅ。あれわ、素材わなんだったのだろう?小さなちいさなうさぎわ手足がパーツになっていて、動くみたいだったのだ。壊すといけないと思って手を触れなかったけど、お店の人わ、お手にとって見てくださいと言ってくれたから、もっとよく見ておけばよかったですにゃ。なんというかそこはかとないかわいさわ、やっぱり作家さんが感じて作るものわ、トクベツなのかにゃ。黒猫もあったですにゃ。

京都にあるという泉屋博古館にもぜひ
行ってみたいですにゃ。
ステキ美術鑑賞タイム過ごすことが
できてありがとうございますにゃ。

駅通路の寄せ植えがあまりにきれいだったのでパチリ。いろんな種類がたくさんかっこよく植えられていましたにゃ。


今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



特別展「魂を込めた円空仏」三井記念美術館

2025-02-13 20:00:00 | 2025美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。
今日わ東京日本橋ですにゃ。

「特別展 魂を込めた円空仏
飛騨・千光寺を中心にして」
三井記念美術館
※一部の作品わ撮影を許可されていますにゃ。

円空わ江戸時代の山林修行僧で愛知岐阜を中心に関東、北陸、北海道を巡り、各地に木彫の神仏像「円空仏」を残しましたにゃ。

護法神立像


金剛神立像

木という素材の中に神を見て円空わ彫刻していたといいますにゃ。樹木を削ることが修行になっていたのかもと思いましたにゃ。例えばひと削りひと削りが読経をしたり、写経をしたりするように。

両面宿儺(すくな)坐像


三十三観音立像
ちょっとずつ少し違うのわ、木の素材、木目とか節とか活かしているからなのかなと思うけど、作品がすごくたくさんあるから、やっぱり超人的ですにゃ。

円空作品の仏像様の優しい微笑みの中に、チビクロが勝手に思っただけだから違うと思うけど、縄文時代の土偶さんが連想、プリミティブなのかにゃ。

円空の作品の中の神様の彫像に
2.3迦楼羅(かるら)という鳥天狗があったり、35.鹿島大明神坐像わ、鹿の顔みたいだし、40.稲荷大明神わ、キツネのお顔で、動物たちの神様がとてもかわいく感じたですにゃ。

本流の仏師が作る仏像とわ、違うかもだけど、円空仏わ、現代にも通じる美を17世紀の江戸時代に表していたというのがすごいし、まさに一削入魂、円空が制作した作品にわ神が宿っているですにゃ。

江戸時代わ、旅行とか制限があったらしいけど、結構あちこち行ってて、顔パスだったのかしらにゃ。幕府の関所わどうやって通ったのでしょう?円空仏を彫るにも大量の材料わ、どうやって調達したのか謎ですにゃ。

円空わ、円空歌集を残しているほどで
柿本人麻呂が歌の神様だったみたいで
柿本人麻呂坐像も残しているですにゃ。

とぶ鳥の声もきこえぬけさのやま
深き心を人にかけぬる 円空
※かけぬるってどういう意味?
誰か教えて😅

祈りを込めてたくさんの彫像を生み出した人でないと、到達できない領域に達していますにゃ。いつまでも見ていたくなる魅力がありましたにゃ。
素晴らしい展覧会ありがとうございましたにゃ。現地に行ってもこれだけのまとまった作品を見ることわ、難しいと思うので、少しでも気になるなら、ぜひおすすめ展覧会ですにゃ。

この展覧会も見逃せないですにゃ。


ご近所のミカド珈琲で
モカソフトを頂きましたにゃ。
おいしいのでぜひ。

今日もチビクロのブログをお読み頂き
ありがとうございますにゃ。










2025「博物館に初もうで」東京国立博物館

2025-02-02 20:00:00 | 2025美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。

※この展示わ、終了しています。
「博物館に初もうで
ヘビ〜なパワ〜を巳たいの蛇!」
上野の東京国立博物館でわ、
毎年恒例のトーハクの干支の作品を展示する催し物がありますにゃ。
今年わ、巳年🐍ですにゃ。

胆松(だんまつ)に白蛇
渓斎英泉 江戸時代 19世紀
朝日を浴びて弁天様の使いとされるめでたい白蛇が松の木に絡む元旦にふさわしい絵柄ですにゃ。


ナーガ上のブッダ坐像
タイ・ロップリー出土
アンコール時代 12〜13世紀
悟りを開いたブッダが瞑想する間、蛇の王ナーガが雨風からお守りしているという仏像ですにゃ。頭が7つにある蛇の神様がまるで、ソファみたいになっていますにゃ。座布団部、背もたれ部ともにうろこが背面まできっちり表現されていますにゃ。仏様でもお国が違うとお顔の感じもずいぶん違いますにゃ。


摺箔 白地 鱗模様
江戸時代 18世紀
平絹、型紙による金箔押し
型紙で、糊を置き金箔を押した能装束を摺箔といいますにゃ。正三角形🔺をつなげた模様わ、龍のうろこを象徴し、鱗形と呼ばれているらしいですにゃ。能舞台でわ、龍🐲や蛇🐍の役に用いられますにゃ。
能「道成寺」でわ、僧に恋して、執着のあまり、大蛇となった娘が鬼女の姿で登場する際に着用しますにゃ。


十二神将立像
(しんしょうりゅうぞう)
巳神(ししん)
鎌倉時代 13世紀
木造 彩色 截金(きりかね)玉眼
京都浄瑠璃寺伝来
小さめのお体だけどきりっとした身のこなしの表現にキレがある彫像ですにゃ。
強そうですしにゃ。インスタグラムの広告でひと目惚れして、実際に会いに行かなくちゃと思ったですにゃ。頭の上の小さな蛇さまにきゅんとしたチビクロですにゃ。他の11の神将わ、今どこにいらっしゃいますかにゃ。一同勢揃いでお会いしたいですにゃ。



今年も博物館に初もうで!
できましたにゃ。


本館の展示ですにゃ。
龍虎図屏風 俵屋宗雪
江戸時代 17世紀 紙本墨画
川の水をぺろぺろして、猫みたいに
カワイイ虎さまなのですにゃ。

今日もチビクロのブログをお読み頂き
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