チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「国立近代美術館の所蔵品展示」ですにゃ。@竹橋駅

2021-12-15 20:00:00 | 2021 美術館 博物館
チビクロわ、国立近代美術館の
所蔵品を見ていくことにしましたにゃ。


書籍の表紙にも使われることがある
船越桂作品ですにゃ。
実物わ、もっと神々しい感じだったけど
チビクロの写真わ、
ホント下手ですにゃ。


違ってるかもだけど
フラ・アンジェリコや
ピエロ・デッラ・フランチェスカの
作品を連想するですにゃ。




石元泰博わ、シカゴのインスティテュート・オブ・デザインで学んでいて、
写真技法だけでなく、造形感覚の
訓練を積んだそうですにゃ。

桂離宮のモダニズムを
写真により見出した作品で
高い評価を得ていますにゃ。

モダニストであり、その作品わ、
即物的ですらあると
評される石元氏ですが
晩年わ、
日本的な情緒を感じさせる作品を
発表しましたにゃ。











ゆかりのある高知県にわ、
石元泰博フォトセンターが
ありますにゃ。
ウェブページでわ、
代表的作品が閲覧できますにゃ。
いい写真いっぱいで
仏像彫刻なんかもカッコいいの
ありましたにゃ。

チビクロわ、
今度写真集で作品を見てみようと
思いましたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」国立近代美術館@竹橋駅

2021-12-08 20:00:00 | 2021 美術館 博物館
有楽町駅から東京駅に移動、
大手町駅から、竹橋駅へと
チビクロわ、移動しましたにゃ。

柳宗悦没後60年記念展
「民藝の100年」
東京国立近代美術館

チラシより。
「民藝」とわ、民衆的工芸を略した
言葉ですにゃ。
柳宗悦、濱田庄司、河井寛次郎らわ、
若くして、西洋の情報に触れ、
モダンに目覚めた世代でありながら、
過ごされてきた日常の生活道具の中に
潜む美を見出し、工芸を通して
生活と社会を美的に変革しようと
したそうですにゃ。



構成
1.民藝前夜 あつめる、つなぐ
1910年代〜1920年代初頭

2.移動する身体 民藝の発見
1910年代後半〜1920年代

3.民なる趣味 都市/郷土
1920年代〜1930年代

4.民藝は編集する
1930年代〜1940年代

5.ローカル/ナショナル/インターナショナル
1930年代〜1940年代

6.戦後をデザインする
衣食住から景観保存まで
1950年代〜1970年代

撮影ができた
書斎の再現の展示ですにゃ。



チビクロわ、
柳宗悦の息子である柳宗理のデザインの
フライパンを使っているですにゃ。
にゃんで、こういうデザインができて
評価されるようになったのか、
知りたかったのですにゃ。

最近北欧デザインの
「イッタラ」というブランドの
お皿を買ったのだけど
色、形、なんだか使っていて
うきうきするですにゃ。

この展覧会でも、
日本民藝館で北欧のデザインが
紹介されていて、
気になっていましたにゃ。

美わ、美術館にあるものだけでなく
生活のなかにもあるものなのですにゃ。

目黒区の
駒場東大前にある
日本民藝館にもいってみたいと
思ったチビクロでしたにゃ。

出品リストが紙でわなく
PDFファイルのダウンロードで
ペーパーレスだったから、
これも時代だにょ、と
思いましたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

「学者の愛したコレクションピーター・モースと楢崎宗重」すみだ北斎美術館@両国駅

2021-11-06 20:00:00 | 2021 美術館 博物館
チビクロわ、出かけましたにゃ。
初めて訪れる美術館わ、やっぱり
迷ったですにゃ。

「学者の愛したコレクション
ピーター・モースと楢﨑宗重」
すみだ北斎美術館
葛飾北斎わ、
1760年に生まれ、
江戸時代に活躍した絵師ですにゃ。
その画業わ、日本だけでわなく、
世界的に知られていて、
今回取り上げられた
コレクションの持ち主
ピーター・モースさんも、
北斎の作品を愛し、研究を熱心に
してくださいましたにゃ。

浮世絵わ、江戸時代の庶民生活などを
描いたものですにゃ。

こちらわ、
蹄斎北馬「夕立図」


こちらわ、葛飾北斎
「冨獄三十六景武州玉川」
この作品をを
見たくて訪れたのですにゃ。
川面の白いところが、紙の質感と
ともに、デコボコと見えるのですにゃ。

解説によると、
この作品わ、
現在の東京都と神奈川県で、
間を流れるたまがわに浮かぶ
一艘の舟と、たなびくかすみの
向こうに富士山を望む情景が
描かれていますにゃ。
川面の波に凹凸だけで、表す
空摺が鮮明に見られますにゃ。
空摺とわ、絵の具をつけずに
表現する技法なのだ。

空摺は、後摺でわ、省略されることの
多い手の混んだ技法ですにゃ。

本図は、初摺か、初摺に極めて近いもの
と考えられる質の高い作品ですにゃ。

1日で摺ることができる200枚を初摺と
呼ぶそうですにゃ。
この段階でわ、絵師が摺りの監督を
するともいわれ、初摺わ、
絵師の意図を反映したもので
貴重といわれていますにゃ。

こちらわ、撮影スポットでの1枚。
「諸国瀧廻り
下野黒髪山きりふりの滝」
だと思うにゃ。
こんな風に瀧を表現している作品て、
見たことないし、北斎ならでわ、
だと思ったですにゃ。

「冨獄三十六景神奈川沖浪裏」
だと思うにゃ。

後期の展示にわ、
長沢蘆雪が描いた
親子のわんこの作品が
展示されるので
まだ来たいなと思っていますにゃ。

モースさんわ、
「偉大な芸術は、言葉がなくとも
伝わる。」と、言っていたそうで、
なるほど、そうですにゃ、と
思ったチビクロですにゃ。

美術館の建物わ、
妹島和世氏の設計ですにゃ。

秋わ、空がきれいですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。


「香月泰男」展 神奈川近代美術館葉山@逗子葉山駅からバス

2021-10-22 20:00:00 | 2021 美術館 博物館
チビクロわ、でかけましたにゃ。

「生誕110年香月泰男展」
神奈川県近代美術館葉山

香月泰男わ、1911年生まれ、
太平洋戦争とシベリア抑留の体験を
描いて、「シベリアの画家」として
知られますにゃ。

このチラシに出ている作品わ、
《青の太陽》ですにゃ。






気になった作品ですにゃ。
53.北へ西へ
シベリアシリーズの表現にわ、
ロマネスクやゴシックの彫刻や
絵画に影響をうけ、
ヨーロッパ中世の彫刻に
惹かれたそうですにゃ。

55.1945
解説によると、
画家わ、
戦争の悲劇は、無辜の被害者の受難
よりも加害者にならざるえなかった者に
より大きいものがある、と
戦争体験を共有することを
考えたといいますにゃ。

60.涅槃
92.青の太陽

歴史の勉強の1つの事象として
戦争を学ぶことに加えて、
シベリア・シリーズのような作品を
見ることで、
美術を通した戦争体験を
共有できると思ったですにゃ。
戦争の恐ろしさを感じましたにゃ。
画家わ、
戦争が終わった後も、
トラウマのように
思い出していたのでわと
思いましたにゃ。

香月泰男美術館わ、
山口県にありますにゃ。


お野菜を描いたカワイイ作品も
あるですにゃ。


海外へ取材旅行にも
出かけたそうですにゃ。

香月泰男さんわ、
晩年お孫さんに囲まれ
幸せに過ごされたようで
よかったと思ったですにゃ。



今日訪ねた美術館わ、
バスにも乗るし
ちょっと遠いかもだけど
思いきって出かけてよかったですにゃ。
美しい海、空、
暑いくらいの秋の1日でしたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



「英国王室が愛した花々」東京都庭園美術館@目黒駅

2021-10-17 20:00:00 | 2021 美術館 博物館
チビクロわ、
展覧会を鑑賞しましたにゃ。

「キューガーデン
英国王室が愛した花々
シャーロット王妃とボタニカルアート」

この展覧会でわ、キューガーデンの
18〜19世紀のボタニカルアートの
コレクション約100点と、
王室御用達のウェッジウッド社の
陶磁器が展示されていますにゃ。

こちらわ、美術館のショップで、
購入したポストカードで
ごさいますにゃ。
科学的な正確さと
芸術としての美しさがあるのが
ボタニカルアートですにゃ。





展覧会の展示のパネルによると、
ヨーロッパの歴史において、
17世紀から18世紀わ、
「啓蒙時代」や「理性の時代」と
呼ばれ、それわ、
合理的な精神によって
教会や王室が主導した旧来の考え方を
脱して、合理的な思考や科学的根拠から
様々な問題を解き明かし、
人間社会の進歩を理性によって
図ろうとする思想だそうですにゃ。
美術を読み解くヒントに
なるかもですにゃ。

撮影が許可されていた展示コーナー
ですにゃ。



ステキな絵を飾ったりして
お客様をおもてなしする
お部屋らしいですにゃ。


こちらわ、旧朝香宮邸玄関入口の
スペースですにゃ。
美しいルネ・ラリックのガラスレリーフと、床のタイルのモザイクに
目を奪われますにゃ。

美術館のお庭わ、広く
よく手入れもされていて、
東京の真ん中で、
緑がたくさんある、
とても貴重な空間ですにゃ

今日わ、建物自体が芸術品の
旧朝香宮邸で
ボタニカルアートを楽しむことができ、
良い時間を過ごすことが、
できましたにゃ。
ありがとうございますにゃ。


今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。