チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「日本絵画の魅惑」@出光美術館 有楽町駅

2014-04-30 20:14:37 | 美術館 博物館
チビクロは、出かけましたにゃ。



「日本絵画の魅惑」
前期2014年4月5日~5月6日
後期 5月9日~6月8日
千代田区丸の内3-3-1帝劇ビル9階
出光美術館

10:00~17:00
毎週金曜日は、19:00まで

月曜休館

HPより引用します。
展示概要

『当館では「日本の美・発見」
というテーマで、館蔵品のうち
日本美術を選び、従来には見られなかった新たな視座にたった切り口で紹介してきました。
今回は、そのシリーズの9回目に
あたります。
本展は、「日本絵画の魅惑」と
題して、出光美術館の日本絵画コレクションの内、鎌倉時代の絵巻物、室町時代の水墨画とやまと絵屏風、近世初期風俗画、桃山時代の長谷川等伯、狩野光信、江戸時代の寛文美人図から肉筆浮世絵、琳派、浦上玉堂・田能村竹田・渡辺華山など文人画、そして
仙がいなど代表的なジャンル及び作家の作品を選りすぐり、展示しています。』



1 絵巻 アニメ映画の源流
2 仏画 畏れと救いのかたち
3 室町時代水墨画
禅の精神の表現が芸術へ
4 室町時代やまと絵屏風
美麗なる屏風の世界
5 近世初期風俗画
日常に潜む人生の機微を描く
6 寛文美人図と初期浮世絵
洗練されゆく人間美
7 黄金期の浮世絵
妖艶な人間美
8 文人画 自娯という独特の美しさ
9 琳派 色とかたちの極致
10 狩野派と長谷川等伯
正当な美vs斬新な美
11 仙がいの画
未完了の表現

チビクロ前期で、気に入りました作品をご紹介しますにゃ。

四季花鳥図屏風
能阿弥
四曲一双

室町の頃の屏風ですにゃ。
四曲一双という大きさも珍しいそうですにゃ。
ハスの葉が、美しいのが、印象的でしたにゃ。

日月四季花鳥図屏風
室町時代
苔むした地面に、白い花びらが
散っている様子。
昔の時代の人もこの様子を美しいと思ったに違いないですにゃ。

猫図
渡辺華山
江戸時代

鋭い視線のゆるくない猫ですにゃ。

月に秋草図屏風
伝 俵屋宗達
江戸時代

美しい秋の風景。
チビクロの好きなすすきが
たくさん描かれています。
月は、酸化して黒くなっていますが、それもまたよい感じですにゃ。

松に鴉・柳に白鷺図屏風
江戸時代この作品は、雪舟のものとして、印を押され、取引されていたそうで、雪舟のほうが、
お値段が高く売れたからからだそうですにゃ。
今、長谷川等伯は、再評価されているので、美術作品というものは、時代の流れに影響される
ものなんですにゃ。

展示作品も多く、
作品解説も分かりやすく、工夫されている美術展です。

ぜひ、皆さまもご覧くださいですにゃ。
今は、後期展示になっていますので、また、新しい発見がありますにゃ。

今回お写真がなくてごめんなさい。

素晴らしい日本美術の作品に
出会えて、うれしかったです。

ありがとうございますにゃ。





マロンシャンテリー@東京會舘 有楽町駅

2014-04-30 19:20:18 | グルメ
チビクロは、
出光美術館へ行く前に
前から、気になっていたケーキ
「マロンシャンテリー」を
食べに行きました。



東京會舘
千代田区丸の内3-2-1
一階ロビー横「カフェテラス」
10:00~22:00



チビクロ初めてのお店ですし、
いつも行くようなお店と違う雰囲気なので、どきどきしましたにゃ。

マダムや、
お仕事の打ち合わせっぽい方、
お近くの帝劇でお芝居を見る方も
多く利用するみたいですにゃ。

お席からは、
皇居の新緑が見えます。
今日は、小雨が降っていましたが
かえって、緑が、
映えて美しいですにゃ。

マロンシャンテリーは、
1950年頃日本人向けに、
モンブランをアレンジして発案
されたと言われていますにゃ。
東京會舘自慢の一品ですにゃ。

新雪のような真っ白な生クリームの中には金色に輝く栗がたっぷり
入っています。

4月のオススメ
東京會舘伝統
スィーツプレミアム
コーヒーセット
(2100円税・サービス料別)
人気スィーツ「マロンシャンテリー」と、
マタガルバ地域にあるロスプラセレス農園産「ニカラグア」の
コラボレーションをお楽しみくださいですにゃ。



ふんわりとした生クリームと
自然なお味の栗が、
とてもおいしいお菓子ですにゃ。

雪のように白いクリームが、
美しく飾られて、
目でも楽しめますにゃ。

とても
美味しゅうございますですにゃ。
落ち着いた雰囲気の中
素敵な時間でしたにゃ。
ごちそうさまですにゃ。






燕子花図と藤花図@根津美術館

2014-04-30 13:30:00 | 美術館 博物館
チビクロは、出かけましたにゃ。



「特別展
燕子花図と藤花図
光琳、応挙 美を競う」
根津美術館

2014年4月19日~5月18日
10:00~17:00
(入館は、16:30まで)

夜間開館 5月13日~5月18日
19:00まで
(入館は、18:30まで)

休館日 月曜日 5月5日開館



チラシより引用します。
「国宝 燕子花図屏風」の季節が、
今年もやってきます。
この度は、尾形光琳の筆になる「燕子花図屏風」を、
それから70年後、同じ京都で
円山応挙が描いた
「藤花図屏風」とともに展示し、
美を競わせる趣向です。
衣装文様にも通じるデザインを、
上質な絵具をふんだんに用いて
あらわした
「燕子花図屏風」と、
対象の細やかな観察と高度で斬新な技法が融合した
「藤花図屏風」。
対照的な美を誇る二点の作品を
中心に、琳派の金屏風の数々、
さらには応挙にはじまる円山四条派の作品を加えて、近世絵画の
魅力をご堪能いただきます。」

国宝 燕子花図屏風 尾形光琳
重要文化財 藤花図屏風 円山応挙

チビクロ、展示のあるお部屋に
入ったとたんに、
絵の持つ力に、
ぽーっとしてしまいましたにゃ。
チビクロ、この美しさを
表現する言葉を持っていませんにゃ。
ただ、なにも考えず、作品を
みつめることにしましたですにゃ。

薄暗いお部屋で、
本物のお花よりも美しく
存在しているお花たち。

ぜひ、皆さまも
ご覧くださいですにゃ。

チビクロのオススメをご紹介しますですにゃ。

夏秋渓流図屏風 鈴木其一

犬図 長沢芦雪

竹狗児図 長沢芦雪 銅脈 賛

狐嫁入行列図 松村景文

展示も素晴らしいですが、
ぜひお庭をみてくださいですにゃ。

広い日本庭園は、
今新緑が美しい季節ですにゃ。
つつじ、藤のお花が、見頃ですにゃ。






藤の花のが幹ですにゃ。





チビクロが、行った時は、
まだカキツバタは、つぼみでしたが、今は、ちょうど咲いている頃だと思いますにゃ。















今回も、素晴らしい作品に
出会えて、うれしい1日でしたにゃ。

ありがとうございますにゃ。





ブルー ・ブリック ・ラウンジ ヨックモック青山本店@南青山

2014-04-24 21:43:37 | グルメ
原宿で、
浮世絵 太田記念美術館へ
行ったチビクロは、
次の目的地である根津美術館へ
行く途中、
ちょっと一息つくことにしましたにゃ。



BLUE BRICK LOUNGE
ブルー・ブリック・ラウンジ
ヨックモック青山本店一階
東京都 港区 南青山5-3-3
10:00~23:00

原宿から青山方面に歩いていくと
青いタイルの建物が右側に
ひときわ目を引きます。



とてもおいしい
くるくる巻いたクッキー
「シガール」のお店の青山本店ですにゃ。

このお店では、ケーキの他に
ガレットを頂けますにゃ。






お店の中へ入っていくと、
ブルーの建物にぴったりな
美しい焼きものがあります。
ピカソのものです。
ヨックモックの創業者のご家族である会長さんのコレクションです。
ピカソについての本と共に、
ひとつのステキな場所になっています。ぜひご覧くださいですにゃ。









チビクロの
「今日のおいしい」は、
チーズケーキですにゃ。
濃厚なお味で、
美味しゅうございますですにゃ。
シガールが、お味見?で
ついてきます。



ケーキセット1188円

お店の中は、ガラスごしに、
自然光が入り、
お席は広々しています。

お部屋席とテラス席があるので、
お好みで、おくつろぎくださいですにゃ。

テラスの中央には、一本の木が、
植えられていて、感じが良いし、
きれいなお花がたくさん咲いていますにゃ。
チビクロは、テラスで記念撮影したかったけれども、
お客様がたくさんいらしたので、
あきらめましたにゃ。







また、行きたくなる
ステキなお店ですにゃ。

おいしいお菓子
ごちそうさまでしたにゃ。





















「広重ブルー 世界を魅了した青」 @浮世絵 太田記念美術館

2014-04-24 01:55:29 | 美術館 博物館
チビクロは、
ある日出かけましたにゃ。



「広重ブルー 世界を魅了した青」
浮世絵太田記念美術館
2014年4月1日~5月28日
前期4月1日~27日
後期5月1日~28日
10:30~17:30(入館は17:00まで)
月曜日休館
東京都渋谷区神宮前1-10-10







美術館説明を引用します。
「江戸時代後期を代表する
浮世絵師 歌川広重(1797~1858)。
その作品は、海を越え、ゴッホや
モネなどにも愛されたことは、
広く知られています。特に、
広重作品の大胆な構図、そして
美しい青色が、大いに好まれたようです。広重が、活躍した当時
既存の藍とは異なるオランダ船載の
ベロ藍(ベルリンブルー、プルシアンブルーとも)が、中国で安価に生産されるようになりました。
浮世絵にもベロ藍がさかんに使用されるようになり、その人気は、
浮世絵界を席巻。溪斎英泉や
葛飾北斎など、多くの絵師が、
次々とこの新しい青色を用いた作品を世に送り出しました。

中でも広重は、空や水辺の情景を
表現する際に、時に大胆に、
時には繊細に青色を用いることで
作品に豊かな叙情性を盛り込みました。

本展覧会では、
初期風景作品「東都名所」から
晩年の代表作「名所江戸百景」
に至る広重の作品を中心に
ベロ藍を用いた浮世絵作品をご紹介します。」

構成
広重ブルーの世界
1 天保期の風景画
2 弘化期から安政期の風景画
3 花鳥画・美人画・団扇絵
4 浮世絵色彩革命の歴史
5 浮世絵絵画の青の時代
6 幕末の青
7 明治の赤 新時代の色

ブルーは、チビクロも大好きな
色ですにゃ。
「ベロ藍」
この色の名前初めて知りました。
外国生まれの色です。
濃い色から薄い色まで濃淡の
美しい色なのですにゃ。
海、川、空の色々な場面に
使われていましたですにゃ。





チビクロは、浮世絵が
こんなに表現豊かで、
魅力のあるものとは知らず、
びっくりしましたにゃ。

今まで見てきたのは、
有名な美人画、風景画だけでしたが、まるで、写真のように、
一瞬の動きを切り取ったような
作品や、
大胆な構図の作品があり、
時間が経つのを忘れるほど
楽しむことができましたにゃ。

外国の観光客のかたが、
たくさんいらしてましたにゃ。

画材である染料のベロ藍と
広重の才能が出会い、
水の豊富な日本の風景を
すばらしく、表現していったのですにゃ。
何と素晴らしい出会いですにゃ。

19世紀後半の世界情勢が、
貿易に関係して
新しい染料が日本にやってきて
浮世絵を変えていったというのが、また興味深いと思いますにゃ。

展示は、
一階と二階に分かれています。

チビクロが、オススメの作品を
ご紹介しますにゃ。

「四季江都名所 冬 隅田川之雪」
画面全体に降る雪。
天部分は、黒
川面は青。
対比に雪が映えて、美しいです。

「六十余州名所図会
對馬 海岸夕晴」
虹が出ています。
雨上がりで、爽やかな空気感。

「六十余州名所図会
隠岐 焚火の社」
大きな船が海を行くことでできる
波の複雑な潮目を表現しています。

「名所江戸百景
芝うらの風景」
鳥の表情がカワイイ。
遠近感とスピード感を
画面から感じます。

「名所江戸百景
高輪うしまち」
カワイイ犬二匹

素晴らしい作品に出会えて
うれしいですにゃ。

また、作品を集め、管理し、
浮世絵の素晴らしさを
日本に、そして世界に
発信してくださっている
太田記念美術館様に感謝です。

ぜひたくさんの方に
見て頂きたい展示ですにゃ。
浮世絵のステキをご一緒に
楽しみませんか!

どうもありがとう
ございますにゃ。