チビクロわ、読書しましたにゃ。
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この作品わ、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/6a/8a983b95afff0675acedcc2cdaca1c9d.jpg?1587884616)
読んだ後、なんか
今日もお読み頂き
この本わ、図書館で予約をして
半年間も順番待ちだったですにゃ。
ホントわ、チビクロわ、前にも
三浦しをんさんの作品を読んだことが
あって、エッセイとか、書評が
おもしろくて好きな作家さんなのだ。
だから、ホントわ、購入したいとわ、
思うのですが、おサイフ事情で
図書館を利用しちゃってるのですにゃ。
「愛なき世界」三浦しをん
中央公論新社
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この作品わ、
読売新聞に連載されたものなのですにゃ。
かなり厚みがあるけど、語り口わ、
やさしくて、どんどん読んでいけちゃう
ですにゃ。
洋食屋さんで働く藤丸君と、
大学院で、植物学を研究する本村さんと、その周りの人たちのお話なのですにゃ。
引用しますにゃ。
本村さんわ、こう言います。
「植物には、脳も神経もありません。
つまり、思考も感情もない。人間が言うところの『愛』という概念がないのです。それでも、旺盛に繁殖し、多様な形態を持ち、環境に適応して、地球のあちこちで生きている。不思議だと思いませんか?」
「だから、私は、植物を、選びました。愛のない世界を、生きる植物の研究に
すべてを捧げると決めています。
だれともつきあうことはできないし、
しないのです。」
植物の遺伝子研究にわ、
シロイヌナズナという植物を使うらしいですにゃ。
専門的な理系のお話だけど、
理科のことを知らなくてもわかるように
かかれているですにゃ。
顕微鏡で、シロイヌナズナの葉を
観察する場面があるのだけど、
「そこに広がっていたのは、
銀河だった。暗闇のなかに、無数の銀の粒がちらばっている。」
表現が美しいから、チビクロも、 顕微鏡で見える細胞を、ぜひ、見てみたいと思ったですにゃ。
知らない未知の世界を知りたいと情熱を燃やす人と、その姿を美しいと思う人が
いるですにゃ。
三浦しをんの作中にわ、
明るく生き生きと
人物が描かれるのだけど、
濃厚な死の存在も必ずあり、
光と暗闇との対比がされるですにゃ。
暗闇があるから、光があり、
光があれば、影があって、
暗闇があるのか、
切り離せない問題ですにゃ。
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読んだ後、なんか
すがすがしい気持ちになりましたにゃ。
素晴らしい作品
ありがとうございましたにゃ。
三浦しをんさんの、他の作品も
読んでみようと思ったのでしたにゃ。
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。