チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「ニコラ ビュフ:ポリフィーロの夢」 @ 原美術館

2014-05-29 20:40:07 | 美術館 博物館
チビクロは、でかけましたにゃ。




「ニコラ ビュフ:
ポリフィーロの夢」

2014年4月19日(土)~6月29日(日)
開館時間11:00~17:00
※祝日を除く水曜日は20:00まで。
(入館は閉館時間の30分前まで)
月曜休館


原美術館
東京都品川区北品川4-7-25
JR東日本「品川駅」
高輪口徒歩15分
タクシー5分
都営バス「反96」番系統
「五反田駅」行き、
「御殿山」停留所下車、徒歩三分

「むかしあるところに、
ポリフィーロという男の子と
ポーリアという女の子がいました。」
「本展では、皆さまが主人公です。
さぁ、ポリフィーロと
一緒に、冒険の旅に
でかけましょう!」

チビクロは、原美術館に、
初めて行きましたですにゃ。
美術館のいい感じに
古びた建物の白い壁と
お庭の木々の緑と、
入り口の
真っ赤な大きな口を開けた
狼さんを見た時、
あっというまに、
非日常へ入った気がしましたにゃ。
なんだか、
テンションが上がって
頭がクラクラしたのは、
天気がよくて、
日差しが強かった
せいだけじゃないと
思うですにゃ。



1.「冒険への扉-オオカミの口」

いつもは、チビクロと
作品は、向き合うものなのに、
今回は、
作品の中に入っていって、
体験するという
驚きの展覧会ですにゃ。

美術館による説明を引用しますにゃ。
「2012年にパリ シャトレ座で
上演されたオペラ オルランドの
アートディレクションで、
高い評価を得た新進気鋭の
フランス人作家、ニコラ ビュフの美術館における初個展を開催します。
パリ生まれ東京在住のビュフは
、ルネッサンスやバロックなどのヨーロッパの伝統文化と、
子供の頃から夢中になった日本やアメリカのマンガやアニメ、
ビデオゲームなどの
サブカルチャー、
すなわち西洋と東洋、
伝統と現代を融合した、
壮麗で軽やかな作品に取り組んでいます。その製作は、美術のみならず、舞台、ファッションなど多くの分野から注目を集めています。ビュフは、ヨーロッパの古典と和製ロールプレイングゲームの世界観に類似性を見いだし、
驚いたと語ります。
この展覧会では、主人公である
少年ポリフィーロの冒険を通し、
夢と愛、闘いと勝利、
死と再生という、
普遍的なテーマが、
提示されます。
主に壁画と立体作品を組み合わせた大型インスタレーションで
構成される本展は 、
さらに、AR(Augmented Reality,拡張現実)の技術を用いて、
鑑賞者が、仮想空間で甲冑をまとうことのできる
インタラクティブな
マルチメディアインスタレーション、屋外の大型インスタレーションを含み、
美術館全体をファンタジーの世界に変える異色の試みです。」


2.「自己との対面-鏡」
まずは、怪しい赤いライトの空間ですにゃ。
ここどこですにゃ?
入り口は、どこですにゃ?

鏡の扉を入ると美術館の受付ですにゃ。
ここで、作家であるニコラさんの
作品解説を受け取りますにゃ。

15世紀末に書かれたお話ですにゃ。
原作ですにゃ。

3.「おはなし-紙芝居ビデオ」


<ギャラリー1>
4.「死、そして再生-ユニコーンの皮」








<階段>
5.「上のステージへ-階段」


二階<ギャラリー3>

6.「ヒーローの甲冑/スーパーポリフィーロ」


7.「戦い-ロクス テレビリス
(緊張の瞬間)」
扉に、メデューサの顔が描かれていますにゃ。
髪の毛が、ヘビのあの人ですにゃ。

なかに入ると、
映像と合わせて、
戦いに参加できるAR(拡張現実)の
しくみになっていますにゃ。






チビクロは、戦いに夢中になって
お写真をとりわすれましたにゃ。


8.「瞑想の部屋-カプセル」
暗いお部屋の中には、
カプセルがあって、
戦いの疲れを癒すですにゃ。


一階<ギャラリー2>
9.「愛の勝利-キューピッドの
凱旋」









作者説明を引用しますにゃ。
「サンルームの窓から外に目を移すと、木の下に夢見る人(ポリフィーロ)が見えます。
訪問者の冒険の旅は、彼がみる夢の産物です。夢みる人を私たち訪問者は、ガラス越しに見、ポリフィーロもまた、私たちを夢の中で見ているのです。この鏡映しの状況は、私にボルヘスの短編『円環の廃墟』を思い出させます。」




ニコラさんは、
アルゼンチンの作家ボルヘスを思ったそうですが、
チビクロは、
村上春樹の
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を、
思い出して、読みたくなりましたにゃ。
一角獣さんが出てくるし、
表と裏のような?2つの世界が
出てくるしにゃ。
帰ったら、読みますにゃ。

原美術館のいい感じに古い建物の
白い壁にうつりこむ影が美しくですにゃ。


原美術館は、緑がいっぱいで、
お庭もステキですにゃ。



常設展示作品は、
1,2,3フロアに、全18点ありますので、ぜひご覧くださいですにゃ。
チビクロは、以前から見たいと思っていた
須田悦弘さんの作品を見つけて、
うれしかったですにゃ。
奈良美智さんや杉本博司さんも
見れてよかったですにゃ。


ぜひ、たくさんの方に見てもらいたい美術展覧会ですにゃ。

お写真もたくさん撮ることができて、いつもの美術鑑賞とは、違う体験ができて、うれしいチビクロですにゃ。

ありがとうございましたですにゃ。


















こども展 @森アーツセンターギャラリー 六本木ヒルズ

2014-05-22 23:00:00 | 美術館 博物館
チビクロは、
ステキな絵に会いにでかけましたにゃ。



こども展
名画にみるこどもと画家の絆

2014年4月19日(土)~6月29日(日)
会期中無休

森アーツセンターギャラリー
六本木ヒルズ森タワー52階
10時~20時
火曜日は17時まで
入館は閉館の30分前まで


チラシより引用します。
「パリで約20万人に愛された
展覧会が、ついに来日。

モデルは、
可愛らしい子どもばかり。
描いたのは、モネ、
ルノワール、ルソー、
マティス、ピカソといった
錚々たる画家約50名。
彼らはカンヴァスにどんな思いを刻み、描かれた子どもたちは
その時何を想ったのか。
作品に秘められたそんな両者の
想いや絆に迫るのが、
このこども展です。
2009年から2010年、
パリ・オランジュリー美術館で
大人気を博した展覧会
"Les enfants models
(モデルになった子どもたち"を
日本むけに再構成。
オルセー美術館と
オランジュリー美術館の支援のもと、およそ三分のニが日本初公開という
約90点の子どもの肖像画が、
この春、日本で一同に集います。


チビクロは、
ブロガー向け特別内覧会に
応募しましたにゃ。
ですので、
美術館より
特別に写真撮影の許可を
得ていますにゃ。


たくさんの人が、集まりましたにゃ。
チビクロは、ドキドキしましたにゃ。

説明を聞くチビクロですにゃ。


レゴ好きなかたは、
必見ですにゃ。
今回美術展のポスターにも
なっている
アンリ・ルソー
《人形を抱く子ども》 が、
レゴで、つくられちゃいましたにゃ。



この「子ども展」は、
美術館で、ステキな絵を
見たいけど、
なんか難しいの?
みたいな人に、ぜひ、おすすめの美術展ですにゃ。
かわいくて、優しい気持ちになる作品で、楽しめますにゃ。

87点の出品作品のうち、
半数が、個人蔵で、そのおうちに代々伝わってきた絵ですにゃ。
だから、今回見ないと、今度は
いつ見ることができるか、
分からない作品もありますにゃ。





チビクロは、この美術展で、
カワイイ女の子に出会い、
ハートが、キュンキュンに
なりましたにゃ。
その女の子の名前は、
「ジュリー・マネ」ちゃんですにゃ。
切れ長の美しい瞳、
優しい微笑み。
お膝にいる猫さんが、
とってもうれしそうですにゃ。

ピエール=オーギュスト・
ルノワール
《ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども》左側
1887年油彩 オルセー美術館



今回ジュリーちゃんに、まつわる
作品は、五点ですにゃ。
ぜひご覧くださいですにゃ。

ベルト・モリゾ
《庭のウジェーヌ・マネとその娘》
《猫を抱く娘》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ジュリー・マネの肖像、あるいは猫を抱く子ども》
ジュリー・マネ《オーギュスタンの肖像》
エルネスト・ルーアール《書斎のジュリー》

チビクロは、思いましたにゃ。
このジュリーちゃんの絵、
いつものルノワールの絵と
ちょっと
違うかもにゃ。
調べましたにゃ。

ウィキペディアより引用します。
「1880年代前半頃から、
光の効果におぼれ形態を見失った印象派の技法に疑問を持ち始める。
1881年のイタリア旅行で、
ラファエロらの古典に触れてからは、この懐疑はさらに深まった。
この時期、1883年頃からの作品には、新古典派の巨匠アングルの
影響が、顕著で、明快な形態、
硬い輪郭線、冷たい色調が目立つ。」

ルノワールが、ジュリーちゃんを
描いたのが、1887年なので、
ぴったりこの時期の作品なのですね。
ジュリーちゃんのお顔は、
すべすべした感じの、新古典派で
背景などは、印象派の雰囲気なのですにゃ。

ルノワールが、こうした影響を
うけたのは、1880年からの約10年で、1890年代に入ると、
暖かい色調に戻るので、
ルノワール好きな方は、ぜひ、
見比べてみては、いかがでしょうか?

ジュリーちゃんのママは、
ベルト・モリゾ。
パパは、マネの弟のウジェーヌ。
でも、この絵が描かれた8年後、
両親が、亡くなってしまいます。
でも、ルノワールなどが、後見人になり、大人になり、画家さんになりましたにゃ。
ジュリーのだんなさんになったのが、
《書斎のジュリー》を描いた、
エルネスト・ルーアールですにゃ。
ジュリーは、
ルーアールと結婚して、
三人の息子を育てたそうですにゃ。
幸せになったんですにゃ。
よかったですにゃ。

今回開かれている
「こども展」では、グッズが、
とってもカワイイですにゃ。
もう、チビクロは、みんな欲しくなって、困りましたにゃ。

貴和製作所
オリジナルブレスレット
きらきらのスワロフスキービーズを、たくさん使った
夏にぴったりの
アクセサリーですにゃ。
レッド=
ルソーの作品
《人形を抱く子供》をイメージ。
ピンク=
ジュリーちゃんをイメージ。
ホワイト=純粋でピュアな子供を
イメージ。


日本橋の「あめやえいたろう」の飴


世界のお茶専門店「ルピシア」
こども展のオリジナルフレーバードティーを限定発売。
おとな用
アデュルト:オランジュエポム
オレンジ&アップル味
こども用
アンファン:スリーズ
さくらんぼ味








チビクロは、ビックリしましたにゃ。500色のクレヨン。



ステキな絵を見ることができて
うれしい時間でしたにゃ。
ぜひ皆さまも絵を見る楽しさを
ご一緒にどうぞですにゃ。

ブロガー内覧会を
開いて下さいました
森アーツセンターギャラリー様
広報事務局ウィンダム様
内覧会をご紹介してくださった
青い日記帳Takさん
ぬいぐるみのチビクロと
ご一緒してくださいました
会場の皆さま
ありがとうございましたですにゃ。


会場で、
カッパのルララ君
パンダのルパン君と
お友達になり、
記念撮影をしましたにゃ。
とてもうれしかったですにゃ。
また、
会える日を楽しみにしていますにゃ。





















どんぐりの木 今日のおいしい@練馬区 中村橋

2014-05-17 06:15:00 | グルメ
チビクロは、
練馬区美術館で行われている
松林桂月展を見るために
中村橋にやってきましたにゃ。


中村橋の駅ナカの自販機は
かわいいのですにゃ。

たくさん電車に乗ったので、
一息つくことにしましたにゃ。

Natural Sweets
どんぐりの木
練馬区貫井2-2-7
11:00~20:00
月曜休

こちらのお店では、
ベジミルフィーユという
お野菜を決まった順に重ねていき
ほんのすこしの塩で
ゆっくり煮あげていく料理法で
重ね煮したお野菜が、お菓子の中に入っています。


タンポポコーヒー
600円
六種のお野菜シュークリーム
290円
スィートポテト240円
ケーキセットは、ドリンクが
少しお得なお値段になりますにゃ。



素材を感じるやさしいお味のスィーツですにゃ。

駅からも近いし、
お野菜もとれる体によい
お菓子なので、
練馬区美術館にいらっしゃる時に
お茶をするのに、おすすめですにゃ。


店内の壁には、鳥さんの絵が
描かれていますにゃ。


今日も
おいしいお菓子
ごちそうさまでした。

ありがとうございますにゃ。

松林 桂月展 @練馬区立美術館

2014-05-16 00:45:00 | 美術館 博物館
チビクロは、出かけましたにゃ。



没後50年
松林 桂月 展
水墨を極め、画中に詠う

2014年 4月 13日~6月8日
開館時間10:00~18:00
月曜休館
観覧料一般500円
練馬区立美術館
西武池袋線中村橋駅徒歩3分

チラシより引用します。
「日本画家、
松林桂月
(まつばやし・
けいげつ)/1876~1963」は、
明治・大正・昭和の3つの時代を
生き、数々の名作を残した近代を
代表する日本画家です。

山口・萩に生まれた桂月は、
幼い頃から絵を好み、東京に出て
文人画家・渡辺華山の孫弟子に
あたる野口幽谷に師事し、精緻で
格調高い評価を学びました。
また、親しんでいた漢詩の教養を
活かして、詩・書・画残した三絶の境地を目指す文人画-南画を描いたことも特筆されます。
桂月は、南画の真髄ともいうべき水墨画においては他の画家の追随を許さず、その独特の叙情的な作風は、高く評価され、1958年には
文化勲章を受章しています。

本年は、桂月が世を去ってから
50年という節目の年に当たります。この半世紀の間に開催された大規模な展覧会は、桂月の没後間もなく、門人たちによって開催された遺作展と、1983年に山口県立美術館で開催された
「松林桂月-その墨と色彩の妙-」展のみで、近年にはその芸術を
通覧できる機会はほとんどありませんでした。そのため、桂月の名も、画も、一部の美術愛好家だけが知るところとなりつつあることが惜しまれます。

本展は、30年ぶりとなる回顧展として、初公開を含む大作、名品で、詩書画の全てに勝れた才能を示し、近代にあって水墨画の表現を極めた、桂月の豊かな芸術世界を紹介するものです。」



チビクロは、この美術展が開かれることを、
「はろるど」さんという方の
ブログで、知りましたにゃ。
「青い日記帳」の Takさんの
ブログもよく見て、
美術の情報を集めています。

ブログに紹介されてた
絵の写真を見た時、
チビクロのハートは、
びびっときましたにゃ。

《春宵花影》
昭和14年
東京国立近代美術館蔵
展示は、5月11日まで

残念ながら、チビクロは
実物をみることが出来ませんでしたが、このような素晴らしい作品が、存在するということを知ることができたのが奇跡ですにゃ。
竹橋の美術館にあるのなら、
いつか、常設展で、お会いすることができるかもしれません。



展示は、
一階と二階に分かれています。


色の美しい作品や細かな描写が、素晴らしい作品が、たくさんあるのですが、
チビクロのイチオシは、
二階の最後のお部屋の
竹林を描いた作品たちですにゃ。



黒と白の濃淡で、表される
大気の流れ、
雨の様子、
葉のざわめき、
竹林全体の動きに、
チビクロは、心を揺さぶられましたにゃ。

作品番号91
竹林幽趣
月が、流れる大気でかすむ。
竹の葉を吹き抜けていく風が、
見えるようですにゃ。

作品番号95
竹林夜雨
天から激しく降り注ぐ雨。
風にあおられ、霧雨になる。
竹林全体をぐっしょりと
濡らしている。

作品番号88
深林
美術館説明より引用します。
「落葉が始まった秋の夕暮れ時
闇に沈んでいく林の姿が水墨のみで描かれています。」

『林に隠れて、ここからは見えない寺の鐘の音の余韻につれて
日が傾き、あたりの風景が全て夜の闇に彩られていく。
僧が夕空を流れる雲を眺め、
木こりが家路を急ぐ
この時間にこそ
詠いつくせず、描きつくせない
素晴らしさがある。
私はその素晴らしさを
この風景に託すのだ。』という
詩に桂月の感性が表れています。」

画と書と詩が、ひとつの画面に、
描かれるスタイルが、南画なのですにゃ。
なんで、色々書いてあるんだろにゃと、今まで思っていましたにゃ。




作品番号73
閑庭
強そうな親分的な猫さんが、
くつろいでいますにゃ。
後方の大きな岩には、たらしこみの技法が使われ、
前方の草花は、輪郭線が
とられた細葉の表現が美しいと
思いましたにゃ。
他の作品でも説明がありましたが、
ひとつの画面の中で、
違う技法が、うまく使われていて
面白いと思いましたにゃ。

練馬区美術館主任学芸員の、
野地耕一郎氏は、
以前「木島櫻谷展」で、伺った
泉屋博古館分館の学芸課長で
いらっしゃいます。
図録に記してあったと思うのですが、違うようでしたら、ご指摘ください。
「木島櫻谷」の作品を見て、
とても感激しました。
あの展示を企画された方の
お仕事をまた見ることが出来て、
とてもうれしいです。
時の流れに埋もれた
素晴らしい画家をまた、
ご紹介くださいませ!

この方は、
とても素敵な文章をお書きになります
「木島櫻谷」展の図録でも、
思いました。

松林桂月展の図録より、引用します。
「~ 絵とは、単なる写生ではなく、人間の精神とつながった魂の風景を描くことだということだ。
それこそ、南画の精神の核心に在るものだろう。」

「いかなる混沌の中にあっても、きらりと光を放つための
鏡は、古層に埋もれている。」

ぜひ皆さまも図録をお読みくださいですにゃ。

また、個人所蔵の作品が多いので、この展示は貴重です。
ぜひこの機会にご覧くださいですにゃ。

駅から三分の場所にありますし、
東横線から連絡するようになり、湘南新宿ラインからも
便利ですにゃ。


今日もステキな作品に出会うことが出来ましたにゃ。

ありがとうございますにゃ。