チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「石川直樹写真展ダウラギリ/カンチェンジュンガ/マナスル」GYRE GALLERY

2023-02-27 20:00:00 | 2023 ギャラリー
チビクロわ、原宿駅にきていますにゃ。
今日わ、写真の展覧会に行きますにゃ。

終了していますにゃ。
「石川直樹写真展
ダウラギリ/カンチェンジュンガ/
マナスル」
GYREGALLERY(ガイアギャラリー)
東京都神宮前5-10-1
2月26日まで


石川直樹さんわ、写真家であり、
登山家でもあり、本も書く人ですにゃ。




ネパール・ヒマラヤ地域のダウラギリ/
カンチェンジュンガ/マナスルで撮影された写真ですにゃ。

略 「身体をぎりぎりまで酷使しながら8000m級の山に連続して登ることで
『生きている実感などという生半可な言葉では表せないほどの強い手応えが、毎日一滴ずつ滴り落ちて自分の中に染み込む。そして、身体が日々刷新されていくような不思議な感覚がある』と述べています。






氷と雪に閉ざされた世界ですにゃ。
でも美しいと、思ってしまうですにゃ。
なんと、青い空なのですにゃ。

これわ、
具現化された人生の道のりなの?
美しくもつらい道のりですにゃ。



こんな険しい雪山を登るとわ…
映像のコーナーもありましたにゃ。
違うと思うけど、
辛い人生を山で表すとこんな感じで、
一歩一歩登ることで
具現化された人生を表現しているみたいと思いましたにゃ。
本当につらそうでしたにゃ。
画家わ絵を描くことで世界や人生を
表現するけど
石川さんわ登山をすることで、
結果として、あるひとつの人生のかたちを見せてくれているのかもですにゃ。

いつまでも見ていたくなる白の濃淡に
ひきつけられましたにゃ。



美しい空、険しい山
地球の知らない表情に
魅了されましたにゃ。






チビクロの好きな1枚ですにゃ。





石川直樹さんが命を懸けて、
撮影してきた山の写真ですにゃ。
その中にわ、命を見つめる優しさが
ありますにゃ。
写真集欲しかったですにゃ。

同じ地球という星の中に
異なる時間が流れる場所が
あるですにゃ。

素晴らしい作品に出会えて
感謝ですにゃ。



今日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。












「極北へ」石川直樹

2023-02-25 20:00:00 | 2023 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「極北へ」
石川直樹 毎日新聞出版


生き物にわ、沸き上がる衝動によって
思いのままに行動する時期があると思うですにゃ。
違うと思うけどそういう時のこと、
青春って呼ぶのかもしれないかもと
思ったですにゃ。

石川直樹さんわ、10代から自然のなかで旅行や登山などされていましたにゃ。
17才でインド一人旅、20才で北米最高峰デナリに登頂しましたにゃ。文章も好きでボクわよく読んでましたにゃ。でもある頃から読まなくなっていましたにゃ。
それわ、ボクの青春が、終わったからかもしれないですにゃ。

いま、原宿のギャラリーでやってる展覧会の写真を見て、ボクの中に新しい石川直樹の気配を、感じて見に行こうと思ったですにゃ。だから、この本を読んだのわ、予習ですにゃ。

40代になった彼わ、
相変わらず自然の中で過ごしていましたにゃ。経験が彼を充実させているのだと思いましたにゃ。
年齢を、重ねることわ、いいことの他に、苦労、失敗などあるはずだけど、
自分のやりたいことをやってきた
のだなと感じましたにゃ。

作品より抜粋。
略「時の流れに身を委ねながら悔いなく生きたいのだ。それがこの世界の大きな循環の輪に溶け込む唯一の術だと思っている。」
略「ぼくは今を生きようと思うのだ。」

今度の展覧会楽しみですにゃ。

今日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。




「捜査線上の夕映え」有栖川有栖 文藝春秋

2023-02-22 20:00:00 | 2023 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「捜査線上の夕映え」有栖川有栖
文藝春秋
2022年刊行


読書の先輩のブログで紹介されていたので、読んでみましたにゃ。
有栖川有栖さんわ、たくさん本を
出されているけど、読んだことわなく
初めて読んだのでしたにゃ。

読み始めたら止まらなくなって、
一気に
最後まで読んでしまいましたにゃ。
寝不足にご注意ですにゃ。

こっこっこれわ!
21世紀
日本のシャーロック・ホームズ
でわないですか!にゃ。
天才とその助手というスタイルで、
犯罪社会学者火村英生と
小説家有栖川有栖のコンビが
トリックを見破り、事件解決に
活躍していきますにゃ。
火村シリーズ最新作らしいですにゃ。

というか、作家さんわ、自分を小説に
登場させちゃって、物語をつくってるって、どんだけ、本が好きで、
推理小説が好きなのですか!
本への愛を感じますにゃ。

火村先生の過去にわ、犯罪被害者としての辛い過去があるのでわと、
推察する記述があり、それわ、
これからの続編で描かれていくみたいですにゃ。そのことに、作家有栖川わ、
さりげなく見守る感じで、
友情を感じましたにゃ。

二人のやり取りわ、おもしろいし、
物語もよく描かれていて
どきどきしながらも、
安心して読むことができる
(殺人事件だけど)
優れたミステリー小説ですにゃ。
どうして今まで読まなかったのか
チビクロ不思議ですにゃ。

素晴らしい読書の時間に
感謝ですにゃ。

今日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。




「凍える牙」乃南アサ 新潮文庫

2023-02-17 20:00:00 | 2023 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「凍える牙」乃南アサ 新潮文庫
1996年刊行
文庫裏表紙より
「深夜のファミレスで突如男の身体が炎上。遺体には、謎の獣の咬傷が残されており警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年刑事滝沢と捜査にあたる。略」

読もうと思ってて、読み逃していた一冊でしたにゃ。
警察小説のエンタメですにゃ。

チビクロわ、ぬいぐるみといえど、動物の猫なので、犬様がこのように犯罪に道具のように使われるという設定わいかんでありとうていゆるされないことと思っておりますにゃ。
犬様が人間にむける気持ちや絆を利用するならば、設定を自分をすうはいする
人間にして、その信頼や絆をりようして
さつじんをおかさせるようにすれば、
そのひれつさがよくりかいされるのでわとおもいましたにゃ。
その点がボク的にわ、つらかったですにゃ。

今日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。




「ゲームの王国 上」小川哲 早川書房

2023-02-15 20:00:00 | 2023 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「ゲームの王国 上」小川哲 早川書房

苦戦しましたにゃ。
前から読み、終わりから読んでみたり
真ん中から読んでみたり、
挫折して読むのをあきらめようと、
本をおいたりしましたにゃ。
いろんな書評や作者のインタビューを
読んだりもしましたにゃ。

カンボジアでポル・ポト政権での虐殺が
あった時代が舞台ですにゃ。

語りが違う小節を全部読み終わることで、頭の中でやっと物語が
つながったですにゃ。
上巻わ、最後2ページで
ソリヤとムイタックが丘で
再会するまでの準備というか
伏線だったかもですにゃ。
この本で重要なのわ、第3章の2ですにゃ。はい、ですとにでまーす。(嘘)


早く図書館に返却しないとですにゃ。

今日もお読みいただき
ありがとうございますにゃ。