*事故の内容から、死者31人と言う数字はあまりに過少と感じたが。ヤッパリ、という数字が出てきた、
*イグニッションキーの誤作動によってエアバッグが開き、その結果の事故死もアルという報道を見た記憶がある、
米消費者団体「センターフォーオートセーフティー」は3/13日、GMが今年2月にリコールした2車種で事故時にエアバッグが出ず、これまでに303人が死亡したとする文書を公表した。この文書は、米運輸省のNHTSA長官への公開書簡のかたちをとっており、消費者団体からの告発を受けて、GM、NHTSA両者の今後の出方が注目される。
公開された文書によると、GMが2月にリコールしたサターンの『ION』とシボレー『COBALT』の2つの車種について、2003年から2012年にかけて、エアバッグが作動しない事故が相次ぎ、あわせて303人が死亡したとしている。
また、この欠陥を見抜けなかったのは、「NHTSAが目を背けていたからだ」と、厳しく批判している。GMの今回の問題については、10年以上にわたってトラブルを放置するなど、隠蔽体質が指摘されている。米国の司法界では、もし故意に情報を隠したとなると、「フロード」と認定されて極めて不利な立場に追い込まれる恐れがある。
米GMリコール問題、監視団体が303人の死亡につながったと公表
[デトロイト 13日 ロイター] -自動車安全の監視団体であるセンター・フォー・オート・セーフティーは13日遅く、米ゼネラル・モーターズ(GM)のリコール(回収・無償修理)問題に関し、エアバックが作動しないことが原因で、303人の死亡につながったとする新たな調査を公表した。
GMはリコール対象となった車種で、34件の事故が発生し、12人の死亡につながったとの報告を受けたと明らかにしていた。
この監視団体は事故の件数や死者数について、道路交通安全局(NHTSA)の統計システムのデータを参照したとしている。
GMは13日遅く、新たな調査が「粗いデータ」に基づいているうえ、厳密な分析もなく、「結論を導き出そうとする試みは、ただの推論」と指摘した。
GM、リコール対象車の保有者に500$支給?
*3~4年前の、トヨタ自のリコールを今、想記すると、GMのこのやり口は血がニエクリカエル?アメリカのメディアも時によって日本とオナジ?
米ゼネラル・モーターズ(GM)は、点火スイッチのリコール(回収・無償修理)の対象となった車種の保有者の中で、手持ち自動車の下取りか新車の購入またはリースの希望者に対し、現金500ドルを支給する。今回のリコール対象車は160万台に上っており、対象車種を保有する顧客の不満を和らげることが狙い。
GMは、この現金支給が2013年・14年・15年型の「シボレー」「ビュイック」「GMC」「キャデラック」モデルの新車購入およびリースに対して4月30日まで受給可能であることを顧客に通知するよう、販売代理店に勧告した。さらに、救済策として買い戻しは行っていないと知らせるよう指示した。
GMは12日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)に提出した文書の中で、現金支給策と販売代理店への勧告の詳細を説明した。
さらに販売代理店に対しては、新車販売促進のために現金支給策を利用しないよう忠告した。GMの広報担当はこうした取り組みについて、リコール手続きの迅速化に向けて販売代理店の役割を強化するという、メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)の約束の一環だと述べた。
GMはこれまで、リコール対象車のスイッチ修理・交換を4月から開始する予定だと述べてきた。対象車種には、2005年~07年製の「シボレー・コバルト」と「ポンティアックG5」、2003年~07年製の「サターン・アイオン」、06年~07年製「シボレーHHR」と「ポンティアック・ソルスティス」、07年製の「サターン・スカイ」が含まれる。これらの車種では、運転中に点火スイッチを強く動かしたり負担をかけると、スイッチが「オフ」に切り替えられ、エアバッグが作動しない恐れがある。
GMはあらためて販売代理店に対し、点火スイッチに負担をかけてはいけないと顧客に指示するよう忠告した。サターンとポンティアックの保有者は、シボレー、ビュイック、GMC、キャデラックのいずれの代理店でも修理を依頼することが可能だ。
GMは、12人の死亡につながったとされる点火スイッチの不具合がリコールに至るまで、なぜ10年近くかかったのか説明しようと苦境に立たされている。同社は11日、死亡者数を数える際に重複していた事故があるとして、死者数を13人から12人に訂正した。
GMは販売代理店に対し、リコールが遅れた理由を尋ねられた場合は、同社は顧客の安全を最優先に考えているほか、リコールにつながった事故を遺憾に思い、あらゆる調査に協力していくと述べるよう指示した。