チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「しりとり日本美術」出光美術館

2023-08-30 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。

今日わ、東京お江戸山手線有楽町駅に
あるチビクロのお気に入り美術館の
出光美術館にお邪魔しましたにゃ。

「日本の美・鑑賞入門
しりとり日本美術」

構成
第1章ふたつでひとつ―「風神雷神図屏風」からはじまるしりとり。
第2章いろいろな水のかたち―「波濤水禽図屏風」からはじまるしりとり。
第3章たくさんの図柄―「美人鑑賞図」

今回の展覧会でわ、出品リストがなんとカラーで展示されている作品のお写真がでている豪華版なのですにゃ。


展覧会の開かれている時期が夏休みということで普段きたことないひとでもWELCOMEですよ、みたいに美術館さんが言ってくれてる気がしましたにゃ。


チビクロが気になった作品ですにゃ。
「松に鴉(からす)・
柳に白鷺図屏風」長谷川等伯
解説によると、《右と左に、黒いカラスと白いサギ、力強い松と柔らかな柳。
反対の空間をふたつであらわしています。》
右隻わ、春夏で小鳥の誕生や葉が茂り、
生命力を感じますにゃ。
左隻わ、秋冬で柳の緑わ枯れ、ひっそりと静かですにゃ。
描かれている内容わ違うのに、この作品わ、ふたつで完成するのですにゃ。余白の部分があるから、想像が広がり、ひとつの世界にとけあうという日本画ならでわの
作品なのかもと思いましたにゃ。

こちらの猫ちゃんわ、
美人鑑賞図 勝川春章に
でてきますにゃ。


波濤水禽図屏風 狩野常信(部分)
いろんな表情の水のかたちを表していますにゃ。

たくさんの図柄をわかれば、作品の中に、描き込まれている記号のように分かって、作者の意図するおもしろみを
理解出来ればいいですにゃ、

日本の美術って、ほんとに素晴らしいですにゃ。

コロナ禍でお休みしていた
給茶コーナーや陶片室も復活しましたにゃ。冷たいお茶ごちそうさまでしたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。



「テート美術館展」国立新美術館

2023-08-27 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。
今日わ、お江戸六本木ですにゃ。

「テート美術館展光―
ターナー、印象派から現代へ」
国立新美術館

今日の展覧会のてーま「光」ということで、英国を代表する作品およそ120点が
来日中ですにゃ。

ジョン・ブレット
《ドーセットシャーの崖からみるイギリス海峡》
チビクロが不勉強だからだけど、初めて見る画家さんの作品ですにゃ。知らなかったですにゃ。照りつける日差し、
海の色、画面から潮風が吹いてきそうですにゃ。


ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《湖に沈む夕日》
ターナーわ、19世紀イギリスのもっとも
優れた風景画家と言われ、光の画家とも
呼ばれているそうですにゃ。

自然そのものでわなく、自然を形づくるエネルギーを表現していたというターナーですにゃ。印象派の先駆けだったらしいですにゃ。
昼から夕方、夜にかけてのあいまいな時間を表現したのでしょうかにゃ。



硬質な空気感が伝わってくるような作品ですにゃ。イギリスの森、時間わ、朝かも?秋かな?



ヴィルヘルム・ハマスホイ
《室内、床に映る陽光》

「精神性漂う室内画」よく高い精神性
とか解説に使われる言葉だけど、
わかったようなわからないような。
勉強しないといかんですにゃ。
でも好きな作品ですにゃ。
日常生活を、描きながら、神秘的で
あるような気がしますにゃ。

《室内》


クロード・モネ《エプト川のポプラ並木》
ポプラ並木越しにみえる空と雲。
こんな青色したモネの作品あったかにゃーと思い、目をゴシゴシして見たですにゃ。新色…絵の具のメーカーの違い…チビクロの勘違い…それにしてもキレイな青色ですにゃ。



紙と糸でできたインスタレーション展示ですにゃ。展覧会毎に並びわ変わってしまうのかしらですにゃ。








巨大な星だと思いきや、物質を構成している素粒子なのかですかにゃ。
ゆっくりと、回転して、キラキラして、
自身と周囲に光を放ちますにゃ。
美しいですにゃ。


壁に映る影も美しいですにゃ。

イギリスからやってきてくれた
素晴らしい作品たちありがとですにゃ。

ひとつのテーマで、いろんな作家の作品で時代を横断して構成した展覧会って、
ユニークだと思いましたにゃ。

帰りのおみやげコーナーに並んでいた
イギリスのビスケットを買って
ベンチで食べたですにゃ。紅茶にあう
イギリスのお菓子でしたにゃ。

追記
撮影わ、できないけれど
ジェームス・タレルの青い作品と
マーク・ロスコの茶系の作品が
よかったですにゃ。
結構前に作られた作品だけど
古びない、普遍性すら感じる素晴らしい
作品ですにゃ。



今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。


「Newton別冊 学びなおし中学・高校の生物」

2023-08-22 20:00:00 | 2023 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「Newton別冊
学びなおし 中学・高校の生物」
2022年刊

この前読んだ本「超圧縮地球生命史」わ、地球の歴史の中での人間の存在の
小ささを感じておもしろかったですゃ。
でも、生物についての基本の知識を
もっと知りたくなったので、図書館で
良さげな本を探しましたにゃ。絵とか
写真が多めで助かりますにゃ。

特に重要な働きを持っているのわ、
タンパク質で生物のほとんど
すべての働きを担う分子なので、
〈生物の材料〉
〈生命現象を支えるもの〉と言われて
いるそうですにゃ。

生命のしくみわ、興味深くて、
チビクロの生物へのマイブームわ、
まだ続きそうですにゃ。

ちょっと違うかもだけど、
やはり、甘いものわ、糖質だし、
とりすぎると、脂肪になるから
、摂取わ、適切にした方が良いのかもですにゃ。良質なタンパク質をとる
ことわアンチエイジング的に良さげな
気がしますにゃ。
でも、やっぱりお菓子、粒あんとか
大好きだしにゃ。
【一口入魂】また新しい4文字熟語
できましたにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

「怪しい店」有栖川有栖

2023-08-20 20:00:00 | 2023 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「怪しい店」有栖川有栖
角川書店
2014年刊


毎日暑い日が続いて夏バテのチビクロですにゃ。ボクわ、ぬいぐるみの黒猫なので、熱を吸収しやすいタイプなのですにゃ。
こんな時わ、安定のおもしろさで、
外さない〈火村シリーズ〉を選びますにゃ。優れたミステリわ、読書の喜びで、
満ち足りた気持ちになりますにゃ。

推理作家有栖川有栖と犯罪学者火村英生のコンビが活躍する火村シリーズですにゃ。
短編集というのもよきかなですにゃ。
長編小説わ、
時に根気がいりますからにゃ。

チビクロわ、
「ショーウインドウを砕く」を
気にいりましたにゃ。
サイコパス的犯人目線で書かれていて、
この場合のサイコパスとわ、犯罪を犯してもなんとも思わない性質という意味なのだけど、犯罪者から見た火村先生に
ついて記述がありますにゃ。
極めて興味深いですにゃ。
その場面を読んでいて、連想したのわ、
ニーチェの言葉ですにゃ。
〈怪物と闘う者は、その過程で自分自身も怪物になることがないよう、気をつけねばならない。深淵を覗き込む時、
その深淵もこちらを見つめているのだ。〉
引用の引用で知ったかぶりのチビクロですにゃ。たまにわ、カッコつけたいですにゃ。

火村先生わ、犯罪被害者で、
犯罪を強く憎んでいるらしいことわ、
また別のお話なのですにゃ。

有栖川有栖の作品わ、おもしろいのに、
チビクロわ、今年になるまで読んだこと
なかったなんて、読書の嗅覚を磨かないといけませんですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

「虫めづる日本の人々」サントリー美術館

2023-08-17 20:00:00 | 2023 美術館 博物館
チビクロわ、お出かけしましたにゃ。

「虫めづる日本の人々」
サントリー美術館
虫がいっぱいの展覧会ですにゃ。

(花鳥風月を重んじ、季節のうつろいを映す日本美術においては、自然に息づく虫たちも重要な題材になってきました。)
美術館資料より抜粋。

構成
第1章:虫めづる国にようこそ
第2章:生活の道具を彩る虫たち
第3章:草と虫の楽園 草虫図の受容について
第4章:虫と暮らす江戸の人々
第5章:展開する江戸時代の草虫図
見つめる、知る、喜び


菜蟲譜(部分)伊藤若冲

チビクロ気になった作品ですにゃ。
6.伊勢物語色紙貼交屏風 土佐派
解説より
「在原なりける男
女への想いを断ち切ろうと禊を行う男。
思い人である女は、
『あまの刈る藻にすむ虫のわれから
音をこそ泣かめ世をば恨みじ』
を和歌を詠む」
この前出光美術館で、禊をする男の人
の屏風を見たけど、同じ題材ですにゃ。
あの男の人わ、在原業平らしいですにゃ。

57.竹虫図 伝趙昌 トーハク
重要文化財
画中の印より足利将軍家のものとわかるですにゃ。『趙昌:ちょうしょうの曲がり竹』といって広く知られているそうですにゃ。

61.草虫図 謝百里
一茎の枝から大きなポンポン咲の白い菊が3輪咲いていて茎の途中にも咲きかけの花がみえて、他に水仙の花らしきものが見えるが、四季を問わず一画面に同居させる手法わ、一種の楽園表現で文人たちにも愛されたそうですにゃ。

71.瓜茄子に虫図 啓孫 正木美術館
啓孫わ、鎌倉建長寺の画僧祥啓の弟子ですにゃ。この前見た美術展と関係している作品だと思うととてもうれしくなるですにゃ。

133.四季花鳥図巻 上巻 酒井抱一
トーハク 伝統的な花鳥草虫図巻
酒井抱一以後の江戸琳派に草花に虫をそえて、季節を表現することが受け継がれたそうですにゃ。

137.四季草花草虫図屏風 細見美術館
右隻わ、金屏風で春夏、
左隻わ、銀屏風で秋冬を表現。
チビクロわ、銀屏風の方が好きだし、
なんとも、渋さがカッコイイ作品ですにゃ。

正木美術館や細見美術館って
チビクロ好みのおたからをいっぱい
あるみたいで気になる美術館ですにゃ。

今日も、素晴らしい作品に出会えて
ありがとうございますにゃ。

展示替えや、場面替えをする作品も多いので、また訪れたい作品展ですにゃ。

サントリー美術館がある
六本木ミッドタウンわ、高級なとこなので、装飾もお洒落ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。