チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「富取風堂 洗練の素朴」千葉県立美術館 @千葉みなと駅

2019-06-24 21:00:00 | 2019美術館 博物館
チビクロわ、ネットで偶然見つけた
展覧会のお知らせに、ときめきを感じて、
そう、それわ、びびっと、
これ好きなんじゃないの?という
直感ですにゃ。
だから、チビクロエリアからわ、
離れていたけど、千葉にやって来ましたにゃ。
 
千葉県立美術館
千葉市中央区中央港1-10‐1
「富取風堂‐洗練の素朴‐」


富取風堂さんわ、
1892年(明治25年)に東京に生まれ、
1983年(昭和58年)に没するまで、
千葉で暮らした日本画家ですにゃ。
 
展覧会のチラシわ、人気?で、終了で、
でも、美術館さんが用意してくれた
レポートからの情報を頂きましたにゃ。
 
日本画家松本楓湖が
主宰する安雅堂塾に入門して、
速水御舟や小茂田青樹たちと学んだそう
ですにゃ。
 
いくつかの画風の変遷をたどり、
色彩わ、鮮麗さを増して、
色面による構成へと表現様式を展開し、
セザンヌやゴッホ、マティスなどの、
色彩と構成をに影響をうけているように
思われますにゃ。
 
モチーフわ、草花、動物、魚で、
精緻な写生表現を残しつつ、
装飾性が加えられ、
自然の素朴な美を表現し、
確かな研究の成果として、
より理知的な画面へと展開するですにゃ。
 
素朴でありながら、粋で洒脱さがあると
評価されていますにゃ。
「市井の画家」であるという強い信念を
持っていたそうですにゃ。
 


チビクロ気になった作品ですにゃ。
 
游鯉 其一 其二
ゆっくりと広がる波紋と、
優雅に泳ぐ鯉の交差を描いた
対幅の作品ですにゃ。
水しぶきに水面に映る藤棚が
とても美しいですにゃ。
絹地に着彩されているのですが、
色がきれいにのっていて、
本当に美しいのですにゃ。
構図わ、対角線を感じる配置で
伸びやかささがあるような気がしたですにゃ。
 
漁港の朝 漁港の夕
一枚の絵の中に異なる視点を持つ
作品ですにゃ。
そして、大胆な構図が目をひきますにゃ。
全体のひいた視点わ、風景画で、
岸壁に水揚げされた魚わ、細密に描かれていて
チビクロがいうことだから、
違ってると思うけど、
ヨーロッパの静物画をイメージしたですにゃ。岸壁わ、イエローだし、
海のグリーンわ、明るい色をしているから、
ゴッホにも影響をうけている気が
したですにゃ。
でも、それわ、風堂という画家を通して、
すっかり日本画と融和しているから、
違和感わ、全然なく、カッコいい作品だなと
思ったですにゃ。
 
初夏
ポピーと思われる花が、つぼみ、
咲いているもの、花びらの落ちたものとあり、
花びらの落ちたものを中心に構図が
配置されていますにゃ。
 
うすれ陽
おいしそうな果物がたくさん実っているのだけど、それが、夕日に照らされて、まるで、
発光しているようにみえて、美しいですにゃ。
 
富取風堂の作品わ、
研ぎ澄まされているのだけど、
それを意識させない良さがあって、
それわ、「市井の画家」としての心意気であり、お人柄を思わせるものかなと、
思ったですにゃ。
 
チビクロが、知らないだけだと思うけど、
近年その名前が、埋もれてしまっていたのわ、
残念なことですし、今回、回顧展として、
多くの人が見ることができたのわ、
素晴らしいことでしたにゃ。
 
千葉まで頑張ってきたかいがありますにゃ。
素晴らしい展覧会を見ることができて、
ありがとうございますにゃ。
 
 


本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。

 
 


 

「リンシェメのピッツアランチ」@亀戸駅

2019-06-20 20:00:00 | 2019グルメ

今日わ、チビクロわ、美術館へ行く前に

前から行きたかったあのお店で
ランチするですにゃ。
 
リンシェメ
東京都江東区亀戸1‐31‐7
亀戸駅から5分くらい。


ランチセットわ、ピッツアとお飲み物だけど、
せっかく念願のお店にきたので、
前菜盛り合わせをご注文したですにゃ。
 
店員さんが丁寧にお料理について、
説明してくれたけど、お腹すいてたし、
食べるのに必死で忘れてしまったのわ、
ヒミツですにゃ。
新鮮なお野菜に、お魚、ちょっと見切れたけど
キッシュもみんなおいしかったですにゃ。


チビクロわ、モッツァレラチーズベースの
フェリーチェにしたですにゃ。
モッツァレラチーズと、イタリア産ハム、
マッシュルームですにゃ。

外わ、かりっと、中わ、もちっと
このおいしさ!どんどん食べるですにゃ。


ドルチェをご注文ですにゃ。
プリンですにゃ。
濃厚なお味に少しほろにが、
カラメルソースですにゃ。
 
お飲み物わ、エスプレッソですにゃ。
もっと食べたかったですにゃ。
 
おいしいピッツアごちそうさまでしたにゃ。
こちらのお店わ、空間が広々してるし、
接客も感じがよくて、
またきたいお店ですにゃ。
 
今度わ、何をたべようかにゃと、
楽しみになりますにゃ。



本日もお読みいただきありがとう
ございましたにゃ。








「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」東京ステーションギャラリー@東京駅

2019-06-11 21:00:00 | 2019美術館 博物館

スィーツしたチビクロわ、

また、中央線に乗り、
東京駅に行きましたにゃ。
「フィンランドを代表するセラミック・
アーティスト、日本初個展
ルート・ブリュック 蝶の軌跡」
東京ステーションギャラリー


ルート・ブリュックわ、フィンランドを
代表するアーティストですにゃ。
チビクロわ、初めて知ったですにゃ。
最近人気の北欧デザインのなかでも
名窯アラビア社に専属アーティストとして
50年にわたって、活躍したそうですにゃ。
チラシによると
「重厚で、エレガントな釉薬の輝きと、
独自の自然感にもとづく繊細な図や形態は、
今も多くの人を魅了している。」と、
ありますにゃ。
今回わ、約200点の作品が展示されますにゃ。
一部の作品わ、撮影も許可されていましたにゃ。
どれもかわいいので、どれをお写真に
撮るか、迷ったですにゃ。
トウヒとフクロウ

陶器なので、ピカピカしたつやの感じに、
素朴さを感じる形、ダークな色合いが
とてもかわいらしいですにゃ。

魚の皿


茂みの少女

淡い色合いで、女の子とお花の絵が
とても乙女的でロマンチックですにゃ。

子羊の扉

深い色合いに、
凹凸なつくりになっていて、
重厚さを感じるですにゃ。

ライオンに化けたロバ

ロバだったのか、チビクロわ、
猫かなと思ったですにゃ。
顔の回りの釉薬が美しい色だから、
宝石などの宝物や
冠をつけているようにも見えるから
王様かなと思ったですにゃ。
草花の表現もかわいらしくて、
好きですにゃ。
解説より。
「1940年代末から実践してきた型取りによる
鋳込み成形作品の到達点といえる秀作。
具象的モティーフと装飾性が見事に融合している。ユーモラスさやリズムを演出する花、釉薬を盛り上げてモザイクタイルのように艶めく
たてがみ。イソップ童話に基づく作品名がしめすように、腹部にロバがいる。本作は、ブリュックと同様にフィンランド・デザインの巨匠の一人であり、一見強面だが、優しい夫の、
タピオ・ヴィルカラが、モデルだという説も
ある。」

ヴェネチアの宮殿:柱廊
不揃いな感じの装飾が、また
陶器の持つ素材感を、魅力的に
見せていると思うですにゃ。
母と子

母と子とあるけれど、
キリスト教芸術にある聖母子のようですにゃ。

最後の晩餐


木の上のザアカイ

解説より。
「たびたび登場する宗教的なテーマについて、ブリュック自身は、長年関心をよせている
ルネサンス初期の美術やイタリア旅行の
影響かもしれない、と語っている。
樹上のザアカイに向かって手をあげるキリスト。罪深い取税人ザアカイがキリストと、
出会うことで改悛するという、ルカ福音書の
一場面である。14世紀にジョットが描いた
同主題のフレスコ画がよく知られており、
本作と構図が類似している。」
チビクロがいうことだから、違うかもだけど、
フラアンジェリコとか、ボクも似てる雰囲気だな、と思ったのわ、ヒミツですにゃ。


北欧デザインというと、明るくて、
かわいいイメージらしいのだけど、
ルート・ブリュックの作品わ
確かにかわいいとわ、また別に、
魅力があって、いつまでも
見ていたくなったですにゃ。
チビクロわ、
北欧デザインのこととか知らなかったから、
今度、デパートとかに
行ったら、食器コーナーにいって
北欧デザイン、特にアラビア社のものを
見て見ようと思ったですにゃ。
もうすぐ、終了ですが、
気になる方わ、
ぜひぜひごらんくださいですにゃ。
素晴らしい展覧会を見ることができて
ありがとうございますにゃ。


本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。
















「高円寺のブラックマウンテンのメロンパフェとケーキ」@高円寺駅

2019-06-06 20:00:00 | 2019グルメ
今日チビクロわ、ネットで見た情報を
頼りに、未知なるスィーツを探して
旅立ったのですにゃ。
いざ、中央線高円寺駅ですにゃ。
ブラックマウンテン
東京都杉並区高円寺北3-16-1東邦ビル1階
こちらが、メロンパフェですにゃ。
この華麗なる盛りつけを
ごらんくださいませにゃ。
なんとお美しいことですにゃ。

二種類のメロンが使われ、
さっぱりとした甘さが、さわやかですにゃ。
メロンシャーベットの下にわ、生クリーム、
グラノラにカスタードクリームが
はいっていて、飽きないおいしさですにゃ。


ケーキセットもご注文ですにゃ。
バナナのケーキですにゃ。
プレートにわ、かわいく、
デコレーションしてくれて、
ありがとうございますにゃ。
ベリーのお色がアクセント、芸術ですにゃ。

こちらの断面もごらんくださいですにゃ。
火の入ったバナナわ、しっとりと、
おいしさが倍増ですにゃ。
ケーキ生地わ、ソースにからんで
濃厚なお味になっていて、
添えられたくま?ちゃん生クリームと
一緒にたべると、
よりいっそうハーモニーですにゃ。

高円寺駅北口商店街にあるお店で
地元のお客さまにも大人気みたいですにゃ。
おサイフにもやさしいケーキのお値段わ、
とてもうれしいですにゃ。
メロンパフェの次わ、
マンゴーパフェの予定だそうですにゃ。
他の種類のケーキもおいしそうだから、
またお邪魔させてくださいですにゃ。
おいしいスィーツごちそうさまでしたにゃ。

本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。












「印象派への旅 海運王の夢バレルコレクション」Bunkamuraザ・ミュージアム@渋谷駅

2019-06-05 21:00:00 | 2019美術館 博物館

ある日チビクロわ、出かけたですにゃ。

今日わ、渋谷ですにゃ。
メガステーション渋谷わ、
まるで迷宮で、人もいっぱいですにゃ。
 
「印象派への旅 海運王の夢
バレル・コレクション 」
Bunkamuraザ・ミュージアム

構成
第1章 身の回りの情景
1-1室内の情景
1-2静物
第2章 戸外に目を向けて
2-1街中で
2-2郊外へ
第3章 川から港、そして外洋へ
3-1川辺の風景
3-2外洋への旅
 
この展覧会わ、よい展覧会で
とっても気に入ったですにゃ。
美術の本とかでも、見たことのない作品が
いっぱいですにゃ。
コレクターのバレルさんから
国外に持ち出さないようにと、
言われていたけれど、決まりを変えたことと、
改修のため、美術館をお休みしているから
今回の展覧会が実現したですにゃ。
 
こちらのポスターにもなっているのわ、
ドガですにゃ。動きを感じる構図だし、
色もきれいですにゃ。
 


チビクロ気になった作品わ、いっぱいで
書くの大変ですにゃ。
 
1 フィンセント・ファン・ゴッホ
アレクサンダー・リードの肖像
リードさんわ、画商ですにゃ。
解説によると、点描のテクニックを
長い筆致で発展させている作品ですにゃ。
 
2 カミーユ・コロー
耳飾り
コローといえば風景画のイメージなのだけど
人物像も多く描いたそうですにゃ。
謎めいた女性ですにゃ。
 
5 ヨハネス・ボスボーム
食卓の家族
農民のおうちの様子で窓からの光が
さしこんでいるですにゃ。
かたわらにわ、たぶん猫やにわとりがいる
ですにゃ。
 
6 フランソワ・ボンヴァン
スピネットを弾く女性
7 テオデュール・リボー
楽器を奏でる人
8 勉強熱心な使用人
フェルメールみたいな
オランダ風俗画の伝統を感じる作品ですにゃ。
 
14 アントワーヌ・ブォロン
静物
15 フランソワ・ボンヴァン
水差し、チーズ、玉ねぎ、魚、ナイフのある静物
16 狩りの獲物のある静物
17 コップ、洋ナシ、ナイフのある静物
なんと、ボデゴンですにゃ。
チビクロわ、ボデゴン大好きで、でも
実物を目にする機会わ、なかなかないから、
もう跳び跳ねたい
くらいうれしかったですにゃ。
17世紀のスペインの厨房画や
オランダ絵画を研究した静物画て評価された
画家さんですにゃ。
写実的な描写、つや感、配列、神秘に満ちた絵わ、瞑想へとつながっているらしいですにゃ。
 
18 ルイ=ギュスターヴ・リカール
静物-洋梨と皿
解説によると、ものより、そのかもしだす
空間を描いているらしいですにゃ。
 
20 アンリ・ファンタン・=ラトゥール
21 桃
香りがしてきそうですにゃ。
若い桃、熟れたもも、質感がすごく
表現されてるですにゃ。
27 アンリ・ファンタン=ラトゥール
春の花 描かれている水仙の白い色の
かき分けが際立つし、色のバランスの
アクセントも何気なくいれられていて
美しいですにゃ。
チビクロわ、アンリ・ファンタン=ラトゥール
地味?だけど、好きなので、
単独の企画展なんて、いつか
見れたらいいなと、夢見るですにゃ。
 
40 アンリ・ル・シダネル
この展覧会で、この絵にお会いできたのわ、
とてもラッキーでしたにゃ。
こんな感じの絵、見たことないですにゃ。
誰もいない町に、降り積もる雪、
家にともる明かり、なんというまろやか?な
質感ですにゃ。シャーベット状の
フローズンドリンクみたいな作品ですにゃ。
 
第3章のお部屋わ
撮影が許されているですにゃ。
 
72 ウィリアム・マクタガード
満潮
 
チビクロわ、海の絵って好きで
水平線が描かれているとなぜか
きゅんとするですにゃ。







80 アンリ・ル・シダネル
月明かりの入り江

この絵がこの展覧会で、1番好きですにゃ。
発光するかのようなグリーンが
とても美しいですにゃ。
まるで、クラゲとか、ほたるの発光体の
ように思えたですにゃ。

撮影できて、うれしかったにゃ。
でも、ホンモノわ、もっと美しいですにゃ。


門外不出の作品に出会えてまるで
奇跡でしたにゃ。
この展覧会わ、とてもおすすめですにゃ。
 
素晴らしい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。
 


本日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。