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扶余・陵山里古墳群 百済王陵級墓2基を確認

2016年09月22日 | 韓国の遺跡・古墳など
 韓国・文化財庁は20日、今年6月から扶余・陵山里古墳群(부여 능산리 고분군、史跡第14号) 4次発掘調査をした結果、2基の古墳が王陵級と確認したと発表した。百済の王陵級墓が発掘されたことは、武寧王陵(무령왕릉)以後、今回が初めてだ。
 陵山里古墳群には古墳17基があるが、追加発掘調査で、8号墳と10号墳が王陵級とみられることが新たにわかった。 2基の古墳は直径が15~20mであり、横穴式石室構造で造成されていた。王陵級とみられるのは、百済王陵級墓で確認される護石(호석・둘레돌)が囲まれているためである。 古墳入口から死体を安置する部屋まで通じる羨道から、漆とともに金で覆われた木棺片、金銅釘等も発見された。木棺は武寧王陵などで主に発見された高級木材であるコウヤマキ(금송、金松)で製作されたことが確認された。
 これまで存在が確認されていなかった古墳3基も今回の発掘調査で発見され、陵山里古墳群の古墳は合計20基に達した。
[参考:聯合ニュース、大田新聞、CAMニュースほか]

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