チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「常設展 藤田嗣治作品とパリの写真」東京国立近代美術館@竹橋駅

2014-10-31 20:30:00 | 美術館 博物館

「菱田春草」展を見た
チビクロは、
常設展を見ましたにゃ。

チビクロ
以前から
藤田嗣治気になっていたし、
この前
「夢見るフランス絵画」展での
藤田の作品、気に入ったので
じっくり見ることにしましたにゃ。


この絵の女の人達が
五感を表しているって
知らなかったですにゃ。

違うと思うけど、
この時代の画家さんって
スゴイと思うけど
藤田は、藤田の絵でしかない
ところが、
藤田を好きなところですにゃ。


わんこの表情が
微妙で、注目ですにゃ。

こちらの猫さんは、
なにか意味あるのかにゃ。
実は、ラスボス?




動物さんの絵で
一見かわいく?
見えるけど
戦争画のことで日本を
追われた後の作品と思うと
藤田が何を考えていたか
少し分かるような気がするですにゃ。



額縁の彫刻にも注目ですにゃ。
きつね狩のモチーフですかにゃ?
きつねさんと
狩をするわんこですにゃ。

少女

この前お会いした
お嬢さんとは、また違うタイプ
ですにゃ。
髪のお色ステキですにゃ。










こういうパリの風景
藤田も見てたですかにゃ?

こちらの常設展示は、
とても充実していますにゃ。
またゆっくり
見たいですにゃ。

眺めのいい部屋もあるので
みなさまも
ステキなアートの時間
お過ごしになっては
いかがでしょうかですにゃ。

本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。


「菱田春草」展 後期 東京国立近代美術館 @竹橋駅

2014-10-30 20:30:00 | 美術館 博物館

チビクロは、
出かけましたにゃ。

前期展示が、
チビクロ好きな作品ばかり
だったし、
まだお会いしていない
黒猫さんがいたので、
後期展示にも、
行ったのですにゃ。
同じ展覧会に、二度行くのって
実は、初めてですにゃ。
なんか、通な感じですにゃ。

この日は、雨が降っていたけれど
美術館は、とても
混雑していましたにゃ。

テレビの美術番組でも
取り上げられたし、
やはり、
黒猫さん人気なのですにゃ。
ぬいぐるみの黒猫
チビクロも
鼻が高いですにゃ。

チビクロ
気になった後期作品を
ご紹介しますにゃ。
7.徽宗「猫図」模本
「東山御物の美」でも、
この方のお名前出てきましたにゃ。
「風流天子」の別名が
ある方ですにゃ。
春草もお手本にしてたのですにゃ。

13.月下狐
ハンサムな狐さん達ですにゃ。
ススキにからまる
小さな草花が
秋の情緒を感じますにゃ。
遠景からの
ススキみたいな草の茂みが
海原のようで美しいですにゃ。

25.暮色
水面に映る木々の影が
美しいですにゃ。

26.躑躅双鳩
美しいピンク色に
ひかれますにゃ。

後期展示作品は、
朦朧体といわれた
美しい色つかいの作品が多く
目をみはりますにゃ。

37.春草・大観
大観は、
まっすぐな竹と夕顔の
取り合わせ。
春草は、曲線の秋の草。
フジバカマでしょうかにゃ。
一対に、すると
さらに良さが引き立ちますにゃ。

56.海辺朝陽
水平線、砂浜、静かな夕日の
海岸ですにゃ。
平行な線の対比と
青い色が美しいですにゃ。

90.竹林
三本の竹と一本の竹の構成。
渋い銀の世界。
余白がカッコイイですにゃ。

100.風神雷神図
風神様は、青くて
一本角。
雨神様は、赤くて
二本立角。
コミカルで、カワイイですにゃ。
「泣いた赤鬼」という童話を
思いだしましたにゃ。

102.黒き猫
装飾的に描かれた
柏の木の葉っぱと
写実的な猫の対比が
とても、好評だったそうですにゃ。
日本一有名で、
かわいくて
愛される
黒猫さんですにゃ。

混雑しているから
遠くから眺めることも
あったけど、
素晴らしい作品って、
近くで見てもいいけど
遠くから見ても
良さが分かるなぁと
思ったですにゃ。

菱田春草の作品が
これだけたくさん
一度に見ることができる機会は、
なかなかないと思いますし、
今まで知られていなかった
春草の画業を
たくさんの方に見て頂きたいですにゃ。

雨だったけど
素晴らしい作品に
出会えて
頑張ってきて良かったですにゃ。
ありがとうございますにゃ。

本日も
お読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「カフェ ドゥ マゴ 」東急文化村@渋谷駅

2014-10-29 20:30:00 | グルメ

「夢見るフランス絵画」を見た
チビクロは、
前からカッコイイなと
思ってた、こちらのお店に
行きましたにゃ。

「カフェ ドゥ マゴ」
フランスは、パリ。
1884年に、
サン=ジェルマン・デ・プレに
できたカフェですにゃ。
芸術家の人達
ヴェルレーヌ、ランボー、
ピカソやヘミングウェイも
集ったという老舗カフェですにゃ。

チビクロは、
キッシュロレーヌと
カフェ、
ベリーのタルトを
頂きましたにゃ。




「収穫祭」という秋にちなんだ
イベントをやるみたいですにゃ。

お知らせを見ていた
チビクロは、発見しましたにゃ。
「ブッフブルギニオン」という
メニューを。
これは、
「のだめカンタービレ」という
マンガで、
千秋が、のだめに作って
あげてた呪文料理ですにゃ。
ブルゴーニュ風牛肉の煮込みというお料理みたいだけど、
食べてみたいですにゃ。

ステキなテラスで
フランスのカフェ
楽しみましたにゃ。
美味しゅうございましたにゃ。


本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。


こちらは、 渋谷駅で見ることができますにゃ。

「夢見るフランス絵画」Bunkamura ザ・ミュージアム@渋谷駅

2014-10-27 22:30:00 | 美術館 博物館

チビクロは、出かけましたにゃ。

「夢見るフランス絵画
印象派からエコールドパリへ」
2014年10月18日から12月14日
Bunkamura ザ・ミュージアム
11月4日のみ休館

チラシより引用しますにゃ。
「モネ、ルノワール、
セザンヌ、シャガール…
知られざるコレクション
一挙公開!」
「第一次世界大戦前の繁栄を
謳歌していた頃のフランスでは、
美術の
全く異なる二つの切り口が、
顔を合わせていました。
印象派と
エコール・ド・パリです。
両者の背景として
共通するのは、
フランスの繁栄と社会の
一応の安定があり、
画家たちは、
自らの感性に忠実に、
そのおのおのの目標に
向かって邁進したことでした。
そしてそれは、
いわば夢の実現でも
あったのです。
日本人が抱く
フランスへの憧れの源泉には、
おそらくこの国が
長年にわたり、
文化芸術をリードしてきたことがあるでしょう。


チビクロ
お気に入りの作品をご紹介しますにゃ。

6.クロード・モネ
「エトルタ、
夕日のアヴァル断崖」
エトルタの絵って、
いくつか描かれていて、
シリーズみたいだにゃ。
夕焼けの海って、
いつ見たか忘れちゃったけど
この絵は、夜と夕方が、
混じりあった海の様子と
かすれる太陽の最後の光が
いい感じに描かれていいですにゃ。
青と水色は、
チビクロ好きな色だしにゃ。

7.クロード・モネ
「レ・ムレット 小さな積藁」
おっきい積藁って、
見たことあるけど、
この積藁は、小さくてカワイイ
ですにゃ。
色が、またピンクっぽくて、
さっきの海の色とまた違って
楽しめたですにゃ。

8.クロード・モネ
「睡蓮のある池」
もともと大きい絵だったのを、
分割したそうですにゃ。
片割れは、
どこに今いるのかにゃ。
大事にされていると
いいですにゃ。
良く晴れた日みたいですにゃ。
青い空が水面に映って
睡蓮の花もよく開いてるですにゃ。
気持ちいい日ですにゃ。

11.ピエール=オーギュスト・
ルノワール
「宝石をつけたガブリエル」

こちらの方が
ガブリエルさんですにゃ。
黒髪の美しい女性ですにゃ。
最初チビクロは、
裸身に?ドキドキしちゃって
たんだけど、
絵を見てると、
なんか幸せオーラが
どんどん感じられて
なんか楽しい気持ちになって
きたですにゃ。
美しいジュエリーに、
美しいバラ。
マダムに、ピッタリですにゃ。
どこで、買ったのかにゃ。
カルティエ?
ヴァンクリ?
よくお似合いですにゃ。

12.ピエール=オーギュスト・
ルノワール
「アンリ・ベルンシュタインの
肖像」
おしゃれなスーツの男性。
タバコ持って気楽な感じ。
ちょっと、かっこよくかいてよーなんて、言いながら、ポーズを
とってると思うですにゃ。

13.ピエール=オーギュスト・
ルノワール
「ド・ガレア婦人の肖像」
チビクロ
ゴージャスで
暖かい色に、トキメキますにゃ。
フランスのお金持ちの生活って、
どんなかにゃ?
でも、幸せオーラがスゴク
感じられて、いいですにゃ。

15.ピエール=オーギュスト・
ルノワール
「アネモネ」
春のお花ですにゃ。
カワイイですにゃ。

30.モーリス・ド・ヴラマンク
「風景」
32.モーリス・ド・ヴラマンク
「道」
さっき見てたルノワールの
幸せオーラとは、
逆の
悲劇を感じさせる
ドラマチックな絵ですにゃ。
空の色、絵の具のうねりに
注目ですにゃ。

チビクロ
藤田の作品最近
気になるですにゃ。
58.藤田嗣治
「人魚」
不思議な魅力な人魚さんですにゃ。
アンコウは、お供の召し使いさんですにゃ。
満ち潮に乗ってやってきたから
岩の上に貝殻があるのかにゃ。
黒と白の世界。

60.藤田嗣治
「バラを持った少女」
子供を持たなかった
藤田は、
こどもの絵を
自分のこどもを描いたと
言っていたそうですにゃ。
モデルは、いないそうですにゃ。
この作品が描かれたのは、
1957年ですにゃ。
戦争画を描いたことで
日本を追われた後の作品ですにゃ。
当時、キリスト教に
心をよせていたと聞いたので
チビクロは、違うと思うけど、
もしかしたら
この女の子は、
マリア様?って思ったですにゃ。
敬愛する女性に、
美しいリボン、レース、刺繍で
飾ったドレスを
プレゼントしたのかにゃ。
背景の空にある雲が
ルネサンスの
テンペラ画に描かれていた
みたいですにゃ。

67.キスリング
「若い女性」
68.キスリング
「裸婦」
物憂げで
目の大きい女性。
なにか悲しみを感じている
みたいですにゃ。

今回
モネやルノワールが
たくさん展示されていて、
とっても見ごたえがありますにゃ。
チビクロ
印象派
特にルノワールの
魅力に目覚めた感じがしますにゃ。
幸せオーラを感じると、
チビクロまで
幸せのおすそわけ
もらえちゃうかもですにゃ。
しかも個人のコレクションだから
今回の展示は、貴重な機会ですにゃ。

ぜひぜひ、
みなさまもご覧くださいですにゃ。

ステキな作品に
出会えて
夢見る
チビクロになりましたにゃ。


こちらは、
今回買ったポストカード
藤田嗣治
「バラを持った少女」ですにゃ。

本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。






2014・10 総合文化展 トーハク 本館@ 上野公園

2014-10-23 21:00:00 | 美術館 博物館

チビクロは、上野にいますにゃ。
トーハクの総合文化展を
見るですにゃ。

チビクロは、
本館二階日本美術の展示が
大好きですにゃ。
今日も、
ステキな屏風絵見つけましたにゃ。



ちょっと寂しげな
秋の感じがよく
表されていると思うにゃ。
違うと思うけど
全体に金銀のはくが
散らしてあったのかにゃと
思うですにゃ。
今は色がなくなっているけど
もし、そうだったら
渋く、派手で
カッコイイと思ったのですにゃ。

白い菊の花弁は、
絵具が厚めに塗られていて
ぽってりしていて、
秋の風情を感じつつも、
地味に派手な感じで
美しいですにゃ。

チビクロ
この絵の中に入って
すすきの葉陰に隠れていたいと
思いますにゃ。


円山応挙 ですにゃ。

ふわふわ鳥さんが
舞っているみたいですにゃ。
三次元ですにゃ。


表情も愛らしいですにゃ。
応挙先生は、
動物好きだったかにゃ。




金屏風に、
晴れやかな
秋が描がかれてますにゃ。

土坡が丘のように
描かれているので
なんか
広々見えて
奥行きが感じられて
カッコイイですにゃ。



日本の秋って
ほんと
いいですにゃ。

よく見ると
小さな草花も
可愛く
描かれていますにゃ。


こちらの屏風絵も
人々の生活の様子が
描かれていて
良かったのですにゃ。

違うと思うけど
さっき三井記念美術館で
「東山御物の美」を見た時、
これに似た感じの
養蚕の屏風絵を
狩野派の人が描いたのを
見たですにゃ。
久隅さんは、
師匠が狩野派の時もあったから、
もしかしたらだけど
お手本が一緒だったのかにゃ。
考えるだけでも
楽しいですにゃ。



「東山御物の美」を見たので
ちょうど関係のある特集展示が
あるので、うれしいですにゃ。
ご興味のあるかたは、
合わせてご覧になると、
いいと思いますにゃ。

特集「唐物ってなに?」
トーハク本館特別二室

解説を引用しますにゃ。
「わが国では古くから、
中国舶来の文物に憧れを抱き、
求め続けてきました。
それらは、唐物と呼ばれ、
鎌倉・室町時代になると
将軍家や武家を中心に、
会所の飾り物として
珍重されます。」


「禾目天目」(のぎめてんもく)

禾目は、稲穂の先のとげとげの
ことを言うそうですにゃ。

解説を引用しますにゃ。
「将軍家のおすまいを
唐物で、どのように
お飾りするかをといた
マニュアル本」というご本が
こちらですにゃ。


「木葉天目」(このはてんもく)


信長!カッコイイですにゃ。

チビクロは、
今までお茶のお道具って、
見たことなかったので
模様のことを
「景色」っていうのも
新鮮に思えて、なんか
おもしろいですにゃ。


今日は、
2つの美術展を
はしごしちゃって、
しかも
それが、関連していたから
面白さ倍増でしたにゃ。
センスのいい展示
さすがトーハクさん。
いつもありがとうございますにゃ。

お庭の萩の花も咲きましたにゃ。

本日も
お読み頂き
ありがとうございますにゃ。