チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「バビーズのパイ」八重洲地下街@東京駅

2015-07-24 21:00:00 | グルメ
最近
チビクロわ、
八重洲地下街にある
バビーズに
はまっていますにゃ。

この日、
朝ねぼうしちゃった
チビクロわ
まだ
なにも食べてなくて
なんと
バビーズの
おっきいパイ
二個も食べちゃったのですにゃ。

チェリーパイ

甘酸っぱいチェリーが
ギッシリですにゃ。
生の果物もいいけど
火を通した果物わ
またお味が凝縮されてるみたいで
またおいしいですにゃ。
一番下の生地の部分わ
さくさくで
美味しゅうございますにゃ。


バナナモカパイ

こちらのお店にわ、
バナナパイもあるのだけれど、
クリームがカスタードでなく、
コーヒーのお味になっている方をチョイスしたですにゃ。
モカのお味が
大人のお味ですにゃ。
絶妙に
バナナとマッチングして
美味しゅうございますにゃ。

どちらのパイも
果物のいいところが
ぐっ!と、がんばって
いるのですにゃ。

添えてある生クリームが
ゆるーい感じで、
おいしくて、
このクリームで
スコーン食べたら
おいしいだろな、と
思ったですにゃ。



今日も
いい作品に出会えたし、
おいしいものも
頂けて
ウレシイ一日ですにゃ。

今度わ
どこに
行こうかにゃ。

本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「田能村竹田」展 出光美術館@有楽町駅

2015-07-17 01:00:00 | 美術館 博物館
チビクロわ
出かけましたにゃ。


「没後180年 田能村竹田」
出光美術館

美術館の展覧会案内より
引用しますにゃ。
「中国の文化と伝統に育まれた
文人の世界。
その理想的な生き方は、
日本へも伝播しました。
詩書画の芸術をこよなく
愛した代表的な文人に
田能村竹田(1777-1835)が
います。
彼の生きた幕末日本は、
まるで行方を見失ったかのような
混沌たる社会でした。
そうした日々の中、
自らの叡智をもって
新たな灯りを点し、
憧れを抱く本格的な文人と
しての書画制作により、
芸術の真髄を
見究めんとしました。
彼独自の秀逸な精妙さや
繊細さは、画面いっぱいに
広がってみえます。
没後180年を回顧し、
竹田の実像に迫る展覧会です。」

構成
精妙無窮(せいみょうむきゅう)
竹田画の魅力と特質

山水に憩う
自娯適意(じごてきい)の諸相

微細な色彩と薫り
生命あるものへ

眼差しの記憶
「旅」と確かな実感

幕末文人、
それぞれの理想

以前から
チビクロわ、
田能村竹田の名前わ
知っていたし、
この絵いいにゃーと
思うと田能村さんだったり
していましたにゃ。
先日
千葉市美術館で行われた
ドラッカーコレクションでも、
田能村さん作品が
あったのですにゃ。

日本の山水画わ、
見るものを
招き入れると
ドラッカーさんが
言っていて
その考え方わ
とてもおもしろいですにゃ。

この展覧会に出品されている
作品わ
全部出光美術館所蔵ということで
こんなにまとまった
コレクションわ、大変貴重で、
すばらしいコレクションですにゃ。

チビクロが
気になった作品ですにゃ。
1.梅花書屋図
重要文化財
解説より引用しますにゃ。
「本作の近景から遠景にかけて
一貫して認められる、
ジグザグ状の水辺や、
連続的な樹木の配置は、
竹田の中国文人画理解の結実と
いえる。」

4.柳閣暁粧図
お写真わ、ポストカードで
部分ですにゃ。


この絵の下部にわ、
詩が書いてあって、
内容わ、
「霊芝や蘭わ、
森の奥に生えて
人がいなくても
開花して芳香を放つ。」という
意味だそうですにゃ。

「画面全体に広がる新緑の柳。
竹田の郷里の竹田を桃源郷に
なぞらえて、描いたもので、
現実世界から遊離したような
浮遊感。」

この美しい木の緑が
柳の緑とわ、
解説を見ないとわからないけど、
植物の描写わ、
とても独自性があって
すばらしいですにゃ。
写実もいいけど
こんな風に緑を描くひと
見たことないですにゃ。

6.松溪載鶴図
北宋時代の文人、
林和靖(りんなせい)を
描いていますにゃ。
松、鶴といえば
この方らしいですにゃ。

10.山水図
伝 夏珪
中国 元時代末期~明時代初期
11.夏景山水図
戴文進
中国 明時代
12.雪嶺風高図

中国 明時代
こちらわ、中国の作品ですにゃ。
全然違うと思うけど、
以前見た
「東山御物(ごもつ)の美」に
でてきそうですにゃ。
解説によると、
モチーフを片側によせる
対角線構図わ、
典型的な南宋院体画で、
左幅の主山は、
中心にすえられていて、
北宋の山水様式なのだ
そうですにゃ。

29.蕉陰喫茶図
解説を引用しますにゃ。
「住まいをなすに
美しい山を買い求める
必要はなく、こころ安らかなら
自ずと周りも静かなものだ。
涼やかな南風に吹かれ、
墨の香りと茶の味わいを
楽しもう。」
人物わ繊細に、
山肌わ粗く、
対比するように
ひとつの絵の中で
描かれているそうですにゃ。

36,寄春詩図巻
月の
銀の光にみちあふれた
美しい世界。
梅と竹。
竹の葉。
淡いブルー。
澄んだ世界。
ポストカード欲しかったですにゃ。

45.桜花図
なんと、
おくゆかしいのですにゃ。
46.豆花蟷螂図
透き通るカマキリと
豆花の蔓。
47.月図
詩が絵のように描かれた
作品ですにゃ。

50.扇面芙蓉図
なんと、美しい色合いですにゃ。

52.果蔬草虫図巻

お写真わ、
部分ですにゃ。
他の絵師も描いている
題材ですが、
透明感がハンパないですにゃ。
解説にもあったけど
水彩画のようなさわやかさ、
ですにゃ。
栗、コオロギ、バッタ、
さといも、クワイ
ぎんなん
仏手柑、霊芝など。

57.書画貼交屏風
六曲一双
書画を貼りまぜた屏風ですにゃ。
鳥、猫、蟹、花いろいろ。
チビクロわ、
書の部分読めたらいいにゃ。
それにしても
こんなにかわいい猫さん
見たことないですにゃ。
ポストカード欲しかった
ですにゃ。

始まりから
終わりまで
知らなかった世界に
驚きっぱなしでしたにゃ。

難しいかもと
思わず
ぜひぜひ
おすすめの展覧会ですにゃ。

こちらはわ、自画像。
田能村竹田 さんですにゃ。


すばらしいコレクションに
出会うことができて、
ありがとうございますにゃ。
もう一度見たいし、
次回の展覧会も
チビクロ好みなので
楽しみですにゃ。
出光美術館から
目が離せませんですにゃ。



チビクロも
世を捨て
詩、書、画、喫茶、
スィーツの世界に
浸れたらいいですにゃ。
文人の方々が理想として
描いた桃源郷を描くみたいに
チビクロも
理想のスィーツ郷を
描くですにゃ。
十勝産あずきをメインとした
あんこのお菓子、
エクレア、ミルフィーユ。
カラフルマカロン。
季節の果物パフェ。
薫り高いショコラ。
そして
ひたすら美しい絵画を
みてわ、ため息をつく、
そんな日々をおくれたら
夢心地ですにゃ。


本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。















「速水御舟とその周辺 」世田谷美術館@用賀駅

2015-07-04 21:00:00 | 美術館 博物館
ランチしたチビクロわ、
渋谷駅で、
田園都市線に乗り換えて
用賀駅へと向かいましたにゃ。

用賀駅前から、
バスに乗ったのですにゃ。

その美術館わ、
緑の公園の中に
ありますにゃ。


「速水御舟とその周辺
大正期日本画の俊英たち」
世田谷美術館



構成
第1章
安雅堂画塾-師・松本楓湖と
兄弟子・今村紫紅との出会い
第2章
赤曜会-今村紫紅と院展目黒派
第3章
良きライバル-
速水御舟と小茂田青樹
第4章
御舟一門-高橋周桑と吉田善彦


チビクロが
気になった作品ですにゃ。
65.速水御舟
菊花図

こちらのポスターにも
使われていますにゃ。
こぶりな四曲一双の屏風ですにゃ。
ポスターわ、部分で、
他に、形や色が違う菊のお花が
描かれていますにゃ。
花火みたいな菊や
ピンポン菊。
細密画のようで、
それでいて、
菊の配置に
デザインを感じるですにゃ。

実わ、チビクロわ、
小茂田青樹の作品
好きなのですにゃ。
「春の夜」という作品が
好きで、その作品を
実際見たことわないけど
いつか見てみたいなと
思っているのですにゃ。
だから、
速水御舟と小茂田青樹が
ライバルで、一緒に
絵を描いていたと知って
びっくりだったですにゃ。
第3章の作品わ、
みんないいなと思うけど
特にいいと思う作品わ
こちらですにゃ。
同じ画題で描かれている作品を
並べて展示してあったですにゃ。
全然違うと思うけど
御舟わ、
すごく細密っていうか、
精密に
画面の構成をつくっているし、
モチーフを描きこんでいて
すばらしいですにゃ。
青樹わ、もちろん
細かく描いてるし、
計算もしているのだろうけど
物語性があるというか
ロマンチックな感じがしたと
思うですにゃ。
見比べるとおもしろいですにゃ。

68.速水御舟
山茶花に猫
130.小茂田青樹
猫にオシロイ花

83.速水御舟
仲秋名月
135.小茂田青樹
月涼

66.速水御舟
白磁の皿に柘榴
ホキ美術館もびっくりするかも!
写真のように思えるくらいの
写実作品ですにゃ。

図録によりますと、
御舟わ、
北方ルネサンスのデューラーや
中国宋代院体画の細密描写に
影響をうけていた、と
ありますにゃ。

全然違うと思うけど
カラヴァッジョの
果物の絵を
思い出したですにゃ。
イタリアに旅行に行った際の
作品もあるから
もしかしたら、
見たことあったのかにゃ?とか
考えると楽しいですにゃ。

今回
小茂田青樹の作品をまとめて
見ることができて、
よい機会ですにゃ。

植物と動物の
描き出す物語が、
絵からあふれてくるですにゃ。

131.秋意
モノクロの夢のような月明かり。
青なりと熟したブドウの濃淡。
秋の冴えた透明な空気感。
134.薔薇
136.錦木に頬白
137.杜公

今回
初めましてで
とても好きになった
画家さんがいますにゃ。

第4章で紹介されている
高橋周桑 と
吉田善彦 ですにゃ。

弟子をとらなかった
御舟が、
教えた二人ですにゃ。

全然違うと思うけど、
細密に、描写していくと、
あるところで
抽象的になると思うのですにゃ。
そうしたところで
描かれたものの本質というか
エッセンスみたいなものが
表れてるような
気がする絵なのですにゃ。

142.高橋周桑
松と桜

吉田善彦
150.離山
151.滝(白糸の滝)
152.桜
163.夜桜

同じ師についた
二人わ、教えられたものを
自分にとりこみ、
それぞれの道を歩いて
行ったのですにゃ。

今回前期後期と入れ替えもあり、
前期も来たかったと思ったですにゃ。

世田谷美術館に
初めてきたし、
駅からバスだったけど
この展覧会をみることが
できて大満足のチビクロですにゃ。

すばらしい作品に
出会えて
ありがとうございますにゃ。


本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。
















「バビーズ のフレンチトースト」八重洲地下街@東京駅

2015-07-03 21:00:00 | グルメ
チビクロわ、
出かけましたにゃ。

今日わ
美術館に行く前に
アメリカンな
ランチですにゃ。


バビーズ ヤエチカ


こちらのお店わ
アメリカのトライベッカと
いうところに
本店があって
ニューヨーカーのひととか
セレブも行っちゃう
お店らしいですにゃ。



今日わ
クラシック フレンチトースト
たっぷり生クリームと
シナモン味のあまーく煮た
アップルを添えた一品ですにゃ。

本みたいな厚切りトーストさんが
シロップにつけられて、
あまーい香りをして
こんがり焼かれちゃってますにゃ。

もったりした感じの
生クリームが
またいいのですにゃ。

お好みで
メープルシロップを
おかけくださいませですにゃ。


チビクロわ勝手に
思ってたのだけど、
フレンチトーストわ
フランスパンって
思ってて
もっとひたひたにつけてあって
パンプディングみたいなのを
イメージしてたのだけど
わりと、ハードめのパンで
中わ白かったのですにゃ。
これはこれで
ニューヨーク風?で
おいしいと思ったですにゃ。

今日わ
カウンターのお席に座ったので
向かいのお客さんのお仕事の
お話がまるきこえで
「東京で働く
ぬいぐるみの黒猫
チビクロのランチ」
みたいなキモチで、
なんかおもしろいランチでしたにゃ。



今度わ
チェリーパイか
ピーカンナッツパイ
食べてみたいですにゃ。

おいしいランチ
ごちそうさまでしたにゃ。


本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。







「ドラッカー・コレクション 珠玉の水墨画」千葉市美術館 @千葉駅

2015-07-02 01:00:00 | 美術館 博物館
おいしいカレーを食べた
チビクロわ、
今日の目的地
千葉市美術館へ
むかいましたにゃ。


駅から歩いても行けるけど
今日わ早く行きたいので
バスに乗ったのですにゃ。


※この展覧会わ終了しています。
ドラッカー・コレクション
珠玉の水墨画
「マネジメントの父」が
愛した日本の美


構成
序章 日本美術との出会い
1章 1960年代、初期の収集
2章室町水墨画
3章水墨の花と鳥 動物画の魅力
4章聖なる者のイメージ
5章禅画 江戸のカウンターカルチャー
6章文人画の威力
終章書斎に吹く風 クレアモントのドラッカー

チビクロ気になった作品ですにゃ。

1.式部輝忠
渓流飛鴨図
2.清原雪信
芙蓉図
この二点わ、ドラッカーさんが
1952年に初来日した時、
京都で購入したものですにゃ。

ドラッカーさんわ、
日本の山水画わ、
見るものを招き入れる、
と言ってらっしゃいますにゃ。
山水画の目的というのわ、
せわしない世界から抜け出し、
中に入れるようになっていて
その中で、
創造と創世に入っていけるそうなのですにゃ。
ドラッカーさんにとって、
大切な場所だったのですにゃ。

5.尾形光琳
柳鷺図
琳派を代表する
この方の作品ですにゃ。

14.知有
翡翠図
逸伝の画家
対で制作されていて
かたわれわ、根津美術館に
あるそうですにゃ。

16.海北友松
芦に小禽図

18.曾我蕭白
雪景山水図
雪山がムクムクしていて
すごく気になるですにゃ。
まるで、異次元空間ですにゃ。
奇想の画家と呼ばれていますにゃ。

35.精庵
雪中雀図


36.柴庵
柳燕・竹石セキレイ図

まるで
絵から
柳を揺らす風を感じられ、
セキレイの鳴き声が
聞こえる
ような作品ですにゃ。


37.芸愛
松鷹図

40.狩野探幽
波に兎

淡い水色の美しい色。
因幡の白兎と関係ありますかにゃ。

41.伊藤若冲
梅月鶴亀図

まるっとした鶴さんに
またお会いできて
うれしいですにゃ。
コレクションに若冲もあるとわ
驚きなのですにゃ。

42.谷文晃
月夜白梅図


74.仙がい義梵
鐘 図
漢字弱くてスミマセンにゃ。
ユーモアにキレがある作品
ですにゃ。

池大雅
82.渓山漁舎図
83.瀟湘雨意図
「文人画の印象派」
「陽光の画家」と言われている
ことを初めて知りましたにゃ。
色彩、点描による立体感が
驚きなのですにゃ。

97.高橋草坪
夏山雨後図
雨上がりの湿気の感じが
すごく伝わってくるですにゃ。
墨のぼかしやにじみ。
全然違うと思うけど
セザンヌの筆致かと
思ったですにゃ。

電車で結構ガタンゴトンして
きたんだけど、
思いきって、来てみて
良かった美術展でしたにゃ。

もう
二度とお目にかかれないかも
知れない作品もあると
思うと
きゅんとしますにゃ。

解説とともに、
ドラッカーさんの言葉が
展示と一緒にあって
印象に残りましたにゃ。
「少なくとも
室町時代から
こんにちに至るまで
続いている
日本美術の特色は、
概念ではなく、知覚。
写実ではなく、デザイン。
幾何ではなく、トポロジー。
分析ではなく、統合であると
いえよう。」

トポロジーを
調べたですにゃ。
物事のつながり具合を
表現する概念みたいな?

ドラッカーさん
素晴らしいコレクション
ありがとうございますにゃ。
この展覧会を見て
なんで、
自分が
美術展に惹かれるのか
ちょっとだけ
わかったような気がするですにゃ。

日本の作品
大事にしてくれて
ありがとうございますにゃ。

また、同時に展示されていた
所蔵名品展でわ、
現代作品で
宮島達男「地の天」
須田悦弘「朝顔」「雑草」を
見ることができて
うれしかったですにゃ。

今日も素晴らしい作品に
出会えて
ありがとうございますにゃ。



本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。